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料理を取り分ける人、皿を重ねる人

食事会などの時に

料理を取り分けてくれる人は、

きっとさばけていて、明るく、気の利く人でしょうね。

リーダーシップのありそうな感じにも見えます。

その手元を他の人は期待感?をもって見つめるかもしれません。


しかし、みんなが食べ終わってホッとしている時に、

さりげなく皿などの食器をささっと重ねてくれる人も、

目立たないかもしれませんが、

よく気のつく人だと思います。


そのようなことに関連した出来事がありました。

先日の1年生のJRC防災教室でのことです。

 

講師の工藤さんに、赤十字及び青少年赤十字について講話をいただき、

竹下さんには、救急法の講習をしていただきました。

救急法では、三角巾のいろいろな使い方を

実際に手に取りながら教えていただきました。

三角巾を扱うのは、初めての生徒がほとんどで、

興味深そうに活動していました。


さて、その活動が終わった後、

竹下さんが

「誰か三角巾を集めてくれますか」

と言われました。


すると、一人の生徒がすぐに立ち上がって、

竹下さんから大きなビニール袋を受け取って

みんなのところを回り出しました。


他のみんなは、その中にきちんとたたんだ三角巾を入れていきました。

あっという間に、全員分の三角巾を集め終わりました。


小さな光景ですが、

その立ち上がった生徒の様子が

とてもかっこよかったですね。

次の日に、

あれは前から係として言ってあったの?

と尋ねてみましたが、

そういうことはなくて、

自分からその場ですすんで行動したのだそうです。


JRC委員の彼女は、三角巾の救急法もとても勉強になって楽しかった、と言っていました。


「気づき・考え・実行する」

子どもの姿はとてもかっこよく、

ある時は微笑ましく、

こちらの気持ちもスカッとするものです。