校長室ブログ 今日の東天
将棋羽生善治さんの3S
私が中学生の頃は、定期テストの時は、半日で下校でした。
先生たちは採点したり、生徒たちは次の日のテスト勉強をするための日程だったのでしょう。
しかし、私はまっすぐ家に帰ってテスト勉強をしたことはなく、この時とばかりに、寄り道ばかりしていました。
熊本駅前にあった本屋に寄ったり、スーパーの上のゲームセンターで遊んだりしていました。
一番よく寄ったのは、友達の哲郎くんや和之くんの家で、よく将棋をして帰りました。
このように、その頃から将棋は私の趣味なのです。近頃は藤井聡太くんの活躍で話題になることも多い将棋界ですが、私はオンライン将棋とかを指すほどの腕はなく、もっぱら観戦が楽しみのいわゆる「観る将」です。
その私の楽しみの一つとして、毎週日曜日の「NHK杯将棋トーナメント」をよく観ています。ところが、この番組もコロナの影響で新しい対局が放送できず、昔の伝説の名局が放送されているようです。
今日は、平成に年号が変わったばかりの頃の「加藤一二三九段対羽生善治五段」の放送があります。
30年以上前の当時、元名人として実力者の一人だった「ひふみん」こと加藤九段(当時49歳・現在とはずいぶんイメージが違います)と、新進気鋭の羽生五段(当時18歳)の一局です。
30歳あまりも歳の差のあるベテランと新鋭の、注目を集めた一局でした。
この一局の中盤戦で、羽生さんは「5二銀」という一撃必殺の一手を指し、そこから一気に羽生さんの勝勢となり、勝負はあっという間に終わってしまったのでした。
このことから、この対局は伝説の一局と言われるようになり、「羽生五段の5二銀」は、将棋ファンの中では有名な鬼手となったのです。
さて、ここで私がこの「羽生五段の5二銀」から勉強になるなと思うのは、ビジネスの「3S」を象徴しているからです。
「3S」とは、Simple(単純)、Smart(賢明)、Speedy(迅速) のことです。
この「3S」の反対はというと、ごちゃごちゃ、おろおろ、のろのろ、といったところでしょうか。そう考えると、ビジネスの「3S」が大切なのもわかる気がしませんか。
私の見たところ、「5二銀」は、まさに相手の王様を詰ます、という目的に単刀直入に切り込む一手であり、「3S」の条件を具現化していると思えるのです。
私は仕事の中で、ときおり「羽生五段の5二銀」を思い出し、「3S」を心がけるようにしているところです。
(YouTube 約15分17秒)
数字の美しさとは
「博士の愛した数式」という小川洋子さんの小説は、中高生におすすめの本として紹介されることも多く、映画にもなっていますので、皆さんご存知かもしれません。
↓クリックすると本の紹介が見られます。
その物語の中で、数学や数字の美しさについてたくさん語られます。わたしは数学は苦手なので、よくわかりませんが、数学が好きな方の中には本当に数字が大好きという方がいらっしゃいます。
わたしの知り合いの数学の先生は、プロ野球選手の打数、安打数、打率のベスト100の一覧表を飽きずにながめたり、駅伝競走の区間ごとのタイムと順位の一覧表を楽しそうに読み取っていらっしゃいました。「数字が並んでいるのを見てるとワクワクする」と言いながら。
さて、以下は将棋の谷川浩司九段がお弟子さんに出題されるという問題です。
電卓かメモとえんぴつを片手に、考えてみてください。
「…12345679は魅力的な数で、9をかけると( )になります。なぜこうなるかは、電卓より筆算のほうが理屈が分かります。8が抜けているのが鍵です」
( )にはどんな数字が入るでしょう。
数学が専門の森教頭先生(将棋も強いそうです)に聞いてみると、「×9を×(10-1)にすると簡単に計算できますね」と教えてくださいました。???
