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2020年9月の記事一覧

家政夫のナギサさんからの「人は見たいものしか見ようとしない」

できるところだけじゃなくて、できないところも見てあげてください。 (ナギサさん)

 

9月8日付けの朝日新聞「折々のことば」に、こんな言葉が紹介されていました。

テレビドラマ「私の家政夫ナギサさん」3話の中でのセリフだそうです。

火曜ドラマ『私の家政夫ナギサさん』|TBSテレビ

 

家政夫ナギサさんが、主人公のメイさん(娘)に大きな期待をかけているお母さんに、

言ったセリフだそうです。


お母さんが「あなたは何でもできる」と娘に夢を託し、「娘もそれに懸命に応えてきた」というメイさんのきつさに気づいて言った言葉とのことです。


なるほど、人を見る時、ある一つの見方に囚われてしまっては、

なかなか本質を見て取ることは難しいのかもしれません。

このコラムの筆者は

「人は見たいものしか見ようとしない」

とコラムを締めくくっています。


一方、私が先生たちによくお話ししているのは、

「子どもたちのできないところを指摘するよりも、

できているところを認めて、そこを増やしていきましょう」

ということです。

 


「人は見たいものしか見ようとしない」のだとしたら、

意図的に「できているところ、いいところを見てやろう」と努めてはどうでしょう。

 

たとえば授業中に、20分経って集中が切れてしまってから叱るよりも、

18分経過した頃に、

「集中してるね。いいぞ、その調子」と認めて褒めようという、

「先手必笑」の精神です。

 

また、「ぐずぐずしない」と注意することも時に必要でしょうが、

「慎重にやってるね。こうやると少し速くできるよ」

と、プラスの言葉でリフレーミング(とらえ直し)して、

そのうえで、どうしたらいいのか、プラスのアドバイスができたらいいなと思います。

 

かく言う私自身もなかなかそういうことはできずにいますが、

もっともっと前向きに生徒たちを見守っていきたいと思います。

 

校区の大判ハザードマップをつくりました

7月の集中豪雨、今回の台風9号、10号と、防災の備えの大切さを痛感しました。

そこで、前から懸案だった、校区の大判ハザードマップを作成しました。

といっても、天草市【牛深地域版】の総合防災マップ(皆さんのお宅にも配布されたと思います)を

バラバラにして、つなぎ合わせたものです。

事務室の野中先生にもお手伝いいただいて、

ラミネートしたものを、ジグソーパズルのように貼り合わせました。

今回使用したのは、「土砂崩れ、洪水」のハザードマップですが、

生徒たちの自宅周辺には、注意が必要な区域も多いようでした。

また、スクールバスの路線をマジックでたどってみましたが、

校区の広さを今さらながらに実感しました。

校内に掲示して、防災教育に役立てたいと思います。

台風10号の新聞記事 各紙を比べてみた

台風10号の影響でお亡くなりになった方、被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

 

さて、今朝の新聞の1面には台風の記事が多かったようです。

 

NIE(教育に新聞を)活動というものがあります。

新聞を活用して、情報収集力や読解力、社会的な見方・考え方を育もうという取組です。

本校は今年度、NIE(教育に新聞を)活動の実践校に指定をいただいています。

毎日、数紙の新聞が配達されてくるのですが、

3Fへ行く階段の手前に、その新聞の中から記事をピックアップして紹介しています。

毎日、あまび笑さまのコメント付きです。

昼の放送では、文化・放送委員がこの記事を紹介し、自分の考えたコメントも放送しています。

 

NIEの学習の観点から、今朝届いた新聞6紙の1面に掲載された、

台風10号を扱った記事を全部掲示してみました。

(右端は9/4金曜の「猛烈台風迫る」と警戒を訴えていた記事です)

ちょっと見てみます。

まず熊日新聞です。「爪痕」の文字が痛々しいです。死亡者、不明者の数を取り上げています。

地元紙だけあって、人通りの少ない下通アーケードが大きく掲載されています。

 

朝日新聞です。停電、避難の数を大きく見出しにして、写真は宮崎県の大きな土砂崩れの写真です。

 

読売新聞です。こちらは死亡者とけが人の数です。写真はやはり宮崎県の土砂崩れです。

 

産経新聞です。ふだんはなかなか目にしない新聞です。

九州以外に読者が多いためか、尖閣諸島の問題の方が大きく扱われていますね。

 

日経新聞は経済専門紙ということもあって、

おわかりでしょうか、台風の記事は、小さい扱い(中央下の方)です。

 

