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2020年6月の記事一覧

プロ野球選手その2 ファインプレー

今日もプロ野球選手の方のお話です。

西武やダイエー、ソフトバンクで活躍され、監督までされた、秋山幸二さんをご存知でしょうか。

私の知人の女性の先生は、その秋山さんと高校時代に同じクラスで、一緒に体育委員をされていたそうです。

今でも「秋山くん、秋山くん」と呼ばれます。


その秋山さんが講演をされた時の話です。
いろいろなお話をされましたが、印象に残っていることを一つ。

 

それは、秋山さんが

「私には、守備のファインプレーはありません」と言われたことです。

聞くところによると、外野の守備とは、(語弊がありますが)ヒマだそうで、ボールが時々飛んでくる時以外は、じっと立って待っているんだそうです。

しかし、将来は野球の指導者になりたいと思っていた秋山さんは、このヒマな時間がもったいないと考えました。何か先々のためにでも、役に立つことをしてみようかと思ったのです。

そこで、彼は守備位置で待っている間、バッテリーの投球やバッターとの駆け引きを観察し、次のボールをこのバッターが打ったならどこに打球が飛んでくるか、一球一球予想しながら、守る立ち位置を少しずつ変えてみることにしたというのです。

そうやって研究するうちに、実際に打球が予想どおりに飛んでくることが多くなりました。

打った瞬間は、ヒットかと見えた打球も、飛んでいった先にたいてい秋山さんが待ち構えていて、捕ってしまうということが多くなったそうです。

ですから、ダイビングしてギリギリで捕るライナーや、背走してフェンス際で飛びつくフライとかはなく、見た目には、楽勝でアウトを取っているように見えるはずとのことでした。


この話は、秋山さんは結構自信たっぷりに話されました。


同じように守備位置についていても、意識の高さによって、プレーが変わってくるのだなと思いました。

派手さはありませんが、バッターが打つ前に打球を予想して楽々アウトを取るのは、これこそファインプレーではないでしょうか。

「先見」が得意な東中の皆さん、どうでしょうか。

 

このプレーも、ただ守備位置で待っているだけでは、できないのではないでしょうか。

丸山先生、いかがでしょうか。

プロ野球の選手

私の小学校の2学年上に、Tさんという男の子がいました。

私の同級に妹さんがいましたが、特段、tさんと親しかったわけではありません。

しかし、私の小学校(当時は学年4クラスありました)で、彼を知らない子は、おそらくいませんでした。

それは、Tさんがとてつもなく足が速かったからです。

小学校の小さいトラックではありましたが、運動会の最後のリレーで、たしか4組のチームでレースがあったと記憶しています。

しかし、本来盛り上がるはずのリレーも、あまり盛り上がらないものでした。

それは、たぶん、全校児童が、「どっちにしろ、最後はT君のチームが勝つだろう」と思っていたからではないかと思います。

案の定、Tさんが4位でアンカーとしてバトンを受けた時、トップを走る他のチームのアンカーは、半周近く先を走っていたと思いますが、あれよあれよと言う間にTさんは追い上げて、ゴールする時は全員を抜き去って、トップでゴールインしました。

応援していた4年生の私は「やっぱりなー」「そうだよね」みたいな会話を友達とした記憶があります。

そのTさんは中学校でさらに身長も高くなり、たしかバスケット部だったと思うのですが、女子にもモテモテでした。

私はあんまり知らない女子から、「あなた、T君の家を知っているのでしょう。このチョコレートを届けてきて」と頼まれたこともあります。

時が経ち、Tさんは中学を卒業すると、なぜか県外の高校に進学すると聞きました。

そして、次にTさんの姿を見たのは、甲子園の高校野球中継でした。

Tさんは、縦縞のユニフォームを着ていました。

東海大相模という高校で、4番を打っておられました。

その時3番を打っていたのが、原辰徳選手、現在の巨人軍監督でした。

原さんはジャイアンツに進み、Tさんは当時の日本ハムに進まれて、活躍されました。後に巨人にトレードされ、引退後には、巨人の二軍か何かのコーチもされたと思います。

何が言いたいのかというと、「ああ、あんなに運動能力のある、すごい、誰も敵わないような人がプロ野球選手になるんだなあ」と思っているということです。

今日からプロ野球が開幕します。

すごい人たちばっかりが集まって野球をされます。

林修先生

昨日は「今でしょ!」というお話でしたので、今日はそこから関連して(?)有名な予備校講師の林修先生のお話をします。

土曜朝放送の「サワコの朝」というテレビ番組をご存知でしょうか。

杉本先生は大好きな番組だとおっしゃっていました。

私も、ゲストの方の「思い出の中で今でも輝いている曲」、「今、心に響く曲」とその曲への思いを聞くのが大好きです。

さて、ずいぶん前ですが、この番組にゲストとして林先生が出演された時に、感銘を受けた話がありました。

ちなみに、林先生の「思い出の中で今でも輝いている曲」は、松田聖子さんの「風は秋色」という曲でした。

 

