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校長室ブログ 今日の東天

大きいカブトムシはなぜ大きいか

「昆虫すごいぜ!」からスズムシのことなどを考えていましたら、

次のような記事を目にしました。

カブトムシの「大きさ」あんなにも差が出る理由 (2020年08月22日 東洋経済オンライン)

カブトムシといえば、私も早朝にラジオ体操に行く前に友だちと夢中になって探したものものです。

この記事によると

「カブトムシといえば、とくに体が大きくて立派なものが人気です。

でも、ときどき、とても体の小さなカブトムシも見かけます。

じつは、このカブトムシは、大きなカブトムシより後に生まれたから小さいわけではないのです。

この小さなカブトムシには、どんなにエサをたくさん与えても、体が大きくなることはありません。

成虫になってしまうと、その後、どれだけエサをたくさん食べても、もう大きくなることはないのです。」


では、どうして体の大きなカブトムシと小さなカブトムシがいるかというと、生まれつきの何かの理由とかではなく、

「幼虫の時期の意味が隠されている」というのです。

 

昆虫の成虫は羽を持っているのに、幼虫はまったく違った姿をしています。

美しいチョウも、幼虫の頃はイモムシ、トンボは水の中でヤゴとして生活し、セミも土の中で長く過ごしますね。

「幼虫の時期の意味」とはなんでしょう。記事は続きます。


「カブトムシの体の大きさは、幼虫のときに食べたエサの量で決まるのです。

とにかく、幼虫であるうちに、たくさん食べることが大切です。

エサをたくさん食べた幼虫が、大きく成長し、大きなカブトムシとなります。

からだが大きいことは、成虫になって樹液をめぐって争うときなどに、圧倒的に有利です。
しっかりとした幼虫時代を過ごしたものだけが、しっかりとした成虫になることができるのです。」

これを中学生に当てはめるのは少々乱暴かもしれませんが、

中学生をまだ「幼虫」にたとえると、

今のうちに心の栄養をたくさん取ることが、

やがて「成虫」(社会人)となって羽ばたく時の差になるのかなと思いました。

 

猛暑が続いていますが、授業が始まり、体育大会に向けた取組も軌道に乗ってきました。

今年は特に大変なことも多いかと思いますが、

積極的にいろいろなことを経験して、

心の栄養を蓄えましょう。

 

大和田常務「昆虫すごいぜ!」からの…スズムシの話

昨日のドラマ「半沢直樹」の関連で、

劇中に登場する、大和田常務さんをご存知でしょうか。

「顔芸」とも言われる、豊かな?表情で、ドラマを盛り上げていますね。

 

その大和田常務さんを演じている、香川照之さんは、東大出身でユニークな方のようですが、

ボクシングや昆虫が大好きだそうです。

彼が出演される、Eテレの「昆虫すごいぜ!」という番組も何度か見たことがあります。

昆虫に関する知識もすごいですが、なんといってもその熱意がすごいですね。

語り口や昆虫を探して捕まえる時の「熱」が、とにかく笑ってしまうぐらいすごくて、

うらやましくなるほどです。

 

 

私は昆虫はどちらかというと苦手ですが、

それでも小学生の頃にスズムシを飼育するのが流行っていて、私も飼っていたことがありました。

晩夏から秋にかけて、夜になると、リーン、リーンという鳴き声が、

蚊帳をつった(!)部屋に響いて、涼やかだった思い出があります。

 

50年経った現在では、熱帯夜続きで、熱中症予防のために

朝までエアコンが切れませんが、昔は窓からの夜風と虫の鳴き声で

涼が取れたのでした。

 

皆さんもスズムシの涼やかな鳴き声で、暑さを少しでも和らげてください。

(虫の話は明日につづく)

 

その人の自信と誇りは「  」でわかる

始業式で話したことのつづきです。

 

先日のドラマ「半沢直樹」第5話で、このようなセリフがありました。


半沢「倒産する会社は、社外の人にあいさつをしなくなっていく。

会社に対する自信と誇りがなくなるからだ」

「しかし、ここは違う。

従業員もみんな自分たちの仕事にプライドを持っている。

それは大きな強みだ」

ビデオクリップ→半沢直樹 その人の自信と誇りは「あいさつ」でわかる(2020/8/21)