また、谷川九段によると、「18をかければ( )が並び、27をかければ( )が並びます」ということです。
×8も美しい答えになるそうですし、 98765432に9をかけるのも楽しいそうです。
生徒の皆さん、数学の課題の学習の合間に、数字の美しさを楽しんでみてはどうでしょう。
あなたの台所
滝沢カレンさんという、モデルさん?タレントさん?をテレビでご覧になったことがおありでしょうか。どこか、不思議な言語感覚で話をされる方です。
ネットの書評欄で、『カレンの台所』という、いわゆる料理本が紹介されていました。
滝沢カレンさん「カレンの台所」インタビュー この本は楽しませてもらっている食材たちへの恩返し
インスタグラムに投稿した料理を中心に、全30メニューが掲載されているそうです。たとえば
「冷たい何も知らない鶏肉」
「お醤油を全員に気付かれるくらいの量」
いかがですか。すごい表現ですね。レシピがこのようにユニークな表現で書かれていて、人気を集めているそうです。
さて、昨日のこの欄で、給食のお話をして、「ご家族で調理にチャレンジしてみては…家族の話題も増えそうです」とお話ししました。
すると、朝日新聞の投書欄で偶然「今日も料理 笑顔うれしい」という滋賀県の16歳の高校生・佐原凜空(りく)さんの文章を見つけました。
「母から誘われたのがきっかけで、お昼ご飯作りを手伝っている。正直、最初はちょっとめんどくさく思っていたが、手伝ってみると意外に楽しかった」と始まります。
「ある日、だし巻き卵を作ることになった」筆者は卵一つ割るのにも手を汚して思うように割れず、苦戦します。
しかし、「出来上がっただし巻き卵を祖父と祖母にあげるとすごく喜んでくれた」お父さんも驚きながら嬉しそうです。
「手伝い始めたばっかりで、作ったメニューも多くない。けれど、一つひとつ教えてもらいながら料理を作るのが、なんだかうれしくて」
「できることが増えるってやっぱりいいなと実感した。そして何よりも自分が作った料理をうれしそうに食べてくれる家族がいる」
休校中の家庭生活で、いい気づきをしたんだなとほ微笑ましく読みました。
そして、最後に「だからぼくは今日も作る」とありました。
私はばくぜんと、「りく」さんという、日頃台所に立たない女子高校生の作文かと思いながら読み進めていたのでしたが、男子の体験と知って、なおさら微笑ましく思ったところでした。
ここまで読んでくれて、料理にチャレンジしてみようと思い立った生徒のみなさん、滝沢さんの本も楽しく読めて、参考になるかもしれませんよ。
↓クリックすると本の紹介が見られます。
給食の話
大手食品メーカー日清食品の最終利益が最高になったそうです。外出自粛により、カップめんの売り上げが大幅に伸びたためということです。
カップめんというと、「カップヌードル」が発売されたのは、私が小学校高学年の頃だったと思います。その手軽さとおいしさに、びくりしたのを覚えています。特に、あの小さなエビ?の味は魅力的でした。それ以降、子ども時代から学生時代、独身時代とインスタントラーメンにもずいぶんお世話になりました。しかし、もう中高年もいいところなので、最近はセーブしているところです。
特に現在、一人暮らし中ですので、給食の食べられないこの期間、食生活に苦労しています。ご家庭でも子どもたちの食事には、免疫力を高める面からも、日ごろにも増して気をつけられているのではないでしょうか。
給食といえば、ネット記事で「今と昔じゃこんなに違う!?親世代&現代っ子の給食ランキング」が紹介されていました。
(小学生の)親世代の給食人気ランキングは、第1位「揚げパン」第2位「カレーライス」第3位「ソフト麺」でした。
現代っ子の給食人気ランキングでは、第1位「鶏のから揚げ」第2位「ハンバーグ」第3位「カレーライス」そして、第4位「オムライス」第5位「スパゲティ」と続くそうです。
私は親世代よりもっと上の世代ですが、ベスト3はまさにこの3つでピッタリ同じでした。特に揚げパンは、きな粉がまぶしてあれば最高です。これは他の先生たちにも聞いてみましたが、同意見のようです。
しかし、ソフト麺については、今の生徒たちは知らないかもしれません。
また、カレーライスは世代を超えて強いですね。本校生徒も、月一回のカレーライスの給食は楽しみにしているようです。いつだったか、何か学校行事の振替休日の献立がカレーライスなのを知った生徒が、本気で残念がって話しているのを耳にしたことがあります。
保護者の皆さんはの給食の思い出は、いかがでしょうか。
ところで、わが牛深給食センターの給食はとてもおいしいです。
地産地消、天草、牛深らしい工夫されたメニューも多くて、いつも楽しみにしています。「給食が恋しいなぁ」と思っていた昨今ですが、昨日、給食センターの宿輪(しゅくわ)先生から「学校給食レシピ集」が届けられましたと、西田先生が教えてくれました。