(以下はネットで要約してあった記事を参考に、思い出しながら書いています)

司会の阿川佐和子さんが、子供を持つ親御さんに何かメッセージはないですかと聞かれた時です。

林先生は小学生時代に歴史が大好きで、源氏について調べ続け、家系図などを小2から小6までかかってまとめ上げたそうです。

源氏の歴史に熱中した子供時代を振り返って、このようなことを言われてました。

「もしお子さんがずっと同じことばかりやっていたら、何でまた同じことばっかりやってるのって言うんじゃなくて、とことんやらせてほしい。

ずっと同じことをやり続けるから、やり方を工夫して変わっていく。

それがその人の知の整理になる。

それを中途半端に取り上げないでほしい。その人の武器になりますから」

大人の目から見たら、たいした意味もなく、一見ムダに思えることでも、子供にとっては意義のあること、将来の底力になることもあるのでしょうか。

林先生の言葉はとても含蓄のあるものでした。

 

来たバスに乗れ

先日、バス乗り継ぎのお話をしましたが、やはりバスについて、こんな話がありました。

ある人が、おじいさんから、結婚について「来たバスに乗れ」と言いきかされていたそうです。

その人は、この言葉は「チャンスを逃すな」という意味だとずっと思っていたそうです。

しかし、この頃、「来たバスに乗れ。行き先も気にするな」という意味だと分かったというのです。

結婚は思い切りが必要という意味かもしれませんが、ちょっと大胆な感じがしますね。

この言葉が真理かどうかは定かではありませんが、私はこのおじいさんの言われることに共感するところがあります。 

私の好きじゃない言葉の一つは「二の足を踏む」ですので。

さて、以下の言葉は、マーク・フィッシャーという人の、私の好きな言葉です。

 

ほとんどの人は行動を起こすのに

「適切な時機を待つ」という過ちをおかします。


成功へのスタートをきる適切な時機は

今日なのです。

 

やる時は今なのです。


あなたが達成したいと思っている

計画を書き出しなさい。


かけようと思っていた電話をかけ、

書くつもりでいた手紙を書くのです。


それを今やるのです。

80歳で後悔をしない人生

ラグビーW杯で活躍された日本代表の福岡堅樹選手(27歳)が、7人制ラグビーでの東京五輪への挑戦を断念することになったとのことです。

6/14(日)のオンライン会見を行いました。

……福岡は会見の冒頭で五輪出場を断念した思いを語った。「自分の中で後悔をしない人生をしたい思いが1番強かったです。アスリートとしてこの道に挑戦することを決めてから引退することを考えていました。今回も自分の中でこの選択が1番スッキリと受け入れられるものでした」と落ち着いた表情で語った。……

YAHOO!ニュース 福岡堅樹「後悔しない人生を」来季トップリーグは参戦 7人制東京五輪は断念

今後は、以前からの夢である医師になることを目指して、医学部受験のための勉強をされるそうです。

前進して、また前進するラグビーマンらしい言葉ではないでしょうか。

 

以前、ジェフリー・プレストン・ベゾス氏(Amazon.com の共同創設者でありCEO)の言葉を読んだことがあります。

人生を左右するような決断を下す必要があるとき、ベゾス氏は「自分の人生を80歳まで早送りする」そうです。

そのうえで、後悔を最小に減らせる道を選ぶ。すると、正しい選択肢が明らかになることが多いと言うのです。

 

「80歳になって、歳を取った自分は、この決断についてどう思うだろう?」と自分の心に聞くのだそうです。

 

生徒の皆さんも、自分なりに大きな決断をしなくてはならないときがあるかも知れません(たとえば卒業後の進路について)。

その時、80歳の自分を想像することは難しくても、たとえば5年後の二十歳の自分が、今の自分にアドバイスするなら何と言うだろう?と考えてみるだけでも、いいかもしれません。

きっと納得いく考えが浮かぶでしょう。

 

