落ちないりんご
昨日は牛深ハイヤ実行委員会に出席してきました。
今年4月に予定されていた第50回牛深ハイヤ祭りは、
残念ながら、新型コロナ終息まで延期になりました。
本校も第48回(平成31年4月)に続いて、
全校生徒で総踊りに参加する計画でしたので、たいへん残念です。
その席上、東京ドームで毎年行われているイベント「ふるさと祭り東京」が、
オンラインで開催されたことのお知らせがありました。
牛深ハイヤも1/11(月)配信分で登場しました。
今もYOUTUBEでご覧になれます。
【公式】ふるさと祭り東京2021オンライン[4日目]
(5時間以上の長い動画です。牛深ハイヤ踊りは開始後1時間15分後ぐらいから登場です)
私は11日に自宅で視聴しましたが、
天草市役所の皆さんが天草各地の名勝をバックに踊っておられる
素晴らしい動画が紹介されていました。
ところで、番組の最初には、青森県のご当地アイドル「りんご娘」さんが登場し、
津軽地方の「ねぷた」についての紹介などをされていました。
牛深もゆるキャラ(?)あかねちゃんに続いて、
アイドルの登場が期待されますね。
さて、青森のりんごで思い出したのが、
「りんご台風」の別名で呼ばれる、平成3年の台風19号です。
「平成一の風台風」とも言われ、熊本も大きな被害を受けました。
最大瞬間風速50メートルを越えたそうです。
この台風は、北上していった青森県でも、りんご農家に甚大な被害をもたらしました。
その時の逸話ですが、
収穫間近の多くのりんごが、台風の暴風で枝から落ちてしまって、出荷できなくなりました。
農家の人は途方に暮れてしまいました。
ところが、その中で、起死回生の手を打った農家があって、
台風で落ちなかったりんごを
「落ちないりんご」と名付けて、
受験生用に売り出したそうです。
受験生の皆さんはいい験担ぎということで、大好評になったと聞きました。
よくコップに半分入った水を見て、
「もう半分しかない」と思うか、
「まだ半分ある」ととらえるか、考え方次第ということが言われますが、
地面に落ちた無数のりんごを見て嘆くだけでなく、
まだ残ってくれていたりんごの実を見上げて、
「なんとかしよう」と思った方がおられたのでしょうね。
ピンチはチャンス、そのもののお話だと思います。
現在も「有限会社 落ちないりんご」からりんごの購入ができるようです。