車の運転で重要なこと
私は車の運転免許は、教員になってから、亀川の天草自動車学校で、夏休みに取りました。
毎回食堂で食べたチャンポンが美味しかったのを、よく覚えています。
さて、車の運転では、何が重要でしょうか。
皆さんなら、何と答えられますか。
Aさん「それはもちろん、アクセルの踏み方ですね。
スピードが出ないと運転になりません。」
Bさん「それはもちろん、ブレーキの踏み方ですね。
ブレーキを適切に踏まないと、事故につながります。また、変則的なブレーキのかけ方は、車酔いの元ですよ」
Cさん「それはもちろん、視野の広さ、視線の配り方ですね。
運転するときは、実に多くのものを見る必要があります。
前方の車、対向車、自転車、歩道の歩行者、信号、交通標識、後方の車、バックミラー、サイドミラー、スピードメーターなど各種メーター。
たくさん目配りをして情報を得ないと運転はできません」
Dさん「それはもちろん、交通安全意識とマナーですね。
あおり運転を見てください。
どんなに運転技術を持っていても、公共の場を運転するという意識が低ければ、周囲に迷惑をかけてしまい、危険です」
Eさん「それはもちろん、目的地を決めていることです。
安全に決めた時間までに目的地に着くことが、運転のおおもとの意義ですからね。
目的地が決まってこそ、運転の全てが意味を持ちます。安全によりスムーズに目的地に着こうという気持ちになるのです。
あなたは、目的地が決められないまま、車のエンジンをスタートさせますか」
どの意見も一理ありますし、一つには決められないでしょうが、私は、Eさんの意見がなるほどと思いました。
自動運転の技術が進化していますが、目的地だけは、運転するあなたが決めなくてはなりません。
日頃の生活でも、
スピードを重視する
自分の気持ちを抑制してコントロールする
視野を広く持って情報を集め、周囲の状況を考える
マナーを守り迷惑をかけない
など、どれも大切でしょうが、
「何のため」という目的を定めておく、というのも重要だと思います。
昨日は3年生の高校説明会でした。
3年生の皆さんは中体連の代替大会を終え、夏休みを前にして、進路について真剣に考える時期になりましたね。
エンジンをかけて、周囲を見て、アクセルを踏む前に
目的地についてじっくり考えたり、家族の方と話し合うことも大切ではないでしょうか。