君がゼロなら

臨時休校中の登校日だったと思います。

小多先生が3年生に、

「自分と人の命を守る行動」をとること。

「当事者意識 自分が直接関わっているという意識を持つこと」について、

話をしてくれていました。

コロナの感染拡大防止とwithコロナの新しい生活について大切な話だったと思います。

 

3年生の登校日(2020/5/20)

当事者意識というと、3年生はこれから進路について自分のこととして、当事者意識を持って生活することが必要ではないでしょうか。

元陸上選手(400mハードル)の為末大さんがこのように述べられています。

 

「当事者になるつもりがある人と、ない人がいる。何が違うかというと前者は目的を達成する担当は自分だと思っていて、後者は担当は自分だと思っていない。」

「当事者になるつもりがない人は、自分が責任を持っていて自分が未来を決めると思っていない。」

「当事者になるつもりがない人は愚痴が多い。愚痴の原因をほったらかしているのも、解決できるかどうかも全ては自分にかかっていると思っていないから、愚痴が多い。」

「当事者になるということは起きていることの結果を引き受けるということで、引き受けると決めていれば当然先読みして戦略を考えだす。うまくいかなければ原因を考え改善し、またトライする。なにしろ当事者にとってはそれをやり遂げる人は自分だと思っているから、他の誰でもない自分の頭で考え自分の責任で実行し、結果を自分で受け止める。」

 

為末さんの言う「当事者意識」のキーワードは、

自覚 責任 先見 気考実(気づき考え実行する)   覚悟 

でしょうか。

自分の明日のために、自分の頭で考えて、自分の身体で行動したいものです。

先日も紹介したイラストレーターの326さんの、おそらく最も有名な言葉とイラストです。

 

人生はかけ算だ

どんなにチャンスがあっても、君が『ゼロ』なら、意味がない

バス乗り継ぎの旅の思い出

昨日は、「壁と扉」という、与えられた状況の中でどう活路を見出すかといったお話をしました。

そこで思い出したのが、以前人気になった「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」というテレビ番組です。

新幹線や高速バスならすぐに着くところへ、路線バスしか乗らない、という条件の中で、太川陽介さん、蛭子能収さんと女性ゲストの3人で旅をされる番組です。

乗り継ぎに間に合うように走ってギリギリで乗れて大喜びしたり、バスがなくて4時間も待ったり、県境にバス路線がなければ10キロも歩いたりされます。

stay home の中で見ていると楽しいドキュメンタリー?番組なのですが、蛭子さんがおっさん感丸出しで、嘆かわしい限りだと思って見ていました。

しかし、番組初期の出演当時は今の私と同年輩と知り、私も側から見れば同じなのかなとたいそうがっかりしました。

その番組で、出雲から枕崎に向かう途中、蛭子さんが水俣から対岸の天草を眺めながら、「俺実はは天草生まれなんだよ」とおっしゃったので、⁇と思って調べたら、ホントにお生まれは牛深だそうで、またビックリして、親近感が増しました。


ところで、バスにまつわる思い出の一つに、本校での修学旅行があります。

今の高校1年生の皆さんの修学旅行は、本校初の航空機を利用しての旅行でした。

往路の天草エアラインの旅は快晴に恵まれて、最終日に伊丹空港をANAで飛び立つまで予定通りでした。

しかし、帰路、熊本空港上空の悪天候で、急遽福岡板付空港に着陸してしまいました。

詳しくは、本校ホームページの当時の記事

2年修学旅行3日目③牛深に帰ってきました! 追跡ドキュメント
をご覧ください。

板付空港から地下鉄で博多駅へ、博多駅から新幹線に乗り継ぎました。旅行バッグとUSJのお土産を両手に抱えての移動でした。

博多駅で引率の先生たちが走って買ってきてくれたクロワッサンを新幹線の車内でいただきましたが、そのおいしかったことは忘れられません。。

熊本駅からやっと牛深行きの貸切バスに乗ることができました。
そのバスに乗ったときの、生徒たちのホッとしたような笑顔がとても印象に残っています。飛行機、地下鉄、新幹線と慣れない乗り継ぎはドキドキでしたが、

バスには慣れている、牛深の強い子どもたちのいい笑顔でした。

保護者の皆さんにもご心配をかけたことかと思いますが、中学時代の得がたい貴重な体験ができたのでした。

 

