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2020年10月の記事一覧

半沢直樹の名言からの両さんの名言

日曜日の夕方になると

「お魚くわえたどら猫」という歌が聞こえて来て、

その明るいメロディとは裏腹に、

「あ〜日曜も終わりか」

「明日からまた仕事か」

とプチ憂うつになることを

「サザエさん症候群」と言ったりしました。

私も大人になってから、日曜朝の「関口宏のサンデーモーニング」のBGMを聞くと

なんかがっかりしていた時期もあります。

 

それが最近は様相が変わり、

ドラマ「半沢直樹」を見て、

日曜夜に元気をもらっていた人も多いのではないでしょうか。

ただ、そんな人の中にもドラマが終了して、「直樹ロス」になっている人もいるかもしれません、

私はどちらかというと、「大和田ロス」です。

(ちなみに先日、ある人から「校長先生は大和田常務に感じが似てますね」と言われ、ずいぶんショックを受けましたが)

 

 『半沢直樹』の名言ランキング、大和田の「おしまいDEATH!」を超えて1位に輝いたのは?

という記事がありましたので、見てみましょう。

第3位:「大事なのは感謝と恩返しだ」(半沢直樹)

今回のシリーズのキーワードの一つかもしれませんね。

 

第2位:「君はもう、おしまいです。お、し、ま、い、DEATH!」(大和田暁)

われらが大和田さんの言葉がランクイン。

重要なのは、言い方ですけど。

 

では、第1位は…。

第1位 :「生きていれば何とかなる。生きていれば、何とかね」(半沢花)

顔芸があふれる中で、最終回にほっとするような言葉でした。

記事でも

*****

暗いニュースが多い昨今、深い意味を読み取って感動した方も多いはずです。

絶体絶命のピンチでも、

こうして励ましてくれる家族がいる半沢は、「敵なし」かもしれませんね。

*****

 とありました。

 

ここで、私の手元に持っていた、

 マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の一場面をご紹介します。

 

 

両さんの

「今に見ておれ」と

「悩んだらまず「生きる」モードに切り換えてからスタートだ!」

の名言は、忘れないようにします。

アントニオ猪木対大木金太郎戦(1974/10/10)に学ぶ

アントニオ猪木選手はプロレスラー人生の中で、数多くの試合をされたと思いますが、

私はそのうちの3つの試合から、多くを学びました。

 

【2020/6/26】校長室ブログ 格闘技世界一決定戦(1976/6/26)に学ぶ

 

今回はその2試合目、1974年10月10日の対大木金太郎戦です。

 

この年1974年(昭和49年)は、猪木31歳、多くの名勝負を残しています。
3月19日にはストロング小林との日本人同士の対決(昭和の巌流島)をジャーマン・スープレックスで制しました。
6月26日には、タイガー・ジェット・シンとの「腕折り」試合。
そして、この10月10日のNWF世界ヘビー級選手権試合では、大木金太郎と対戦、13分13秒でバックドロップからフォール勝ちをしています。

 

この試合の時、私は中学2年生でした。

この試合での技らしい技といえば、

大木選手の頭突きと猪木選手の右パンチ、

そして最後のバックドロップぐらいしかない試合です。

試合時間もわずか13 分余りです。

そんな試合に何があったのでしょうか。

 

この試合では、途中から

大木選手が頭突きをして、それを受けた猪木選手がよろめき、後退して、膝をつく

という場面が続きます。

一発頭突きをすると、大木選手は敢えてそこから追い詰めず、

膝をついた猪木選手と対峙したまま、

間を取るという展開です。

観客は

行け!大木

立て!猪木

と二人の対峙を見つめます。

このまま大木は伝家の宝刀頭突き一本で勝負するのか、

猪木は大木の頭突きを受け続けて倒れてしまうのか、

返し技で逃れないのか、

そもそも頭突きでくるとわかってるだろう、なんで逃げないのか。

 

すると、ある時点で何か吹っ切れた?のか、

猪木は立ち上がると、

頭突きを叩きこまれ続けている

自分の額を指差して

口の動きで分かるのですが、

明らかに「来い、この野郎」と挑発するのです。

は?

逃げるんじゃなく、

額を差し出す?