次の七つの取っておきのメニューについて、レシピが紹介されています。
①ピザトースト ②南関あげ丼 ③マーボーカレー ④海そうサラダ ⑤かみかみサラダ ⑥大豆とちりめんの甘辛あげ ⑦びっくり目玉焼きゼリー
私のイチオシは、⑤かみかみサラダ です。さきいかの味がよく出ておいしいですよ。ただ、レシピを見て、白ワインが入っていたのを知ってびっくり(私はアルコールは一滴も飲めませんので)!隠し味が効いているのでしょうね。
家庭科の調理の学習を兼ねて、生徒の皆さんも学校給食のメニューにチャレンジしてみませんか?保護者の皆さんもいっしょにいかがですか。給食の今と昔について、家族の話題も増えそうです。
くわしくはこちらから→学校給食レシピ集.pdf
「コロナ気をつけて」ある投書から
先日、この欄で、「医療従事者の方に感謝と応援のエールを送りましょう」というサイトについて、ご紹介しました。
保護者の皆さんの中にも、医療機関、介護福祉機関はもとより、お客様への対応をされる店舗にお勤めの方も多いと思います。
5/11(月)付けの朝日新聞に、次のような読者の投書が掲載されていました。少し長くなりますが、引用させていただきます。
(声)接客中「コロナ気をつけて」に涙
会社員 中地絵美(神奈川県)
先日、職場で泣きました。お客様に「コロナに気をつけてね」と言われたからです。
4月7日に緊急事態宣言が出ましたが、私はスーパーで働いているので、リモートワークはできません。会社はお客様と従業員の感染防止のためにできることはしています。それでも家には病気の母がおり、不安は尽きません。
商品の購入個数の制限や間隔を空けてレジに並ぶことなどをお客様にお願いするようになりました。不満や怒りをぶつけられたり、レシートを指でつまんで、ポイッとされたりすることが少なくありません。そんな時は「まだコロナに感染していないし、仕事があるだけ幸せだと思わなければいけない」と自分に言い聞かせてきました。
年配の女性が帰りがけにかけてくれたこの言葉は、あいさつのようなものだったかもしれません。でも私はとても救われました。思わず「ありがとうございます!」と言いましたが、それでは言い尽くせませんでした。
感染防止や先行きも見えない状況など、ストレスや辛いことも多い中で、日夜働いてくれている方々のおかげで、私たちの暮らしは支えられています。
ごく身近なところからでも、感謝や応援の気持ちは伝えられるものですね。
また、生徒の皆さんは、休校中の皆さんを支えてくださっている家族の皆さんに、感謝の言葉を忘れずに贈ってほしいと思います。
海外からは、あの正体不明の芸術家バンクシーの話題もありました。
オンライン朗読会
昨日に続いて、オンライン会議の話題のつづきです。といっても、会議ではなく、アプリZOOMを使った朗読劇のお話です。
私はドラマ「古畑任三郎」が大好きでして、以前に国語の実力テストの問題文に原作を採用したほどです。
5月6日、その「古畑任三郎」や映画「ステキな金縛り」などの作者三谷幸喜さん作のコメディー舞台「12人の優しい日本人」の朗読会が、YouTubeで生配信されました。
「12人の優しい日本人」〈ストーリー〉一般市民から無作為に選ばれた12人の陪審員。名前や職業、年齢もわからない初対面同士がある事件の審議を始める。被告が有罪か無罪かを決める結論は全員の意見が一致したうえで出すという条件のもと、陪審員たちは多数決をとり「無罪」で一致。審議は早くも終わったかに見えたのだが、陪審員のひとりが無罪の根拠を問いただし始めたことから大混乱!(2005年のWOWWOWのホームぺージから)
私は後でアーカイブを見たのですが、西村まさ彦さんや吉田羊さんなど、おもな登場人物12人が、前半約90分、後半約60分ずっと、ZOOMの12分割された画面で映し出され朗読劇をするという、面白いものでした。
12人の年齢、性別、職業がバラバラな人たちが繰り広げる、会話だけが中心の劇ですが、推理小説のようなトリック?や気の利いたギャグ、時には考えさせられる言葉もあり、2時間半があっという間でした。(「古畑任三郎」が好きな方にはおすすめ)
改めて、人の発言の背景には、性格や価値観、人生経験などいろいろなものがあるのだろうなと思いました。
本校生徒ならもっと「傾聴・同意」ができるだろうな、とも思いました。
また、ZOOMなどの活用方法の新しい一面も知ることができ、ほんとうに「コロナ後」の世界は変わっていくのだろうなとも思ったところです。
調べてみると、この企画は、陪審員6号で出演もされている近藤芳正さんが、生の演劇の面白さを見てほしいと発案され、三谷さんの快諾を得て実現したそうです。
