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生徒の居ない場所が物語るもの

 下の写真は、体育の授業のため、生徒が不在のある教室です。机上は綺麗に整理され、椅子も整えられています。背面の整理棚も決まりを守って使われています。また、その下の写真は、生徒の下足箱の様子です。こちらも靴のかかとが綺麗にそろえられています。どちらの状況からも、生徒の「自分の持ち物や学校の施設を大切に使おう」という気持ちが伝わってくるようです。

 このように、学校には生徒の居ないときにこそ、集団の様子がわかる場面があります。教室が整理整頓されて使われることは、一見当たり前のことのように思われるかもしれませんが、生徒指導困難校(いわゆる荒れた学校)では、このような当たり前のことが成り立ちません。また、このような価値観が崩れるのは一瞬です。いかに七中といえども、この価値観が一旦崩れてしまうと、整理整頓ができないばかりか、授業すらまともに成り立たなくなる可能性さえあります。私たちはこの状況を常に危機感を持って大切にしていきたいと思います。