それなら三國の鍋洗いを見せてやろう
昨日に続いて、
「私が一番受けたいココロの授業」という本からの引用・要約のつづきです。
*****
それなら三國の鍋洗いを見せてやろう
(昨日のつづき)
しかし、さすが三國氏は「それなら三國の鍋洗いを見せてやろう」と思い直し、
その日は徹夜で、鍋の取っ手のネジまではずし、キレイに磨き上げたそうです。
翌朝、それを見て村上総料理長は、三國氏に「きれいに洗えたね」と言いました。
そこで、三國氏は、「今日は何をさせていただけますか?」と聞いたところ、
総料理長は「そうだなあ。鍋でも洗ってもらおうか」と言ったそうです。
そしてなんと、このあと三國氏は2年間もの間、鍋洗いをし続けたそうです。
もちろんとても悔しかったと思いますが、
三國氏の偉いところは、その時に「鍋洗いなんて・・・」と手を抜くようなことはせず、
「そんなことを言うなら俺の鍋洗いを見せてやる」と
来る日も来る日も鍋をピカピカに磨き続けたことです。
しかし、さすがに2年もの間、鍋洗いだけでは料理の腕は上がらないと思い、
やめさせてもらう覚悟を決めました。
そんな時、総料理長から呼び出され、
「来月から、スイスの日本大使館公邸の料理長をやってもらおう」と言われました。
これは大変な抜擢で、鍋洗いしかしてなくて、20歳の三國氏がそのような大役につくことを
周囲の人は猛反対しました。(当時、帝国ホテルの厨房には600人以上の料理人がいました。)
その時、村上総料理長は、
「鍋洗い一つ見れば、その人の人格が分かる。
技術は人格の上に成り立つものだから、あいつだったら間違いない」
と言ったそうです。
三國氏は、日頃から
「料理道具がキレイでなければ、気持ちよく料理はできないし、いい料理なんてできない」
という信念を持っていました。
だから、誰よりも鍋をキレイに磨き上げないと気が済まなかったのです。
これはまさに吉田松陰の言う
「至誠(まごころを持って事に当たること)」だと思います。
普段やらなければいけないことを徹底的に、真剣にできる人ってすごいですね。
*****
いかがだったでしょうか。
イチロー選手も毎試合後、時間をかけてグローブの手入れをすると聞いたことがあります。
「鍋洗い一つ見れば、その人の人格が分かる。
技術は人格の上に成り立つものだから、あいつだったら間違いない」
という言葉は素敵ですね。
また、この逸話について、村上総料理長さんが書かれた文章があります。
*****
三國君は私が総料理長だった当時、札幌グランドホテルから帝国ホテルに志願してやってきた。
正社員の枠がなく、パートタイマーで採用したが、やる気があって、よく気がつく男だった。
何にでも一生懸命で、良い意味での「欲」があった。
駐スイス大使への赴任が決まっていた小木曽さんが「専属コックにいい人はいないか」と打診してきたとき、
頭に浮かんだ何人かの候補者の中から、私は三國君を選んだ。
当時、三國君はまだ20歳の若者、しかも帝国ホテルでは鍋や皿を洗う見習いだったため、料理を作ったことがなかった。
では、なぜ私は三國君を推薦したのか。
彼は、鍋洗い一つとっても要領とセンスが良かった。
戦場のような厨房で次々に雑用をこなしながら、下ごしらえをやり、盛りつけを手伝い、味を盗む。
ちょっとした雑用でも、シェフの仕事の段取りを見極め、いいタイミングでサポートする。
それと、私が認めたのは、塩のふり方だった。
厨房では俗に「塩ふり3年」と言うが、彼は素材に合わせて、じつに巧みに塩をふっていた。
実際に料理を作らせてみなくても、それで腕前のほどが分かるのだ。」
(村上信夫著「帝国ホテル厨房物語」(日経ビジネス人文庫)Wikipediaから
*****
見る人によっては、見えるものなのですね。
料理に限らず、全ての仕事は人格の上に成り立つものだと思います。
私も「自分の◯◯を見せてやろう」というぐらいの気合いを入れて、
目の前の仕事をしようと思いました。
(フレンチの巨匠 三國清三さん)
天草市消費者生活センターからの注意喚起です
ご一読ください。
天草市教育委員会より
「天草市における
『学校部活動の地域移行』
に関する進捗状況について」のお知らせがありました。
資料を添付しておりますので、ご一読ください。
Let’s go to the library!!
