学校生活

「命の大切さを学ぶ教室」

人権集会の後は、熊本県警察本部広報県民課犯罪被害者支援室のご協力を得て、
「命の大切さを学ぶ教室」を行いました。
山本美也子さん(NPO法人はぁとスペース」代表 福岡県在住)に、
「思いやりで社会を変える」をテーマにお話をいただきました。
山本さんの旦那様は、車イスマラソンの世界的な選手でいらっしゃいます。
高校1年生だったご長男を飲酒運転による交通事故でお亡くしになり、
飲酒運転撲滅のために講演活動、キャンペーンなど多方面で活動されています。
「当たり前の明日が必ずやってくるとは限りません」
「『ありがとう』『ごめんなさい』をその日のうちに伝えることが、
毎日を一生懸命生きること」
「(誰もいない家にでも)『行ってきます』と言って、交通安全の五感のスイッチを入れましょう」 
「『無事で帰ってきてね』の願いを込めて『行ってらっしゃい』と送り出しましょう」
「被害者の方の声をちゃんと聞いてくれるおまわりさんが警察にはいらっしゃいます。相談をして」
など、ご自身の体験から得られた大切なメッセージを伝えていただきました。
また、愛犬こゆきとご長男との逸話やテレビの啓発CMをご紹介いただいたり、
「酔っ払いメガネ」やってアンコールのパッチテストの体験もさせていただいたりしました。
最後に「『したらいけないことは、絶対したらいけない』と正々堂々と言える大人になってほしい」と訴えられ、
会場の全員で飲酒運転ゼロのコールをしました。
山本さんのお話を生徒、保護者、職員でともにお聴きすることができ、たいへん心に残る一時間でした。
山本さん、お世話いただいた熊本県警関係者の皆さん、どうもありがとうございました。