社員が自分の会社や仕事に自信や誇りを持っていない会社からは、決して良い仕事は生まれないからでしょう。

生徒の皆さんも、

東中生としての「自信と誇り」を、
一人一人の「あいさつ」で表現してくれることを期待します。

運がよくなる方法

今回の始業式は、放送で行いました。

そこで生徒たちに話した内容です。

       
「運のいい人」とは
困ったときに他の人が助けてくれたり、

元気のないときに励ましてくれたり、

夢に向かって頑張っているときに、後押ししてくれたりする、

サポーターが多い人が「運のいい人」です。


「運がよくなる方法」とは
では、生徒の皆さんに「運のよくなる方法」を教えます。
誰でも今日からできる方法です。


それは「あいさつをする」ということです。
以前「別にいいじゃないか。あいさつぐらいどうでも」と言った人がいて、私はとても残念でした。
たしかにあいさつはちょっとしたことです。
しかし、そのちょっとしたことができないあなたは何でしょうか。
ちょっとしたこともできない人に、大きなことはできないし、

応援してくれる人も増えないのではないでしょうか。


あいさつをすると運がよくなる理由
理由は二つです。
まず、あいさつをすると、相手にいい印象を与えます。

他の人から「いい感じの人だな。話しかけてみようかな、話を聞いてみようかな」と思われます。
一方、あいさつをしない人は、「この人は不機嫌なのかな、こっちまで気持ちよくないな」と思われてしまいます。


次に、あいさつをする人は、相手に「自分のことを認めてくれているな。こちらもこの人のことを認めていこう」と思われます。
それに対して、あいさつをしない人は「この人は自分のことを無視しているな、じゃあ自分はもう関わらないでいいな」と思われます。
これらの小さな積み重ねが、その人の「運」に影響していくのです。
人一人の力は限界があります。授業も、体育大会も、部活動もいっしょです。
あいさつから、人と人とのつながりがスタートし、あなたのサポーターが増えていきます。

そして、サポーターがたくさんできた人が運のいい人です。


あいさつの仕方で大事な三つのこと
しかし、あいさつの仕方に大事なことが三つあるので、気をつけてください。
一つ目は、明るいあいさつをすることです。
聞こえないあいさつや逆に怒鳴るようなあいさつでは、運はよくなりません。

あいさつした方もされた方も気持ちが明るくなるようなあいさつでないとだめです。
二つ目は、先にあいさつをすることです。
相手から先にあいさつをされてから返す、受け身のあいさつでは効果は薄いです。

こちらから先にあいさつをしましょう。
三つ目は、誰にでも何度でもあいさつすることです。
自分の利益になりそうな人だけにあいさつをしていても運はよくなりません。

学校のお客さん、地域の方等、誰にでも何度でもあいさつしましょう。

 

いかがでしょうか。各ご家庭でも、もう一度「あいさつ」について話をされてみてください。

 

1学期、離れていても、私に気付いて「先に」「明るく」あいさつしてくれた1年生の姿です。

2学期のスタートに当たって

2学期のスタートに当たって、皆さんに再度次のことをお伝えします。

どれも今年度本校で大切にしていることです。

1 命と人権より大事なものはない
本校の基本方針中の基本です。
新型コロナウイルスは、この2つを脅かすかも知れません。

しかし、私たちは今までどおり、身体も心もコロナに負けません。
全生徒、全職員が協力して感染拡大防止に努めるとともに、感染症への不安やおそれ、偏見や差別などに負けません。

雨が降ったら、傘をさして歩いていくしかありません。


2 縦糸を張り、横糸をつなぐ
みんなで協力して「縦糸を張り(ルールや規律を守り)」、

その次に「横糸をつなぐ(人間関係づくりを深める)」。

この縦糸と横糸で「なりたい自分」「なくてはならない人」という織物を織り上げていきます。


3 気づき・考え・実行する
 東中生得意の「気づき・考え・実行する」生活をさらに進めていきます。

授業、生徒会活動、学校行事、部活動などいろいろな場面で生徒たちが活躍することで、本校卒業後も、どこでも通用する人間力を身に付けていきます。         

 

 保護者、地域の皆さん、2学期も牛深東中に応援をよろしくお願いします。

 

(夏休み 部活動を頑張る生徒たちの様子から)