また、前後編あわせてリアルタイムで2万8000人が視聴したそうです。まだ5月末までご覧になれるということです。
下にリンクを設けましたが、長編ですので、再生される際はご注意ください。
新しい生活様式…オンライン会議
5月4日、厚生労働省から新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」が示されました。「感染防止の3つの基本」①身体的距離の確保②マスクの着用③手洗い など、ニュース等でも皆さんお聞きになったと思います。
「遊びに行くなら屋内より屋外を選ぶ」「外出時、屋内にいるときや会話をするときは症状がなくてもマスクを着用」など、臨時休校中の子供たちにも再度確認したいことがありました。
さて、「働き方のスタイル」の項目では「会議はオンライン」と言われています。
先日、小多先生がアプリ ZOOM を使ったオンライン会議について調べていました。聞くところによると、中体連の会議を開くうえで、調べる必要に迫られてしまったそうです。
すると、丸山先生が「私はアプリを入れていますよ」と助け舟を出してくれて、協力していろいろ一緒に調べてくれました。
するとまたまた、ICTに詳しい下城先生も加わって、ああじゃないこうだろうと言っているうちに、「では、まず今から試してみましょう」ということになりました。
その時職員室にいた先生たちが、それぞれパソコンや私物のスマホやタブレットを開き、アプリをインストールして、あっという間に準備ができました。。
丸山先生がオンライン会議の主催者となって、IDなどを回して、スタートしました。職員室、廊下、1年教室、美術室、保健室とそれぞれ分散して、あっと言う間に7、8人のオンライン会議が実現しました。
私はというと、そばから、なんだなんだ、いいぞいいぞ、映った聞こえた、と騒いで見ているだけでしたが、
小多先生によると、思ったよりスムーズに開催できたという感想でした。
そのうち、「在宅勤務の日もこれを使って打ち合わせはできそうですね」「40分まで無料で使えるそうだけど、十分ですね」「セキュリティについてはもう一度確認しよう」「これは、同時にしゃべるとよく聞きとれないなあ」「会議の進行役の工夫や、反応はジェスチャーで示している授業の様子を見ました」などと、いろいろな気づきが生まれました。
このことで、私が思ったことは二つあります。
まず「やってみてはじめてわかるんだな」ということです。
ネットなどでいろいろ調べてみてよくわからないところも、とにかくやってみようと実行しながら、ああそうやるんだ、こうすればいいのかと、わかることが多かったようです。
次に、「一人で悩むよりみんなで相談したり知恵を出し合うといいな」ということです。
考えてみると、本校の授業や生徒会活動で大切にしてきたことですね。
小多先生の課題意識と先生方のおかげで、ほんの30分足らずで、臨時のZOOMに関する校内研修ができました。
早速、今日の職員朝会で、在宅勤務の先生を含めた、ZOOMを使った「オンライン職員朝会」を行いました。
職員の健康観察は画面上で「○」というジェスチャーで確認しました。
音声、画像ともにスムーズにつながり、まずまずのスタートでした。
英語に訳する・英語を訳する楽しみ
またテレビ番組の話題ですが、「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」という番組をご存じですか。
私は時々見て楽しんでいるのですが、出川さんがよく使う「やばいよ、やばいよ」について、
かねがね、「これはすごいぞ」といういい意味なのか、「いかん、いかん」という意味なのか、どう使うのかなと思っていました。
先日、「外国人が絶望する日本語」(時と場合によっていろいろな意味にとれて、むずかしい日本語)という記事を読みました。。
その記事では、「やばい」の英訳として、少なくとも次の7種類の言葉が挙げられていました。
Cool, Cute, Terrible, Too bad, Beautiful, Awesome, Dangerous
の7つですが、それぞれ普通は何という意味で使われているでしょう。
生徒の皆さん、ぜひ手元の英和辞典で調べてみてください。
また、私たちが当たり前のように使っている「大丈夫」「お疲れ様」「どうも」などの言葉も、相手やシチュエーションによっていろいろな意味があるようですね。
外国語の和訳として有名なのは、
I love you を夏目漱石が「月がきれいですね」と訳したという逸話や
二葉亭四迷という人がロシア語の文学を翻訳した際、女性の"「Вашa」 =「yours」というセリフを「死んでもいいわ」と訳したという例が有名のようです。
