ムーミン谷のかわいい少女
「忙しい、忙しいって言う人いるじゃない。
きっと頑張ってるわねって褒めてほしいのよ。
だからこう言ってあげたほうがいいわ。
時間の使い方が下手ねって」
これは、ある有名な人の名言(?)です。
ううむ、それを言われては立つ瀬がない、という感じですね。
さて、この言葉を残したその有名な人は誰かというと、
リトル・ミイ
という人です。
どこの国の人かというと、おそらくスウェーデンの人です。
「おそらく」というのは、この人は架空のキャラクターだからです。
その人とは、

トーベ・ヤンソンさんの物語「ムーミン」シリーズに登場するこの少女?です。
「ムーミン」といえば、カバかなんか分からない、不思議な妖精?たちの物語ですね。

(これは、「ユーミン」)
「ムーミン」は、私の小さい頃は日曜の夕方6時から、
「サザエさん」の前に放送されていました。
♪ねえ ムーミン こっちむいて
という主題歌を聴くと必ず眠くなっていたのと、
次週の予告編をムーミン・パパが担当していて、
最後に必ず「ムン・パッパ」と言って締めくくっていたのを覚えています。
![楽しいムーミン一家(Moomin)のネタバレ解説まとめ | RENOTE [リノート]](https://renote.jp/uploads/image/file/59757/o0640048013339603040.jpg)
さて、このリトル・ミイさんは、
ちょっと変わり者で頑固、毒舌家とも思えますが、
大人もハッとするような言葉をたくさん残しています。
「みてるわよ、あなたがしていること。
あのね、神様じゃないわよ。もうひとりのあなたがよ。
もうひとりのあなたがあなたをみているのよ。
見放されないようにね。嫌われないようにね」
「迷わないことが強さじゃなくて、
怖がらないことが強さじゃなくて、
泣かないことが強さじゃなくて、
本当の強さってどんなことがあっても前をむけることでしょ」
「努力は人を大きくするわよ。
けど苦労は人をダメにするわよね」
「あなたに足りないものと余計なもの、ひとつずつ言うわね。
足りないもの、努力ね。
余計なもの、無意味な時間、見栄、さぼり癖、食べ過ぎ」
「失敗を怖がらない。
バカね、全く逆よ。
怖がらなきゃいけないに決まってるじゃない。
そうしないからいつも同じ失敗を繰り返すのよ」
「甘えてんじゃないわよ。
その人の価値がわかるのは、上手くいっているときじゃないわ。
いろんなことが上手くいかない苦しい時に何ができるかよ」

いかがでしょうか。厳しいところもありますよね。
ズバリ言うわよっ!という感じですね。
しかし、もしも友達が、こんなちょっと言いにくいようなことを、直接言ってくれるのなら、
なんかいい友達のような気もします。
熊本市で行われているという「ムーミン」の展覧会の案内を目にして、
このようなことを考えたのでした。