封じ手について
昨日、このようなニュースが流れました。
7~8月に藤井聡太棋聖(18)と木村一基王位(47)=肩書はいずれも当時=が対戦した将棋の王位戦7番勝負の「封じ手用紙」を出品したインターネットチャリティーオークションが20日午後9時に締め切られた。
最高入札額は藤井棋聖が封じた第4局で、1500万円となった。
藤井聡太2冠の「封じ手」最高1500万円!チャリティーオークションで入札締め切り
益金は、7月の九州豪雨被災地への救援金に当てられるそうですが、
それにしても1500万円とは高額ですね。
「封じ手」とは「2日制の対局で第1日を終えた時点の手番棋士が指し手を指定用紙に記入するもの」(同記事から)です。
つまり、49手目を先手が指した後、後手が50手目を考えている時に定刻がくると、
後手は、次の50手目を指したことにして紙に記入します。
そして、その紙の内容(50手目)は誰にも知らされず、立会人によって封筒に入れて金庫にしまわれるのです。
つまり、世の中の人は全員、49手目までは知っていますが、
50手目がどう指されたのかは、世界中で紙に記入した後手本人しか分からないまま、
翌日の対局再開まで、一晩を過ごすわけです。
後手の人が1手多く局面を知っているわけで、得するようですが、
私なら一晩過ごすうちに、
「あれー、やっぱりああ指すんじゃなかったかなー」とか
「金庫を開けて書き直せないかなー」とか考えそうです。
たしか、ドラマ古畑任三郎とか、いくつかの推理小説にも封じ手は登場するようです。
さて、9月19日の体育大会では、生徒たちは本当によく頑張って、
「東継皆進」のテーマのとおり、東中の伝統を輝かせてくれました。
また、保護者の皆さん、地域の方々の支えの大きさを改めて感じたところでもあります。
この連休を挟んで、明日から東中は令和2年度の後半戦に入ります。
われわれは、9月、10月と作戦(!)も用意しているところです。
自信を持って、封じ手の開封を待っているような気持ちになっています。
今後の東中にも応援をよろしくお願いします。