2020年10月の記事一覧
あなたならどうする「日本のごみ箱をもっと増やして!」②
(つづき)
昨日の記事「日本のごみ箱をもっと増やして」という新聞投書を資料とした、
1年生での道徳の授業のつづきです。
授業では、投書を読んで、生徒たちにまず自分の意見・理由を書いてもらいました。
河本さんはこの時点で
「まだ使えるものもすぐ捨ててしまいゴミの量が増える」
「ごみ収集車で集める人がたいへん」
「ごみ箱がなかったら家に持ち帰って捨てればいい」
「ごみ箱をたくさん置くと日本のきれいな景色に、ごみ箱が目立ってしまう」
など、いくつもの多角的な視点から意見をメモしていて、びっくりしました。
そして、フリーにお互いの意見を交流しました。
その後、ミニ・ホワイトボードに意見を書いて、黒板に掲示しました。
「ごみ箱を増やす」に賛成の理由では、
「ポイ捨てがなくなるから」が多かったようです。
また、反対の理由では、
「ポイ捨ては人の意識による」という理由に集約できました。
私は「ごみ箱が増えたら、ポイ捨てがなくなるって本当でしょうか」
と全体に投げかけてみました。
次に、道徳の教科書に載っている賛成・反対の3つの意見を読みました。
Aは「観光名所や公園には設置して」という、投書への賛成意見です。
Bは「ごみ箱の完全撤去を希望します」という反対意見です。
ごみは「各自が責任をもって処分すべきではないでしょうか」という強気の意見でした。
Cは「街にごみ箱がないと落胆せずに、ごみを持ち帰ることも考えてはどうでしょうか」、
ごみ箱が少なくて戸惑う外国人観光客には「環境を守るために持ち帰りましょう」と
伝えていきましょう、という意見でした。
ここまで交流したり、黒板に張られたホワイトボードを見たり、
A~Cの意見を読んだりして、
最後の自分の結論をもう一度まとめてもらいました。
はじめの考えからすると、みんな考える視点が広がり、感心しました。
いくつかの意見を抜粋して紹介します。
賛成「意見Bの自分の出したゴミは自己責任で、という意見は少し共感しました。
しかし、私たちの学校でも、マスクをごみ箱に捨てるなど、呼びかけてもなおりません。
ならば、観光客のためにも、ごみ箱を増やした方がいいと思います」(生嶋くん)
自分の身近な問題と関連させて考えていますね。
反対「ごみを、そこらへんで簡単に捨てられるようになると、
街にポイ捨てをする人々の意識が弱まり、
よけいに環境が汚れるようになると思います」(冨永さん)
反対の人の代表的な意見です。
では、意識を高めるためには、できることはないのでしょうか。
大人でも頭を悩ます問題ですね。
そこまでは、今日は難しかったようですね。
最初は賛成でしたが後で反対に変わったという人も何人かいました。
そのうちの一人です。
「ごみ箱はたしかに、カラスなどがあさると衛生面でよくないし、
身体の不自由な方々のじゃまになります」(大田さん)
公徳心だけでなく、公共の福祉にも視点が広がってきました。
1時間の授業で、生徒の皆さんは、いろいろな視点で考え、
他の人の意見から何かを学んでいました。
授業の最後には、
公徳心、ルール、個人の意識と社会問題、環境問題などに関する最近の出来事から、
2つのニュースを紹介して、終わりました。
「じゃあ返します」買い物カゴ持ち去り急増…レジ袋有料化で被害相次ぎスーパー悲鳴
GoToイート悪用に飲食店悲鳴 「トリキの錬金術」!? で1000円分のポイントゲット…荒稼ぎ防止に条件見直しへ
社会の出来事にも関心をもって、自分なりに考える習慣がついてくれればと思います。
★6月は食育月間です。
6月の「給食だより」に「食育月間」や「食育」について掲載されています。
「給食だより」をぜひご覧ください。
★天草市消費者生活センターからの注意喚起です
ご一読ください。
★天草市教育委員会より
「天草市における
『学校部活動の地域移行』
に関する進捗状況について」のお知らせがありました。
資料を添付しておりますので、ご一読ください。
Let’s go to the library!!