和訳するにしろ、英訳するにしろ、状況や意図をくみとって微妙なニュアンスを伝えるのは、難しくもあり、楽しくもあるように思います。
生徒のみなさん、家庭学習の課題には、予習の内容もたくさん出ていますので、難しいかもしれませんが(特に英語!)、頑張りましょう。
ちなみに、出川さんは牛深にも来られていたそうです。
「今年の5月は母の月」
「不要不急」の外出を避けて…と言われると、私などは学校の仕事以外は、ほぼすべて不要不急に思えてきます。大型連休中は食事するのもまさに不要不急な感じで、ゆったり過ごしました。
5月7日の朝日新聞に、「外出自粛、最低限の買い物のみ、となると花屋なんて、一番に不要とされる仕事だと思ってました」で始まる記事がありました。
木村さんの働く大阪の花屋さんで新型コロナウイルスの影響が出始めたのは2月ごろ。会社の送別会などが中止となり、卒業式も縮小され、花束の注文のキャンセルが増えたそうです。
外出自粛となり、「もうお客様は来ないだろうし、休業にする可能性が高いな」という話が出ていました。木村さん自身も「それはそうだろうな。こんな時に花なんて、不要不急に決まっている」と思っていました。
ところが、しばらく経った頃、「自宅に癒やしが欲しい」と、食料品などの買い物ついでに花や小さな観葉植物、苗などを購入する人が増え始めたそうです。
「花や野菜の苗を買うお客さん、休校中のお子さんと育てるとのこと。家に飾る生花や観葉を買うお客さん、家にずっといるから…と。花って不要じゃないんだ。こんなときこそ必要なのかもしれない」木村さんはそう気づいたそうです。
(写真は木村さんのツイッターから)
昔、先輩の先生に「不要の要」という話を聞いたことがあります。「一見、ムダに見えるものが、実は役に立つ」という意味ですが、生徒指導などにおいても、何気ない小さな取組が本質的には大切なことがある、と言われていました。
「不要不急」が言われるこの頃、改めて大切なものは何か、家族や親しい人たちで見直してみるのもいいのではないかなと思いました。
明日5月10日は母の日ですが、日本花き振興協議会では「今年の5月は母の月」というキャンペーンをされているそうです。5月を1か月丸ごと「母の月」として期間を長くし、販売促進とともに感染拡大を防ぎ、配送業者さんの負担軽減にもつなげようという呼びかけだそうです。
長い休校でご家庭のご負担も多くなり、大変だと思いますが、皆さんもお花をいかがでしょうか。
深海が産んだ名大関 栃光関
日本相撲協会は4日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の延長を受け、東京・両国国技館で開催予定だった夏場所を中止すると発表しました。
早く熱気のある取組が再開されるといいと思います。
私は小さい頃に大相撲をよく見ていて、麒麟児(初代、のちの大関大麒麟)という関取が身体が柔らかいのか、身体をやたらとクネクネさせながら、ふてくされたように塩を撒いていたのが面白く、ものまねしていたのを覚えています。
深海のふれあいセンターには、深海出身の大関栃光関の大きな写真が飾ってありますね。
大鵬、柏戸とほぼ同じ時代に活躍された名大関ですが、私は残念ながらリアルタイムで見た記憶はありません。
栃光対大鵬(1962年)
しかし調べてみると、お相撲さんとしては決して大きくなかったのに、とても強いだけでなく、土俵での態度がとても立派で、生涯一度も待ったをしなかったことで知られています。
「土俵態度そのままの実直で礼儀正しい人柄は、ファンや報道陣などから広く愛された」とも言われ、郷土の先輩として、誇らしいですね。
「熊本の心」という県教委が作成した道徳資料集の中にも、栃光関が紹介されています。父を助けて「こう木」を深海の山から運び出す力仕事をした少年時代や、脇にワラをはさんで押し相撲の稽古に励んだ時の逸話などが紹介されています。
授業でも使っている資料集ですが、1話6〜7分の話が4話ずつぐらいでまとめられて、テレビ放映されていました。現在はRKKのホームページからご覧になれます。
時間があるときに、栃光関の話もご覧になってみてください。
牛深ハイヤ祭りに向けて
臨時休校の影響で、多くの計画変更が必要になり、先生たちは日々、いろいろな相談をしているところです。
牛深ハイヤ祭りも春は中止となり、今後の開催協議中とお聞きしています。
本校は昨年度から総踊りに全校生徒で参加し、今年も楽しみにしていましたので、とても残念でしたが、今後いずれの形にしろ開催になれば、地域の中学生として参加させていただき、盛り上げたいと思います。昨年の総踊りの様子です。