壁と扉

ある靴メーカーが海外に進出するために、南洋のある島国に2人の営業部員を派遣しました。

島の様子をリサーチした2人は本社に報告をしました。

「この島での商売は無理です。あきらめるべきです。なぜなら、靴を履くという習慣がまったくないからです」

1人はこう報告しました。

しかし、もう1人は、こう報告しました。

「この島は最高のマーケットです。なぜなら、まだ誰も靴を持っていないからです」

 

同じ状況を前にしても、問題はとらえ方、考え方だという、有名なたとえ話です。

 

以前、326さんという詩人(イラストレーター)の次のような作品を、学校に掲示していたことがあります。元はリンカーン大統領の言葉だそうです。

 

今あなたの前に立ちはだかる壁は高いかもしれない。

でもそれは、扉かもしれないんだ。

  

学校を再開して、授業、給食、生徒会活動、部活動そして東輪会と、徐々に東中生の活気や笑顔が戻ってきました。

しかし、まだ、生徒たちには、目の前に壁が見えているかもしれません。

 

これは、アメリカの詩人、エマーソンの詩の一節だと聞きました。

 

Every wall is a door.

And you have the key.

 すべての壁は扉である。

 そして君はその鍵を手にしている。

 

見えている壁は、実は扉だし、私たちはその鍵を持っているのでしょう。

 

昨日、このホームページでも紹介しましたが、生徒会のメンバーがコロナを乗り越えるためのステッカーを製作して、校内に掲示してくれました。

「あまび笑さまが校内いたるところに」

 

集会などができにくい状況なら、他の呼びかけ方もできますね。

生徒たち自身の言葉は、みんなに響くことと思います。

日本一の生徒会を応援したいと思います。

(解答例)99%の人が間違えた、BMWの入社試験

昨日の問題です。

ある人が8元で鶏を1羽仕入れ、 一旦9元で売りましたが、 

10元で買い戻し、再び11元で売りました。 

さて、いくら儲けたでしょうか? 

ヒント(選択肢)

ア 3元の儲け  イ 2元の儲け  ウ 1元の儲け  エ 儲けなし

オ 1元の損  カ 2元の損  キ 4元の損  ク その他

 

今日は、この問題の解答例のお話です。

インターネットなどでも、いろいろ解説が紹介されています。

私は最初、「8元で鶏を1羽仕入れ、 一旦9元で売って1元儲けたけど、次に10元で買い戻したから、ここで1元損したので、プラスマイナスゼロ、最後に11元で売れたから1元は儲けたな」と考えましたが、

これは恥ずかしながら、算数としても間違いのようですね。

単純に考えて、総収入ー総支出=(9+11)ー(8+10)=20ー18=2 なので、

選択肢イ 2元の利益になるようですね。

 

ただ、この問題の解答はこれだけでは終わりません。

世界的な自動車メーカーのBMWはそんな算数の解答を期待しているのではないそうです。

 

たとえば、11元で売れる鶏をせっかく8元で仕入れたのだから、ちゃんと売れば3元は儲けが出るはずなのに、

この人は要領が悪くて2元しか儲けられなかったのだから、この人は1元損失している、とか。

 

いやいや、この人は鶏の売買を2回しているじゃないか。

原価8元の鶏を11元で売るという労働を2回すれば6元儲かるはずのところを、同じ手間をかけて2元しか儲けなかったので、損失は4元だと言える。

 

というような屁理屈?で、期待される解答例は、「選択肢キ 4元の損」という説が有力です。

BMWのセールスマンなら、そういうことまで考えなくてはいけないのかも知れません。

皆さん、いかがだったでしょうか。頭の体操になったでしょうか。

99%の人が間違えた、BMWの入社試験

「99%の人が間違えた、BMWの入社試験」という、有名な問題があります。

まだご存知でない方は、一度チャレンジしてみられませんか。

 

試験問題 

ある人が8元で鶏を1羽仕入れ、 一旦9元で売りましたが、

10元で買い戻し、再び11元で売りました。 

さて、この人はいくら儲けたでしょうか? 

 

世界的な自動車メーカーのBMWの入社試験だそうですが、問題文はたったこれだけです。どう考えられますか?

私はこの手の論理的な問題は苦手で、さっぱりわかりませんでした。

 

あなたの答え(    )元

 

ヒント(選択肢)

ア 3元の儲け

イ 2元の儲け

ウ 1元の儲け

エ 儲けなし

オ 1元の損

カ 2元の損

キ 4元の損

ク その他

 

そうなる理由もお考えください。

解答例は明日のこの欄でお知らせします。