学校生活(ブログ)

継 承【学習発表会】

11/8(金)、学習発表会を実施しました。

本年度のテーマは、「継承~未来に受け継ぐ楓の伝統~」です。各学年が人権学習や日常生活などで学んだことを保護者の皆様や地域の方々に発信していくことが、楓の伝統を築いていくことになるという思いが込められています。

 

 

 

 

 

 

 オープニングは、中島劇団の寸劇から始まりました。3年生のすばらしいバイタリティが発揮された時間でした。

 

 

 

 

 

 

 1年生のテーマは「もやい~水俣が教えてくれたこと~」です。

 「水俣学習」で水俣病資料館で語り部をされている杉本肇さんとの出会いを通して、水俣病のこと、ご自分の家族のこと、現在の水俣のこと、そして未来を生きる生徒たちへのメッセージをはじめとして、たくさんのことを学び、それらを表現していきました。また、自分たちにとっての「もやい」とは何なのかについて発表していきました。最後はそれらの思いを「2001年 水俣ハイヤ」として学年で踊りました。1年生の思いが形となった発表でした。

 

 

 

 

 

 

 2年生は 「つなぐ~折り鶴に込められた平和への思い~」をテーマに、修学旅行で訪れる広島に関する平和学習を通して学んだことについて発表しました。

 被爆体験伝承者の馬場由美子さんから聞いた原子爆弾の仕組みや当時の状況、被爆された方々やご家族の苦しみ、復興までの道のり、そして平和記念公園にある「原爆の子の像」、「千羽鶴の塔」のモデルとなった佐々木禎子さんについての学びを通して、未来を担う自分たちがつなぐ平和への思いを発表していきました。「今年度が合志楓の森中学校の平和学習の広島に関する平和学習のスタートである」との思いを伝えていきました。

 

 

 

 

 

 

 3年生は「ハンセン病問題学習 仲間と共にともに生きる」を発表しました。 

 

 

 

 

 

 

 7月の菊池恵楓園でのフィールドワーク、自治会の太田明さんや杉野桂子さんのお話を聞いたことをもとに ハンセン病問題についての歴史や背景、菊池恵楓園内の入所者の方々の暮らしぶりや願い、そして太田さんと杉野さんの生き方をプレゼンテーションや劇として発表していきました。

 

 

 

 

 

 

 最後は、飯開輝久雄さんから教えていただいた「希望の鐘」を全員で合唱して「二度と同じ過ちを繰り返さない。ハンセン病に対する差別や偏見をなくしていく、仲間と共にこれからもつなかっていく。」という思いを伝えました。

 劇が終わった後、ご来場いただいていた太田さんが直接3年生に向けて、希望と感謝を伝えてくださいました。

 

 

 昼昼食、休憩をはさみ午後からは、合唱コンクール、そして吹奏楽部による演奏です。

 審査員として、本小学校、中学校の校歌の作詞・作曲を手掛けられた赤星誠司先生をお招きしました。

 緊張感漂うなかでの合唱となりましたが、各学級心に届く合唱でした。感動しました。

 なかでも3年生の合唱は、心が揺さぶられました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 合唱コンクールの後は、吹奏楽部の演奏があり、会場が一体となったすばらしい時間となりました。

 

 終日の学習発表会となりましたが、今回の学習発表会にあたり、御講話や様々な取材をお引き受けいただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

 

 また、保護者の皆様におかれましたは、これまで様々な面でご支援いただき心より感謝申し上げます。今後とも本校の教育活動にご理解とご協力をよろしくお願いいたします。(文責 高田)