プロの自転車屋さんの話から
先日、このような投稿を読みました。
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自転車屋さんでブレーキ調整してもらうのに¥1,300払ったんだけど
作業自体は5分で終わって、
一瞬5分でこの値段か……と思った
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たしかに、私でも高いと思うかもしれませんね。
側で見ていたら、簡単そうに見えたかもしれませんから。
しかし、文章はこう続きます。
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けど、よく考えたら
「自分が知識と技術を身につけて
道具を手に入れて
手を汚しながら作業するのにかかる時間」
をたったこれだけの値段で
5分に短縮できたんだと思うと感激した。
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この投稿を目にして、私も
プロの人に対して、お客さんが払う対価
というものの意味に、考えさせられました。
ちょっとニュアンスは違いますが、
自動車の定期点検などでも、
点検シートに項目がずらりとあって、
「異常なし」「異常なし」が並んでいることがあります。
私などはしみったれているので、
「なんだ、どうもないってことが分かっただけだな」
と安くはない点検費用に対して、
あっけなく(物足りなく?)思ってしまうことがありましたが、
自動車の細部まで見て
安全を診断してくれる専門家の技能は、
きっと高い水準でしょう。
人の仕事の見える部分はそう大きくなくても、
そこに至るまでに水面下に蓄積された技能や経験などは、
分厚いものがあるのでしょう。
仕事を裏打ちする努力もあったはずです。
自分は毎日仕事をしていますが、
他の人にないプロの技術って何かあるかなと考えてみました。
「プロ」ということについて少し考えた休日でした。