二択の選択ではないほうが
野球の試合で、
9回表を終わって、1-0で勝っているチームが、
9回裏の守備で、ノーアウト満塁のピンチ。
そこでそのチームの監督さんが
「この試合、8回までで終わったことにしよう」と言い出しても、
誰もそうしようとは言わないのではないでしょうか。
いや、急に豪雨が降って、8回コールドゲームになることはあるのでしょうか。
そんな感じを受ける海の向こうの大統領選挙です。
昨日の朝日新聞デジタルに、
(後藤正文の朝からロック)「二択の選択」って危ない
というコラムが載っていました。
一部、引用します。
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クイズや試験の場合は、選択式の問題のほうが易しい。
二択なら幸運だと感じるだろう。
けれども、人生において二択の選択を迫られるような場面では、
岐路に立たされている可能性が高いように思う。
社会問題や政治に関しても同じことが言えるのではないか。
問題の解決に向けた選択肢はなるべく多いほうがいい。
例えば、アメリカ大統領選挙が予備選挙を重ねるのは、
候補者を様々な政策や社会問題に関係させて、
選択に複雑さを持たせるための知恵だと感じる。
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一国のリーダーを選ぶための制度の知恵なのでしょうが。
選挙が無事、公正に終わることを願います。
さて、混乱する大国の様子を見ながら、
私たちの日常でも、
A案かB案(またはA案じゃないならなんでもいい!)か だけでなく。
改善したA’案、B’案や折衷したC案なども考える視野の広さや余裕が必要かなと思いました。