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プーさんの「何もしない」こと

「マルチタスク」などというと、聞こえがいいように思えますが、

以前は「ながら勉強」は能率が悪いのでしないように、と言われていました。

私も目が疲れて仕方ないので、振り返ってみると、

テレビとスマホとタブレットを同時に使っていることがあります。

健康のためにも気をつけないといけませんね。

 

ところで、ブログ(プーと大人になった僕の『何もしないをする』の本当の意味とは)を目にしました。 

映画「プーと大人になった僕」(DVDを持っています)の中で有名?なプーさんの名言についてふれた文章でした。

 

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「何もしない」は、最高の何かにつながるんだ


Doing nothing often leads to the very best kind of something.

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大人になったクリストファー・ロビンとの会話で出てきますが、

ロビンの子どもの頃を描いた原作の絵本にも出てくるそうです。

 

大人に「何するの?」ってきかれたら

「なんにも」ってこたえてね

そのまま外に行けばいいんだ

(くまのプーさん完全保存版 から)

 

しかし、かといってロビンとプーさんはただじっとしているという訳ではありません。

仲間たちと遊んだり、冒険したり、

いろいろなトラブルに遭遇してはなんとか解決したりします。

映画でもそうです。

プーさんは「何もしない で忙しい」とか言っています。

 

このことに関連して、次のような記事を目にしました。

ジェフ・ベゾスが最も価値を置く「何もしない時間」。その驚きの効果

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世界最大のオンライン販売会社AmazonのCEOを務めるJeff Bezos氏なら

(地球上で一番のお金持であることはこの際、横に置くことにして)、

さぞたくさんのことをこなしているはずだと容易に想像できます。


実際にそうだと思います。

会議や電話や公開イベントなど、山ほどやることがあり忙殺されているはずです。


ところが、Bezos氏が言うには、毎日の最も価値の高い時間は、何もしないで過ごす時間だそうです。

少なくとも、何も予定が入っていない時間です。

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以前、朝の時間の有効活用について、この欄でふれましたが、

ベゾスさんは朝10時までは何も予定を入れず、

ゆったりと家族との時間を持つというのです。

 

この世界有数のお金持ちのルーティンについて、

「そんなこと、私たち庶民はできないや」と言うのではなく

この記事では、いろいろ考察されています。

たとえばこういう見方です。

 

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生活に余白が増える

生活の余白とは、自分のフルキャパシティから果たさなければならない仕事の分を引いて残ったところです。

問題は、たいていの人が生活の中でほとんど余白のない生活をしていることです。

それどころか、手放すことができて、多分手放した方が良いことに

自分のキャパシティをすべて使っていることが多いのです。

生活に余白を増やす唯一の方法は、今していることを減らすことです。

秘訣は、必ず優先度の高いことをすること。

価値の低いことはやめて、その分だけ本当に重要なことに集中することです。

予定を入れない時間を作ることを優先すると、心身に休憩を与えることにもなります。

そうしないとさまざまなことに常に注意を払い、考えたり処理し続けることになります。

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「余白」というのがいいですね。

内容の質は変わらず、いい感じになる印象があります。

こういう考察を読むと、

最初のプーさんの言葉と共通するものを感じます。

(プーさんの考えは老子の思想にもつながっているそうですが)

 

冒頭で紹介したブログの筆者さんは、

プーさんの「何もしないをする」について、

 

『自分の心に耳を澄ませて、本当にしたいことをする』

 

ことだと言われています。

なるほどと思いました。

私も少しでも心と頭と眼を休めて、プーさんを見習いながら生活してみたいと思います。