大木も意地になって頭突き以外の技はしません。

頭突きで来いと言われた額に、

やっぱり何度も思い切り頭突きを叩き込みます。

さすがに痛いのでしょうか、その度に猪木は後退、膝をつきます。

意地と意地の張り合いで、

冷静になって見れば、

頭突きをする、もう一度頭突きで来い、と言うやりとりに過ぎません。

 

ただそれだけですが

昭和のプロレスでは、しびれる展開であります。

 

私がこの単調な試合から学んだことは、

「開き直り」

です。

困難な状況とか予期せぬ出来事があり、

八方ふさがりのように見えても、

 

「もう、いいや」

「考えたってしょうがない」

「やれるもんならやってみろ」

 

まぁつまり

「来い、この野郎」と

肚を決めて開き直ることの

ある意味潔さ、

折れない気持ち

を学びました。

人生なんとかなるものではないのか

と思うことです。

 

試合は、一瞬攻めあぐねた大木のスキをとらえて、

猪木が右パンチを返し(これは反則ですが)、

形のきれいなバックドロップで勝つのです。

 

人生はそんなきれいな一発逆転はないでしょうが、胸のすく昭和のプロレスでした。

 

誰も皆哀しみを抱えてる

だけど素敵な明日を願ってる

(ミスターチルドレン「HANABI」)

「すぐにやろう」がいいだろう

以前、「1分間ルール」ということをお話したと思います。

「1分以内でできることは、その時やる」という簡単なことで、

例えば「使ったハサミはすぐしまう」というようなことです。

これができそうでなかなかできません。

ちょっとしたことだからこそ、後でいいや後でいいやと

先延ばしにしていると、

それが積もり積もって身辺が散らかってしまいます。

身辺が散らかると、それが心のどこかに引っかかって、

気持ちも散らかってしまい、集中力も散漫になってしまうわけです。

 

似たようなことを、

メンタリストDAIGOさんのこの本にも書いてあるようです。

自分を操る超集中力 

(↑本の紹介)

Amazonに注文しましたが、まだ届かないので、

今回はそのプレビューから紹介します。

 

*****

 「シンクに洗い物をためると集中力ダウン」

集中力を高めるために実施すべき良い習慣、改善すべき悪い習慣が紹介されている。
悪い習慣の一例としてあげられているのが、

シンクに洗い物をためてしまうことである。
「いつ洗おうか」などとといった思考が働き、

集中力を低下させるのだ。
それに対しDaigoは、シンクにお皿を持って行ったら即、

洗うようにすることを提唱している。

*****

 

片付けなきゃなぁ、片付けなきゃなぁと毎日毎日部屋を眺めている私には、耳の痛い指摘でした。

 

また、こんなレビューもあります。

*****

「一歩目のハードルを下げる」

集中力をあげる為の具体的なノウハウが書いてあり、非常に実践しやすい。
中でも、一歩目のハードルを下げるというやり方は、かなり役にたっている。

無理に目標を立てるから、やらない→やらなかったことへの自己嫌悪→もっとやらない、といった負の連鎖が起こる。
であればハードルを最初からめちゃくちゃ低くして、
例えば参考書2pだけ読むとかにすれば疲れていても続けられる。

しかも2p読んだら、勢いがつけば10p進むこともある。

毎日2pだけでも続ければ、自信がつく→やる気でる→はかどるという好循環が生まれます。
一週間に一回10p勉強よりも、

毎日2pで一週間14pの方が進捗もはやいということです。

*****

 

このようなことは、生徒の皆さんが家庭学習に取り組む際にも参考になるのではないでしょうか。

私でも、デスクワークをする時には、

まず短時間でできる、比較的簡単に済む確認作業などから取りかかります。

一歩目のハードルを下げるわけです。

そして、それをステップとして、少し調子が出てきてから、

次に、じっくり考えていくような仕事をします。

 

集中力をつける、発揮するということは

同じ時間でも有効に使うことです。

「あとでやろう」は〇〇野郎 という少々乱暴な言葉もありますが、

「すぐにやろう」がいいだろう と思います。

身の回りのことを少し見直してみてはどうかなと思いました。

 

かぐや姫現わる

1年生が竹取物語を学習しています。


さて、ももたろうのお話では、

主人公ももたろうはどうやって登場するでしょう?