【今週のくまTOMO】ごみ / 鳥
3月16日のくまTOMOの記事から、
「健康へのえいきょう心配 プラスチックごみ」
「KUMAMOTOとりさんぽ 県農業公園 春の合志市を散策」
をピックアップして関連図書を集めました。
鳥の本は、眺めるだけでも楽しいです。
『366日の誕生鳥辞典』は、その鳥にまつわる伝承や由来を元に誕生鳥が制定してあり、自分の誕生日の誕生鳥はどんな鳥か調べたり、自分と似ているところはあるか想像してみたりして楽しめる本です。
御所浦のイベントにあわせて…
御所浦の、恐竜の島博物館で一周年記念イベントが3月15日にあるそうですね。
現在、図書室前の廊下には、
イベントにいらっしゃる小林快次さんの著書
・『ぼくは恐竜探険家!』
・『恐竜時代』、
小林さんも監修者の一人である『NHKスペシャル恐竜超世界IN JAPAN』
と、そのた恐竜関連の本を並べて置いています。
気になる方はぜひ借りてみてください。
「アスクレピオスの杖」
校長先生から紹介された、「アスクレピオスの杖」のお話について振り返ってみたい方、
図書室にある『世界の神々大図鑑』(グラフィオ/編集、金の星社)をご覧ください。
NDC 164 (神話、神話学)
※現在は特集コーナーに置いています。
【くまTOMO】不登校/いじめ
今回のくまTOMOの中から、
「不登校34万人 増加続く」
「いじめも過去最多」
の記事に注目して、関連する本を集めました。
気になる本があったら、ぜひ借りてみてください。
※冬休み特別貸出中!一人5冊まで借りることができます。(返却は1月10日まで)
【くまTOMO】世界遺産/走り方
今回のくまTOMOの中から、下記の記事に注目して、関連本を集めました。
・「親子走り方教室」
・ナスカの地上絵
左側に走り方の本、陸上関連の本、右半分には世界遺産の本を置いています。
☆パラパラとめくってみたり眺めてみたりして、気になる本があったらぜひ借りてみてください。
【くまTOMO】氷
今回のくまTOMOから、「氷の不思議」の記事に関係する本を集めています。
氷に関する本。
『空想科学読本』には、氷を操るキャラクターを科学的に解説しているページがあります。
氷のキャラクター、みなさんは誰が思いつきますか?
【くまTOMO】猫島(湯島)/ノーベル賞
今回のくまTOMOから、湯島の記事とノーベル賞の記事に注目して、関連する本を集めています。
湯島に関する本は、熊本日日新聞社が発行した『猫島ありのまま』がありました。
ノーベル賞に関する本は、ノーベルさんのこと、ノーベル賞を受賞した人々の本を集めて置いています。
(ここの本ももちろん借りることができます)
コラボ給食
今週の給食は、図書とコラボしたメニューでしたね。
火曜日の給食で紹介された『食堂かたつむり』と、
水曜日の給食で紹介された「めぐろのさんま」が読める『落語ものがたり事典』
を廊下の特集コーナーに集めました。
また、「ごはん」に関するお話がたくさん載っている、『つやつやごはん』も一緒に置いています。
物語と食をいっしょに楽しみましょう。
【今週のくまTOMOコーナー】ごはん/感染症
今回のくまTOMOの記事の中から、
「ホテル日航熊本 食育イベント 稲刈り、すし作り」に注目して、[おにぎりの本や和食の本]
そして
「感染症増え最大級の流行」の記事より、[感染症関連の本]
を集めて置いています。
気になったらぜひ借りてみてね。
【今週のくまTOMO】ネットトラブル【記事関連本コーナー】
今回のくまTOMO、「ぷれすけの教えてネット Q オンラインゲーム 注意点は?」の記事に注目!
