三次元アリの話(「宇宙兄弟」から)
今日は、今年度初めての生徒会各部委員会です。
3年生の執行部の皆さんも、久しぶりの生徒会活動です。改めて今年度の活動のいいスタートが切れるといいと思います。
さて、その生徒会各部委員会にあたって、道徳の授業などでも取り上げられるぐらい有名な話なので、ご存じの方も多いと思いますが、マンガ「宇宙兄弟」の有名な「3次元アリ」の話を紹介したいと思います。
以下 参考・引用 「宇宙兄弟に出てきた野口聡一さんの「3次元アリ」の話が秀逸。」https://ameblo.jp/ayuml1807/entry-11545059812.html
主人公である幼少期の六太くん(兄)と日々人くん(弟)が宇宙飛行士である野口聡一氏の講演を聞くシーンです。
(アニメでは本物の野口さんの声で語られます。)
「なんで人間が宇宙に行くか」というお話をしたいと思います。
地球には色々問題があるよね。環境問題だったり、人種の問題だったり、それから経済の問題だったり。
色々な問題があるけれども、では、なんで宇宙に行かないといけないのか?
僕はそういう時に、一つの例え話をします。
みなさんは自分をアリだと思ってください。
ここに一本の線を引きます。
まずは、自分を線の上を前後だけにしか歩けない「一次元アリ」だと思ってください。
そこに、僕が石を置いたとします。
そうすると、「一次元アリ」は前に進むことができません。
「一次元アリ」にとって、世界の終わりです。
そこに、前後と左右に移動することができる「二次元アリ」がやってきます。
「二次元アリ」は、その小石を見て言います。
“横に回っていけばいいじゃないか”と。
そうして「二次元アリ」は、小石を超えて先に進むことができます。
歩いていくと、今度は横方向にもずっとつながっている壁があったとします。
「二次元アリ」は困ります。
このままでは壁の向こう側には行けません。
「二次元アリ」にとって、世界の終わりです。
そこに今度は、前後と左右と上下にも行ける「三次元アリ」がやってきた。
「三次元アリ」は、その壁を見て言います。
“乗り越えればいいじゃないか”と。
そうして「三次元アリ」は、壁を超えて先に進むことができます。
新しい世界を進むことができます。
野口さんの話はここまでです。
つまり、前を見るだけでは行き詰まることがあるかも知れないが、
左右を見たり、上やもしかすると下(モグラなら地面の下を掘って壁の向こうに行けるかも知れない?)を見たりすると、解決策が見つかるかも知れない。
ということではないでしょうか。
生徒会をはじめとする活動でも、厳しい状況があるかも知れませんが、視野を広く持って先へ進みたいものです。
↓「宇宙兄弟」の1シーンです。(外国語の字幕が出ますが、よかったらご覧ください。)