学校再開後は、今まで通り2、3年生の総合的な学習で「牛深ハイヤ節」に取り組む計画です。学習する時数は少なくなりますが、ハイヤ保存会の先生方にご指導いただき、頑張りたいと思います。ご披露できる日を、皆さん楽しみにされてください。
以前、牛深総合センターのちあふる音楽祭でご披露した時の映像です。
さて、牛深ハイヤ節の混声合唱曲があるのを、初めて知りました。ご紹介するのは、東京都町田市立鶴川第二中学校のNHK合唱コンクールでの演奏です。
遠くの同じ中学生が声を合わせて「ヨイサー ヨイサー」と美しく歌っている姿に感銘を受けました。素晴らしい演奏です。ぜひお聴きください。
アマビエさま
話題になっているアマビエさんをご存知でしょうか。昨日もニュースに出ていました。
コロナ終息願う「アマビエ」の置物、熊本で想定外の増産(5/5 朝日新聞デジタル)
SNSでたくさん取り上げられているそうです。
ーアマビエは、江戸末期の弘化3(1846)年、肥後(現在の熊本県)に現れたとされる妖怪。京都大所蔵の江戸時代の瓦版によると、同年4月中旬、肥後の海中に光るものが毎晩のように出現。役人が向かうとアマビエがおり、今後6年の豊穣(ほうじょう)を予言し、「もし疫病が流行したら、私の絵を描いて皆に見せよ」と言い残したという。瓦版に描かれた姿は、地面に着くほどの長髪で、体は人魚のようにうろこで覆われ、くちばしがあり、足は3本ある。(3/12 西日本新聞から)
天草の海中?という説もあり、そっくりの妖怪「山童(やまわらわ)」が天草の山中に出たという言い伝えもあるそうです。疫病退散をする妖怪ということで人気のようですし、天草の私たちには親近感がわきますね。厚生労働省のキャラクターにも採用されています。
ペーパークラフトを作ってみた人もいます。皆さんも作成に挑戦してみては。
私は下浦のお人形を注文しているところです。いつ届くか楽しみです。
(4/24 西日本新聞から)
読書のすすめ 2
読書についてのつづきです。
生徒のみなさんにお勧めする本なら、小説ではありませんが、
佐藤雅彦さん(NHKのピタゴラスイッチを考えた先生です)の「プチ哲学」はどうでしょう。
日常のシンプルな何気ないことでも、ちょっと考えてみることで新しい気づきがあること、考える面白さを味わえます。イラストもかわいいです。
↓本の情報が見られます。
本校ホームページでも紹介していますが、中学生におすすめの本を紹介するサイトもありますので、ご覧になってください。
【参考】中学生向けの本の紹介サイト
また、次のサイトでは、人気作家が毎日交代で短編小説を執筆し、無料公開されています。これをきっかけに、いろいろな作家の作品を読んでみるのもいいのではないでしょうか。
ちなみに5月1日のトップバッターは、「かがみの孤城」で本屋大賞を受賞されている、辻村深月さんの「4月1日 今日からはじまる物語」でした。
超人気作家ら50人以上による緊急連載「Day to Day」が、WEB上で無料公開!
読書のすすめ
本校の先生方で読書熱心だなと思う先生が、たくさんいらっしゃいます。
杉本先生の机の片隅には、いつもきれいなカバーのかかった文庫本が見かけられ、どんな本を読まれているのか、教えてもらうこともあります。
下城先生も、仕事の合間の休憩時間には、いろいろなジャンルの本を読まれています。
先生方に刺激を受けて、私もたまには読書をしようと思い立ちました。
今、読んでいるのは、浅田次郎さんの「天国までの百マイル」です。
中高年向きの話と思いますが、人生に疲れた主人公の母親への思い、主人公を取り巻くいろいろな人たち、医者の先生の思いなど、心を動かされる小説だと思います。
↓本の情報が見られます
図書館担当の松下先生や橋本先生と、先生方の「おすすめの一冊」を募集しようと相談していますので、もう少しお待ちください。
なお、私が中学時代に一番感銘を受けた本は、この本でした。
絵を見ること
NHK教育テレビに「日曜美術館」という番組があります。
日本、海外の名画について、画家の生涯や背景となる時代や文化などを含めて、淡々と紹介される番組です。
国内各地の美術館の紹介などもあります。
この頃、報道番組では明るいニュースが少ないので、チャンネルを替えていたら目に止まり、見るようになりました。
日ごろ、ゆっくり絵画を鑑賞することは少ないですが、
もともと「開運!なんでも鑑定団」の陶磁器作家や画家にまつわる蘊蓄(うんちく)を聞くのは好きだったので、「日曜美術館」も楽しく見るようになりました。
3月には、本渡の喫茶店・珈琲茶話で大田先生の個展が開かれているとお聞きして、伺いました。
大田先生の作品は、校内でも展示もしていますので、ご存知だと思いますが、天草の風景などを丁寧に描かれた温もりのある作品で、見ていると心が温かくなる気がします。
