あなたの台所
滝沢カレンさんという、モデルさん?タレントさん?をテレビでご覧になったことがおありでしょうか。どこか、不思議な言語感覚で話をされる方です。
ネットの書評欄で、『カレンの台所』という、いわゆる料理本が紹介されていました。
滝沢カレンさん「カレンの台所」インタビュー この本は楽しませてもらっている食材たちへの恩返し
インスタグラムに投稿した料理を中心に、全30メニューが掲載されているそうです。たとえば
「冷たい何も知らない鶏肉」
「お醤油を全員に気付かれるくらいの量」
いかがですか。すごい表現ですね。レシピがこのようにユニークな表現で書かれていて、人気を集めているそうです。
さて、昨日のこの欄で、給食のお話をして、「ご家族で調理にチャレンジしてみては…家族の話題も増えそうです」とお話ししました。
すると、朝日新聞の投書欄で偶然「今日も料理 笑顔うれしい」という滋賀県の16歳の高校生・佐原凜空(りく)さんの文章を見つけました。
「母から誘われたのがきっかけで、お昼ご飯作りを手伝っている。正直、最初はちょっとめんどくさく思っていたが、手伝ってみると意外に楽しかった」と始まります。
「ある日、だし巻き卵を作ることになった」筆者は卵一つ割るのにも手を汚して思うように割れず、苦戦します。
しかし、「出来上がっただし巻き卵を祖父と祖母にあげるとすごく喜んでくれた」お父さんも驚きながら嬉しそうです。
「手伝い始めたばっかりで、作ったメニューも多くない。けれど、一つひとつ教えてもらいながら料理を作るのが、なんだかうれしくて」
「できることが増えるってやっぱりいいなと実感した。そして何よりも自分が作った料理をうれしそうに食べてくれる家族がいる」
休校中の家庭生活で、いい気づきをしたんだなとほ微笑ましく読みました。
そして、最後に「だからぼくは今日も作る」とありました。
私はばくぜんと、「りく」さんという、日頃台所に立たない女子高校生の作文かと思いながら読み進めていたのでしたが、男子の体験と知って、なおさら微笑ましく思ったところでした。
ここまで読んでくれて、料理にチャレンジしてみようと思い立った生徒のみなさん、滝沢さんの本も楽しく読めて、参考になるかもしれませんよ。
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