穴あき雲 Every cloud has a silver lining.
昨日のこの欄でふれた「火球」に続いて、
また空の不思議な現象がニュースになっていました。
雲にポッカリ“謎の穴”関東から九州で目撃(2020年11月30日放送「news every.」より)
「穴あき雲」と言われる雲で、
上記の動画のニュースでも言われていますが、
雲の一部が凍り始めて、穴みたいになるようです。
以下はNHKニュースからの引用です。
生徒の皆さん、理科の勉強と思って読んでみてください。
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午前8時ごろ千葉市若葉区で撮影された写真では、
雲の合間に大きな穴があいたようになっています。
撮影した60代の女性は
「初めて見る雲でとても驚いた。
同じような穴が見える範囲だけでも2、3個あった」
と話していました。
また、四国の上空でも撮影され、
高松市で午前7時半ごろに撮影された写真では、
空一面に広がった薄い雲の中に
大きな穴のようなものが見られました。
こうした現象について、
気象庁気象研究所の荒木健太郎研究官は、
秋から冬への変わり目に発生しやすい
「穴あき雲」と呼ばれる雲だといいます。
上空高いところにあるうろこ雲は水滴でできていて、
そこに氷の粒が発生すると、
その粒に周りの水蒸気が付着します。
さらにそこに水蒸気が集まっていき
うろこ雲の水滴が蒸発するため、
穴の空いたような雲ができるということです。
荒木研究官は
「きょうは各地にうろこ雲が広がったことが『穴あき雲』の原因とみられる。
同じ時間帯に各地で見られるのは、珍しい」と話しています。
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UFOが落ちてきた穴に見える!
という話もあります。
気象学的には決して珍しいものではないとのことですが、
私は初めて知りましたし、実際に見たことはありません。
「火球」と同様、日本各地で見えたことは、
偶然でもないような、不思議なことにも思えます。
以前、この欄で
Every cloud has a silver lining. という西洋のことわざについてふれました。
【2020/10/16】校長室ブログ この場合の銀の裏地は?
「どの雲にも銀の裏地がついている」という意味から転じて、
「どんなによくない状況でも、何かよい面がある」
「物事を楽観的に考えよう」ということを示すことわざです。
「コロナ禍に負けないで」という、
天からのメッセージ、啓示かもしれないですね。
今日は校内ロードレース大会です。
東中生の元気な力走を期待しています。