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カーナビは2画面で

皆さんはカーナビを使われる時、画面の大きさはどうされますか。

私はいつも2画面に分割しています。

例えば、左半分は当面の街角、

右半分はもっと広い範囲、たとえば町村ぐらいを表示するモードです。

 

直面した四つ角を曲がるか、直進するかを見る左画面と、

目的地まで行く経路の中で、途上のどの辺にいるかが分かる右画面、

それらが両方とも見られるようにしています。

 

 

これと同じ意味のようなことを、将棋の佐藤天彦八段が言われていました。

 

ただし、距離や縮尺のことではなく、佐藤八段は

「大きな時間軸に身を置くこと」が重要だと言うのです。

(視野を広く持つこと。プロ棋士に学ぶメンタルコントロール術)

*****引用

常に自分自身が今、どういう状況に置かれているのか、

別の角度から客観的にモニターする視点が

必要だと考えています。

特に大きな時間軸の中に自分を置いて

俯瞰してみることが有効かもしれません。

(中略)

大きな視点と小さな視点を統合し、

修正点と評価点を見極めて、

複数の要素を検証、整理することで、

また先に進めるような気がしています。

ネガティブな要素だけに目が向かないよう、

常に心がけています。

*****

将棋盤でいえば、こんな感じでしょうか。

 

(詳細範囲)敵陣と自分の持ち駒のみ見ている。

 

 

(広域範囲)盤面の選挙区全体を見ている。

 

ひふみんこと加藤一二三九段は、対局中、相手側に回って

逆の方から盤面をながめることで有名でした。

「ひふみんアイ」と呼ばれていて、ちょっと変わった行動ですが、

これも視点を変えて視野を広げる意味で効果があるのかもしれません。

 ひふみんアイ

 

物事に行き詰まりそうな時、

状況を落ち着いて見渡し、メタ認知する上で参考にしたい考えでした。