休校のために美術の授業がしばらくありませんが、再開した折には、子どもたちの心を育てる大切な情操教育として、時間を確保していきたいと思っています。
生徒の皆さん、お楽しみに。
大田先生、どうぞよろしくお願いします。
「今、ここでできること」
大型連休後半に入りましたので、学校内での話題ではありませんが、
「今、ここでできること」についてのサイトをご紹介します。
みんなでのりこえよう 〜医療従事者感謝検索〜
医療現場の最前線で戦っている人たちのためのチャリティのサイトです。
5月1日から5月6日まで、「のりこえよう」と検索すると、
一人につき10円がYahoo! JAPANから医療従事者の支援活動に寄付されます。
私も検索してみました。もうすぐ寄付金が上限に達しそうですが、
社会ではこのような取組もされているんだな、という勉強にもなりました。
こちらは、日本赤十字社の医療従事者応援サイトです。
Twitter のページにリンクしています。
dreams come true の歌と共に応援メッセージが見れるし、送れます。。
青少年赤十字加盟校の本校生徒のみなさんにも、見てもらえたらと思います。
心はいつも攻め続ける
文字どおり五月晴れで、5月の東天はスタートしました。
先生たちは、生徒の皆さんの提出した課題をチェックしたり、
教材の準備をしたり、教室の掲示物を作って張ったりしていました。
天草市の通知文(施設、遊具の使用禁止)を受けて、
グラウンドの鉄棒などに「使用禁止」の札を下げてくれた先生たちもいます。
先日、stay homeの一日、映画「隠し剣 鬼の爪」(山田洋次監督)を視聴しました。
永瀬正敏さん扮する主人公が、剣の師匠に教えを乞いに行った場面で、
師匠はこう説きます。
「まずは受けに徹する。相手が踏み込めば、逃げる」
「大事なのは、逃げるのは体で、心ではない。
心はいつも攻め続ける」
臨時休校がまた一か月続きます。
感染拡大防止のために、受け続けている日々のようですが、
学校再開の日に向けて、東中の心はいつも攻め続けていこうと
先生たちと話しています。
映画「隠し剣 鬼の爪」の一場面から
天草市消費者生活センターからの注意喚起です
ご一読ください。
天草市教育委員会より
「天草市における
『学校部活動の地域移行』
に関する進捗状況について」のお知らせがありました。
資料を添付しておりますので、ご一読ください。
Let’s go to the library!!
【今週のくまTOMO】ごみ / 鳥
3月16日のくまTOMOの記事から、
「健康へのえいきょう心配 プラスチックごみ」
「KUMAMOTOとりさんぽ 県農業公園 春の合志市を散策」
をピックアップして関連図書を集めました。
鳥の本は、眺めるだけでも楽しいです。
『366日の誕生鳥辞典』は、その鳥にまつわる伝承や由来を元に誕生鳥が制定してあり、自分の誕生日の誕生鳥はどんな鳥か調べたり、自分と似ているところはあるか想像してみたりして楽しめる本です。
御所浦のイベントにあわせて…
御所浦の、恐竜の島博物館で一周年記念イベントが3月15日にあるそうですね。
現在、図書室前の廊下には、
イベントにいらっしゃる小林快次さんの著書
・『ぼくは恐竜探険家!』
・『恐竜時代』、
小林さんも監修者の一人である『NHKスペシャル恐竜超世界IN JAPAN』
と、そのた恐竜関連の本を並べて置いています。
気になる方はぜひ借りてみてください。
「アスクレピオスの杖」
校長先生から紹介された、「アスクレピオスの杖」のお話について振り返ってみたい方、
図書室にある『世界の神々大図鑑』(グラフィオ/編集、金の星社)をご覧ください。
NDC 164 (神話、神話学)
※現在は特集コーナーに置いています。
【くまTOMO】不登校/いじめ
今回のくまTOMOの中から、
「不登校34万人 増加続く」
「いじめも過去最多」
の記事に注目して、関連する本を集めました。
気になる本があったら、ぜひ借りてみてください。
※冬休み特別貸出中!一人5冊まで借りることができます。(返却は1月10日まで)
【くまTOMO】世界遺産/走り方
今回のくまTOMOの中から、下記の記事に注目して、関連本を集めました。
・「親子走り方教室」
・ナスカの地上絵
左側に走り方の本、陸上関連の本、右半分には世界遺産の本を置いています。
☆パラパラとめくってみたり眺めてみたりして、気になる本があったらぜひ借りてみてください。
【くまTOMO】氷
今回のくまTOMOから、「氷の不思議」の記事に関係する本を集めています。
氷に関する本。
『空想科学読本』には、氷を操るキャラクターを科学的に解説しているページがあります。
氷のキャラクター、みなさんは誰が思いつきますか?