さて、私が興味を持ったのは、毎日新聞です。

被害の記事の横に大きく、

「9号影響で発達抑制 海かき混ぜ水温低下」

と、10号が予想より発達しなかったのは、

直前に同じように東シナ海を北上した9号が原因と、

科学的に説明してありました。

台風については、中学2年生の理科で学習しますが、たいへん参考になる記事だと思いました。

9号も各地で大きな被害をもたらしましたが、

それが10号を抑える働きにもなるとは、自然とは不思議だと思いました。

あまび笑さまもこうコメントしていました。

今後も生徒たちには、新聞記事を紹介していきます。

 

台風10号が過ぎて、青空が

台風10号が通り過ぎました。

被害に遭われた皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 

幸い、本校校舎及び施設には被害はありません。

校舎4Fなどは強風の心配をしましたが、

生徒の皆さん、先生方が事前の備えをしてくれたおかげで、

風雨に負けず、大丈夫でした。

古く小さな体育倉庫、農具倉庫も頑張ってくれて、異状ありませんでした。

踏ん張ってくれた校舎には、「頑張ってくれてありがとう」となでてあげたいぐらいです。

 

施設の被害と共に心配したのは、

停電、断水等のライフラインの寸断や

通学路、スクールバス経路の被害でした。

生徒のお宅では、停電が長時間にわたったお宅もあり、大変かと思いますが、

学校や給食センターでは、停電、断水等のライフラインは大丈夫でした。

また、通学路、スクールバス経路も、

一部波が打ち上げた冠水や、折れた樹木の倒れ込み等はありましたが、

明日は支障がなさそうです。

午前中に、東小の田﨑校長先生と回ってみましたが、

消防団の方が懸命に整備をされていました。

おかげさまで車が通れました。

 

明日は、スクールバス運行、給食、部活動を含め、通常通りの授業ができそうです。

 

道路の安全確保をしていただいていた消防団の方をはじめ、

先週金曜日から食材等を周到に準備いただいていた給食センターの皆さん、

停電、断水の被害が最小限になるよう、

台風接近前から準備・対応いただいた電気・水道関係の皆さんの努力のおかげも

大きいかと思います。

ライフラインの影響が最小限で済んだのは、偶然ではないと思います。

 

7月の豪雨の折りに、熊本地震の時の体験をこの欄で書きましたが、

(校長室ブログ(2020/7/7) 白みはじめた空と電柱の思い出)

普通に生活できることのありがたさ、

そのために頑張っていただいている方のいることのありがたさを、また今回も感じたところです。

 

9時半頃、久玉の南の空に青空が見えたときは、

ほっとして、うれしくなりました。

生徒の皆さん、明日は元気に会いましょう。

保護者の皆様、たいへんだったと思いますし、まだたいへんな地域もあるかと思いますが、

お疲れ様でした。ありがとうございました。

 

今日は「2週間ルール」について

皆さん、台風への備えはお済みでしょうか。

日本中で被害が最小限ですむことを祈っています。

皆さん、どうぞお気をつけください。

 

さて、昨日は身辺整理のための「1分ルール」についてお話ししました。

今日の話は「2週間ルール」です。

といっても、片付けの話ではありません。

この記事を参考にしています。

本気で目標を達成したいなら「2週間ルール」に従うべし

 

この記事では、

ある目標に向かって努力をし始めても、数日のうちに思ったような結果が出ないとなると、

人はすぐに諦めてしまう傾向があると言います。

 

そこで「2週間ルール」の登場です。

まず2週間、やるべきことを全力で取り組むことだ、というのです。

 

「なぜ2週間かって? 2週間ならどんなことだってできるからです。

(できないと言うなら、おそらくその目標はあなたにとってあまり重要ではないのでしょう)」

 

 

この「2週間ルール」は、遠くの目標に向かってスタートする、最初の2週間の大切さを主張しているのです。

たとえば、進路実現のために気合が入った3年生、

部活で新人戦優勝や自己ベスト記録突破などの目標に燃える人たち、

まず2週間徹底して頑張ってみてはどうでしょう。

 

また前述の部分に続いて、こういうことも述べられています。

2週間全力で実践するとどうなるかというと、

「2週間後、あなたは確実に何らかの達成を味わっているはずです。

進歩や努力の成果を実感しているということです。

そのことが何よりも重要です。」

 

体育大会まで2週間を切りました。

全校生徒で、「今しかない、やるしかない」の意気で

2週間徹底して取り組んでみましょう。