子どもたちにこう尋ねると


むかしむかし、あるところに

おじいさんとおばあさんがおりました。

おじいさんは山へ柴刈りに

おばあさんは川に洗濯に行きました。

おばあさんが洗濯をしていると、

大きな桃が

どんぶらこどんぶらこ、と

流れてきました。

おばあさんが桃を持って帰って、

おじいさんと桃を割ってみると、

桃の中から

元気な男の子が出てきました。

 

 

だいたい、ほとんどの子どもがこのように

お話をしてくれます。

いえ、

一か所だけ異論を唱える子どもがいて、こう言うことがあります。

「先生、どんぶらこどんぶらこ、ではなくて、

どんぶらこっこすっこっこ、です。」

「え〜」ということになって、

ここで激論が戦わされることになるのです。

どんぶらこどんぶらこは、桃が大きい様子がつたわりますが、

どんぶらこっこすっこっこは、

川の流れが早く、流れる桃のスピード感に

変化がありますね。

などとその違いを確認したりします。


そうこうしているうちに、

「では、かぐや姫のお話はどんな出だしかな?」

と聞くと、見事なまでにみんな記憶がバラバラなのがわかります。


ああじゃない、こうじゃないと盛り上がったところで、

「実は、かぐや姫のお話は、ももたろうと違って、文字に残った原作があります」

「ほんとの出だしはどうなっているのか、原作を見るとわかるのですが、読んでみたいかな?」


と言って、教科書を開けましょう。

 

今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。

野山にまじりて竹を取りつつ、

よろづのことに使ひけり。

名をば、さかきの造となむいひける。


その竹の中に、

もと光る竹なむ一筋ありける。

あやしがりて寄りて見るに、

筒の中光りたり。

それを見れば、

三寸ばかりなる人、

いとうつくしうてゐたり。


(現代語訳)

今となっては昔のことだが、竹取の翁という者がいたということだ。

野山に分け入って竹を取っては、種々の(道具を作る)ことに使用していた。

名を、さかきの造といったそうだ。


(ある日、)その竹の中に根もとの光る竹が一本あった。

不思議に思って近寄って見ると、筒の中が光っている。

それを見ると、三寸ほどの人が、たいそうかわいらしい様子ですわっている。


なんと原作では、おじいさんの名前も明示してある!

しかも、見つかった時のかぐや姫姫の身長まで明示してある!


という発見が楽しいです。

 

この映画では、

科捜研の方が、かぐや姫に扮していらっしゃっいました。

らすとでは、すごいUFO?がかぐや姫をお迎えに来ます。

 

 

寺元先生の書道教室に学ぶ

昨日から、寺元先生に書写の授業をお世話になっています。

東小時代からご指導いただいた生徒も多いと思います。

地域学校協働本部の宇良田コーディネーターのお世話で、

今年度から本校でも授業していただけるようになりました。

 

東小に伺ったときに、教室や廊下に掲示してある書写の作品を見て、

どうやったらこんなに上手になるんだろう??

と思っていましたので、私自身も楽しみにしていました。


昨日、実際に授業の様子を参観させていただきました。

やはり、たいへん勉強になった点がありました。

その中から、3つお話しします。


1 教材の準備。

寺元先生は、教科書のお手本を使って、

条幅の原寸大のお手本をつくり、

全生徒の名前を行書でお手本を書いて、準備してきていただきました。

授業の最初にお手本が配られた時、

自分の名前が行書でかっこよく書いてあるのを見て、

びっくりしている生徒もいました。

とても手間がかかる事前準備だと思いますが、

こんな見やすい自分だけのお手本が手元にあれば

意欲もわくし、いいなと思いました。

とてもありがたいことです。


2 丁寧なスモールステップ

文字の一画一画について、

筆の入りの向き、方向、太さ、筆の抜き方など、丁寧に書き方を指導されています。

清書を書かせられる時も、

一画一画、ポイントを押さえながら、じっくり大切に書かせておられました。

その丁寧なスモールステップの指導で、

生徒たちの集中力も持続して取り組めたと思います。


3 声かけ

先生ご自身も「声かけが大事だと思っています」とおっしゃっていました。

たとえば、上手に書くためのポイントを指示される時の声かけ。

筆で書く部分の線の角度や太さだけでなく、「白い三角形を作る」ように筆を運ぶなど、

視点を変えて指示されていました。

また、個人個人を指導される時も

できているところを一つ一つ褒めておられました。

次の活動への意欲を引き出しておられました。


生徒たちだけでなく、松下先生と私にとっても、たいへん勉強になりました。


急造の書道教室(多目的教室)での連続2時間の授業でしてが、

中身の濃い充実した授業でした。

寺元先生、今後の授業も引き続き、どうぞよろしくお願いします。

特別講師 寺元先生の書写の授業がスタートしました(2020/10/6)