【くまTOMO】猫島(湯島)/ノーベル賞
今回のくまTOMOから、湯島の記事とノーベル賞の記事に注目して、関連する本を集めています。
湯島に関する本は、熊本日日新聞社が発行した『猫島ありのまま』がありました。
ノーベル賞に関する本は、ノーベルさんのこと、ノーベル賞を受賞した人々の本を集めて置いています。
(ここの本ももちろん借りることができます)
コラボ給食
今週の給食は、図書とコラボしたメニューでしたね。
火曜日の給食で紹介された『食堂かたつむり』と、
水曜日の給食で紹介された「めぐろのさんま」が読める『落語ものがたり事典』
を廊下の特集コーナーに集めました。
また、「ごはん」に関するお話がたくさん載っている、『つやつやごはん』も一緒に置いています。
物語と食をいっしょに楽しみましょう。
【今週のくまTOMOコーナー】ごはん/感染症
今回のくまTOMOの記事の中から、
「ホテル日航熊本 食育イベント 稲刈り、すし作り」に注目して、[おにぎりの本や和食の本]
そして
「感染症増え最大級の流行」の記事より、[感染症関連の本]
を集めて置いています。
気になったらぜひ借りてみてね。
【今週のくまTOMO】ネットトラブル【記事関連本コーナー】
今回のくまTOMO、「ぷれすけの教えてネット Q オンラインゲーム 注意点は?」の記事に注目!
関連する本を集めています。
ネットで起きやすいトラブルとは・・・?
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今日の給食
5月の給食紹介
5月の天草宝島デーは、〇天草産さやいんげんを使ったいんげんのごまあえ(5月2日)〇天草産新じゃがを使った新じゃがのそぼろ煮(5月16日)〇天草産の豚肉を使ったポークビーンズ(5月22日)でした。
ふるさとくまさんデーでは、熊本市のタイピーエンが紹介されました。給食では、10種類以上の食材が入っていて、栄養とうまみがたっぷりでした。
麦ごはん・ごぼうハンバーグ・いんげんのごま和え・さつまじる(5月2日 天草宝島デー) |
黒糖パン・かぼちゃフライ・ピリ辛きゅうり・タイピーエン(5月20日 ふるさとくまさんデー) |
4月の給食紹介
昨年度に引き続き、今年度も、牛深学校給食センターよりおいしい給食をいただいています。
今年度も、天草産のおいしい食材を使った「天草宝島デー」と熊本県内の郷土料理や特産物を給食に取り入れた「ふるさとくまさんデー」が実施されています。
4月の天草宝島デーは、〇天草産たけのこを使った若竹汁(4月16日) 〇天草産新玉ねぎを使った新玉ねぎのみそ汁(4月17日) 〇天草産ぶりを使ったぶりフライ(4月23日)でした。
4月のふるさとくまさんデーでは、人吉球磨の味として、人吉球磨の郷土料理であるつぼん汁が紹介されました(4月18日)。つぼん汁はお祭りやお祝いごとなどによく作られます。深いつぼに盛り付けられることから「つぼの汁」がなまって「つぼん汁」とよばれるようになったそうです。
5月の給食も楽しみです!
麦ごはん・魚のマヨネーズ焼き・小松菜のあえ物・若竹汁(4月16日 天草宝島デー) |
菜めし・きびなごサクサクあげ・ごま酢あえ・つぼん汁(4月18日 ふるさとくまさんデー) |
今年度最後の給食!
今年度最後の給食となりました。毎日、栄養も彩りもいい美味しい給食をありがとうございました。4月からまた元気に過ごせるように、春休みも栄養バランス良く食べ、健康に気をつけて過ごしましょう。
〇塩豚丼 〇牛乳 〇わかめの酢の物 〇さつま汁
ふるさとくまさんデー★阿蘇の味★
今回は、阿蘇の味です。阿蘇は、世界最大級のカルデラを誇る阿蘇山をはじめ、豊富な温泉と恵まれた自然があり、熊本県を代表する観光地です。阿蘇特産の「阿蘇高菜」の新芽は細くて柔らかく、鮮度の落ちが早いため、収穫後すぐに塩と唐辛子を入れて漬物にされます。阿蘇の郷土料理として「だご汁」も有名です。だご汁を提供している店が並ぶ国道57号線は、「だご汁街道」と呼ばれています。今日は、阿蘇を代表する料理、「高菜めし」と「だご汁」の給食でした。
〇高菜めし 〇牛乳 〇厚焼き卵 〇大根の甘酢和え 〇だご汁
天草宝島デー「サラダ玉ねぎ」
今日の宝島食材は「サラダ玉ねぎ」です。サラダ玉ねぎは、普通の玉ねぎより甘く、辛みが抑えられています。生のまま、サラダなどで食べることに適している玉ねぎです。天草では、1月~4月頃までに旬を迎えます。給食では、スライスした玉ねぎを蒸して、サラダに使用します。天草の味を味わってくださいね。
〇黒糖パン 〇牛乳 〇照り焼きチキン 〇サラたまあえ 〇クリームスープ
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森 健一
運用担当者 唐田 尚子
since 2017.4.10
100,000access 2020.2.3
200,000access 2021.2.22
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