関連する本を集めています。
ネットで起きやすいトラブルとは・・・?
(このコーナーの本ももちろん借りることができます)
今日の給食
5月の給食紹介
5月の天草宝島デーは、〇天草産さやいんげんを使ったいんげんのごまあえ(5月2日)〇天草産新じゃがを使った新じゃがのそぼろ煮(5月16日)〇天草産の豚肉を使ったポークビーンズ(5月22日)でした。
ふるさとくまさんデーでは、熊本市のタイピーエンが紹介されました。給食では、10種類以上の食材が入っていて、栄養とうまみがたっぷりでした。
麦ごはん・ごぼうハンバーグ・いんげんのごま和え・さつまじる(5月2日 天草宝島デー) |
黒糖パン・かぼちゃフライ・ピリ辛きゅうり・タイピーエン(5月20日 ふるさとくまさんデー) |
4月の給食紹介
昨年度に引き続き、今年度も、牛深学校給食センターよりおいしい給食をいただいています。
今年度も、天草産のおいしい食材を使った「天草宝島デー」と熊本県内の郷土料理や特産物を給食に取り入れた「ふるさとくまさんデー」が実施されています。
4月の天草宝島デーは、〇天草産たけのこを使った若竹汁(4月16日) 〇天草産新玉ねぎを使った新玉ねぎのみそ汁(4月17日) 〇天草産ぶりを使ったぶりフライ(4月23日)でした。
4月のふるさとくまさんデーでは、人吉球磨の味として、人吉球磨の郷土料理であるつぼん汁が紹介されました(4月18日)。つぼん汁はお祭りやお祝いごとなどによく作られます。深いつぼに盛り付けられることから「つぼの汁」がなまって「つぼん汁」とよばれるようになったそうです。
5月の給食も楽しみです!
麦ごはん・魚のマヨネーズ焼き・小松菜のあえ物・若竹汁(4月16日 天草宝島デー) |
菜めし・きびなごサクサクあげ・ごま酢あえ・つぼん汁(4月18日 ふるさとくまさんデー) |
今年度最後の給食!
今年度最後の給食となりました。毎日、栄養も彩りもいい美味しい給食をありがとうございました。4月からまた元気に過ごせるように、春休みも栄養バランス良く食べ、健康に気をつけて過ごしましょう。
〇塩豚丼 〇牛乳 〇わかめの酢の物 〇さつま汁
ふるさとくまさんデー★阿蘇の味★
今回は、阿蘇の味です。阿蘇は、世界最大級のカルデラを誇る阿蘇山をはじめ、豊富な温泉と恵まれた自然があり、熊本県を代表する観光地です。阿蘇特産の「阿蘇高菜」の新芽は細くて柔らかく、鮮度の落ちが早いため、収穫後すぐに塩と唐辛子を入れて漬物にされます。阿蘇の郷土料理として「だご汁」も有名です。だご汁を提供している店が並ぶ国道57号線は、「だご汁街道」と呼ばれています。今日は、阿蘇を代表する料理、「高菜めし」と「だご汁」の給食でした。
〇高菜めし 〇牛乳 〇厚焼き卵 〇大根の甘酢和え 〇だご汁
天草宝島デー「サラダ玉ねぎ」
今日の宝島食材は「サラダ玉ねぎ」です。サラダ玉ねぎは、普通の玉ねぎより甘く、辛みが抑えられています。生のまま、サラダなどで食べることに適している玉ねぎです。天草では、1月~4月頃までに旬を迎えます。給食では、スライスした玉ねぎを蒸して、サラダに使用します。天草の味を味わってくださいね。
〇黒糖パン 〇牛乳 〇照り焼きチキン 〇サラたまあえ 〇クリームスープ
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森 健一
運用担当者 唐田 尚子
since 2017.4.10
100,000access 2020.2.3
200,000access 2021.2.22
400,000access 2022.5.10
500,000access 2022.10.31
700,000access 2023.7.25
800,000access 2023.11.4
888,888access 2024.2.6
900,000access 2024.2.29