予定になかった入場行進を練習したわけ
今回の体育大会は、新型コロナの対策のため、午前中半日で実施します。
そのために、競技のプログラムや練習日程をどうするか、
早くから職員で協議してきました。
そのプログラムの検討の中で、最初に削ったのは入場行進でした。
おそらく、これまでは生徒と職員で、こんな入場行進をしたいという意識に多少の隔たりがあったのかもしれません。
昨年も練習時間をけっこう長時間費やしても、なかなか成果が出にくい面がありました。
また、せっかく練習しても、例年、開会式前の入場行進の時には
観覧の皆さんが思いのほか少ないこともありました。
このような理由で、プログラムのスリム化に当たって、最初にカットして
後の計画を進めていきました。
ところが、体育大会の練習が進む中で、
生徒会役員から「入場行進をさせてほしい」という要望があがりました。
私も話を聞きました。
「生徒全員で行う競技が少なくなった中で、
入場行進で東中全員の団結を見てもらいたい」
「全校生徒の一体感を味わいたい」
「生徒会のリーダーシップを発揮したい」
というような率直な生徒たちの意見を聞きました。
やるからには東中生らしい入場行進をつくりあげなくてはならないというのは、
生徒も職員も同じ思いです。
しかし、もともと少ない練習時間が、台風10号による臨時休校によりさらに短くなりましたし、
生徒会に練習時間を任せるにしても、最大50分ではないかということを伝えました。
生徒会が呼びかけて練習を指揮し、
50分以内で、納得のいく行進ができあがらなかったら、そこまで。
練習の延長や追加はできない、ということも伝えました。
生徒会長からは、それでいいので、やってみたいという強い気持ちを聞きました。
小多先生を中心に、職員で話し合い、
「全体練習の一コマ50分を、入場行進の練習の時間として生徒会に託そう」
ということにしました。
それが、昨日の5時間目でした。
以下は昨日の「学校生活」の記事の引用です。
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予定外の入場行進の練習(2020/9/15)
今週も秋風の中、体育大会の練習です。
今回の体育大会では、練習時間やプログラムの短縮で、
入場行進は行わない予定でしたが、
後迫生徒会長たちの
「入場行進で東中の団結した姿を見せたい」という思いで、
今日1時間だけ練習の時間を取りました。
昨日、野球部と陸上部が整備に協力してくれたおかげで、
体育大会の会場としてのグラウンド準備が整いました。
後迫会長が体育大会と入場行進への思いを訴えました。
練習の指示も会長です。
生徒会、各団リーダーを先頭に練習です。
1回目の練習を終わりました。
会長が「もっとできますよね」と気合いを入れました。
この後、各団で話し合いながら練習をしました。
もう本番まで練習はしません。
当日、どんな入場行進になるか、楽しみにされてください。
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練習は給水タイムをはさんで、予定より10分ほど早く終わりました。
まだまだ課題はあるでしょうが、
「気づき・考え・実行する 日本一の生徒会」らしい練習でした。
放課後に、会長さんと話をしましたが、
「やっと体育大会という感じがしてきました」
と笑っていました。
保護者、地域の皆さん、体育大会当日は、入場行進もぜひご覧になってください。
どうぞよろしくお願いします。