【今週のくまTOMO】ごみ / 鳥
3月16日のくまTOMOの記事から、
「健康へのえいきょう心配 プラスチックごみ」
「KUMAMOTOとりさんぽ 県農業公園 春の合志市を散策」
をピックアップして関連図書を集めました。
鳥の本は、眺めるだけでも楽しいです。
『366日の誕生鳥辞典』は、その鳥にまつわる伝承や由来を元に誕生鳥が制定してあり、自分の誕生日の誕生鳥はどんな鳥か調べたり、自分と似ているところはあるか想像してみたりして楽しめる本です。
御所浦のイベントにあわせて…
御所浦の、恐竜の島博物館で一周年記念イベントが3月15日にあるそうですね。
現在、図書室前の廊下には、
イベントにいらっしゃる小林快次さんの著書
・『ぼくは恐竜探険家!』
・『恐竜時代』、
小林さんも監修者の一人である『NHKスペシャル恐竜超世界IN JAPAN』
と、そのた恐竜関連の本を並べて置いています。
気になる方はぜひ借りてみてください。
「アスクレピオスの杖」
校長先生から紹介された、「アスクレピオスの杖」のお話について振り返ってみたい方、
図書室にある『世界の神々大図鑑』(グラフィオ/編集、金の星社)をご覧ください。
NDC 164 (神話、神話学)
※現在は特集コーナーに置いています。
【くまTOMO】不登校/いじめ
今回のくまTOMOの中から、
「不登校34万人 増加続く」
「いじめも過去最多」
の記事に注目して、関連する本を集めました。
気になる本があったら、ぜひ借りてみてください。
※冬休み特別貸出中!一人5冊まで借りることができます。(返却は1月10日まで)
【くまTOMO】世界遺産/走り方
今回のくまTOMOの中から、下記の記事に注目して、関連本を集めました。
・「親子走り方教室」
・ナスカの地上絵
左側に走り方の本、陸上関連の本、右半分には世界遺産の本を置いています。
☆パラパラとめくってみたり眺めてみたりして、気になる本があったらぜひ借りてみてください。
【くまTOMO】氷
今回のくまTOMOから、「氷の不思議」の記事に関係する本を集めています。
氷に関する本。
『空想科学読本』には、氷を操るキャラクターを科学的に解説しているページがあります。
氷のキャラクター、みなさんは誰が思いつきますか?
【くまTOMO】猫島(湯島)/ノーベル賞
今回のくまTOMOから、湯島の記事とノーベル賞の記事に注目して、関連する本を集めています。
湯島に関する本は、熊本日日新聞社が発行した『猫島ありのまま』がありました。
ノーベル賞に関する本は、ノーベルさんのこと、ノーベル賞を受賞した人々の本を集めて置いています。
(ここの本ももちろん借りることができます)
コラボ給食
今週の給食は、図書とコラボしたメニューでしたね。
火曜日の給食で紹介された『食堂かたつむり』と、
水曜日の給食で紹介された「めぐろのさんま」が読める『落語ものがたり事典』
を廊下の特集コーナーに集めました。
また、「ごはん」に関するお話がたくさん載っている、『つやつやごはん』も一緒に置いています。
物語と食をいっしょに楽しみましょう。
【今週のくまTOMOコーナー】ごはん/感染症
今回のくまTOMOの記事の中から、
「ホテル日航熊本 食育イベント 稲刈り、すし作り」に注目して、[おにぎりの本や和食の本]
そして
「感染症増え最大級の流行」の記事より、[感染症関連の本]
を集めて置いています。
気になったらぜひ借りてみてね。
【今週のくまTOMO】ネットトラブル【記事関連本コーナー】
今回のくまTOMO、「ぷれすけの教えてネット Q オンラインゲーム 注意点は?」の記事に注目!
関連する本を集めています。
ネットで起きやすいトラブルとは・・・?
(このコーナーの本ももちろん借りることができます)
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森 健一
運用担当者 唐田 尚子
住所:天草市久玉町2364番地
電話:0969-72-3214
since 2017.4.10
700,000access 2023.7.25
800,000access 2023.11.4
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900,000access 2024.2.29