校長室ブログ 今日の東天
コンコルド効果
私は、毎朝のテレビの「林先生のことば検定」を頑張っています。
今月は目標の合計60ポイントまであと少しになりました。
そのコーナーで、先日、「コンコルド効果」について出題されていました。
私はたまたまこの言葉については知っていましたので、
ちゃっかり3ポイントをゲットすることができました。
皆さんはこの「コンコルド効果」についてご存知ですか。
Wikipedia によると、こう説明してありました。
*****
「埋没費用効果 (sunk cost effect)」の別名であり、
ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが
損失につながるとわかっているにもかかわらず、
それまでの投資を惜しみ、
投資がやめられない状態を指す。
超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とする。
*****
例えば、パチンコ屋でだいぶん資金を投入しても、すってしまった時、
「今日はもうダメだな。この辺でやめておくとするか」
とはなかなか思いきれず、
「この次は、玉が出るかもしれない」
と根拠もなく期待したり、
「せっかくここまでつぎ込んだんだ。これでおめおめやめられるか」
と変に意地になったて引っ込みがつかなくなったり、
「次こそ。今度こそ」
と期待してずるずると泥沼にハマってしまったり……。
そんな気持ちになることは、誰しもあるかもしれません。
「撤退する勇気」はなかなかだせるものではないかもしれません。
立場やそれまでの経緯によっては、なおさら難しいことでしょう。
しかし、歴史に学べば、
リーダーの決断は大切に思えてきます。
なぜこういうことを思ったかというと、
2020年に日本中、世界中が盛り上がることを楽しみにして、
東京五輪のピンバッジを、いくつか購入していたのを
思い出したからです。
超音速旅客機コンコルドは、
ロンドン・ニューヨーク間を3時間足らずで結ぶという、スピードの面では成功したものの、
騒音や環境破壊、コストの面ではとても成立しないと、
早くから分かっていたにもかかわらず、
最終的には莫大な赤字を残して消えていくことになったようです。
最近の国会のニュース報道などを見ていると、
五輪を目指している選手の皆さんのことも頭をよぎり、心が痛みます。
(オリンピックとパラリンピックの2つのマークが1つのピンバッジになっているものがあります。
JRC事務局でパラ卓球メダリストの工藤恭子さんが
昨年度の文化発表会で講演されたときにいただいた、大切な記念のバッジです)
校長住宅さようなら
私はもともと熊本市の出身です。
生まれて最初に住んだ家は、現熊本駅の新幹線口からよく見えるところにありました。
今でも初詣には、その近くの神社に出かけ、
新幹線開通とともに様変わりした、思い出の町並みを巡ったりします。
その町を皮切りに数えてみたら、生涯で11か所の家に住んだことになりました。
その10番目の住まいが、本校正門前の校長住宅でした。
平成29年の4月に本校に赴任すると同時に、引っ越してきました。
引っ越してきた日はとても天気のいい日で、
真っ青な空をバックに、住宅から白い本校校舎が光って見えました。
スクールバスに乗る吹奏楽部の生徒たちが、元気にあいさつしてくれたのを覚えています。
嵐が来ても、雪が積もっても余裕で通勤できる、素晴らしい住宅でしたが、
なぜか冬はえらく寒かったのを覚えています。
また、朝起きたら枕元に、初めて見るような名前も分からない虫?
(虫かどうかも今となっては疑わしいもの)が
何十匹?(何十個というべきか)もじっとしていたのも、
びっくりしましたが、今ではいい思い出です。
その校長住宅が今週から取り壊されています。
お世話になったのは2年間ですが、
住んだ家があっという間に姿を消していくのは、やはりさびしい感じがします。
跡は整地されて、念願のスクールバス乗り場になる計画です。
「仮称・牛深東センタープラザ」です。
バス3台の駐車スペースに加え、
電話ボックスは場所を少し移して残し、
新しく子供たちの待合用のベンチとその屋根、
花壇と水やり用の水道、
(可能ならできれば噴水もとお願いしていますが)
と、安全に児童生徒たちが毎日乗降できるスペースにしていただく予定です。
しばらく撤去、整地と工事が続きますが、
春休みまでには完成するように聞いています。
皆さん、楽しみに待っていてください。
(これは、今はなき熊本交通センタープラザです)
「努力は裏切らない」のか?
予備校講師の林修さんが、こういうことを言っておられます。
*****
努力は裏切らない、という言葉は不正確です。
正しい場所で、
正しい方向を向いて、
十分な量なされた努力は裏切らない、
が正しいんです。
*****
なるほどと思いました。
逆に言うと、
間違った場所で、
間違った方向を向いて、
不十分な量の努力をしても、
努力は裏切るということでしょうか。
自分では努力をしたつもりでも成果が出なかったときに、
他人や周囲の環境のせいにして、負け惜しみを言ったり、
「努力してもダメじゃないか。自分はダメなやつなんだ」と自信をなくしたり、
やけっぱちになったりしてはいけないのでしょう。
たとえば、私が歌手になろうと思い立ち、
上京して音楽専門学校に通い、
アイドル歌手になるための訓練を、
1か月受けた としても、
歌手にはなれないと思います。
(大阪の吉本の専門学校に入って、
芸人さんを目指す方が可能性は若干高い)
「正しい場所」か?
「正しい方向」か?
「努力の量は十分」か?
そういったことを、ちょっと立ち止まって
考えなくてはいけないのかも知れません。
林先生は若いときに借金を抱えて困っているときに、
塾の講師という居場所に縁があり、そこで努力をされて、
現在があるようです。
私はこの「正しい場所で」が案外一番難しいように思います。
早いもので、来週はもう2月の声を聞きます。
言うまでもなく、3年生は、進路選択、進路実現のための大切な時期です。
3年生はもちろん、2年生も1年生も進路について、当事者意識を持って
考えてみることも大切な気がします。
ザリガニのファイティングポーズに学ぶ
おかげさまで、このブログも昨年5/1からなんとか毎日更新を続け、
えっちらおっちらと、もう230回を超えたかと思います。
ご愛読ありがとうございます。
さて、その記念すべき(?)第1回目は、
という記事で、映画「隠し剣 鬼の爪」に出てくる
「大事なのは、逃げるのは体で、心ではない。
心はいつも攻め続ける」
という言葉を引き、臨時休校中の思いを述べたところでした。
このことに似ているのですが、クスッと笑えるような話を読みました。
ザリガニを捕まえようとすると、
彼(彼女)は前を向きながら、後ろに下がるというのです。
勢いよく後ろに下がり、あっという間に、遠くへいってしまうのだそうです。
意地でも後ろを向かないそうです。
しかも、ただ後ろを向かないだけではなく、
大きなはさみを高く振り上げ、
人間で言うところの「ファイティング・ポーズ」を取りながら、
後ろへ下がるというのです。
「なかなか前向きな逃げ方」です。
「ただ逃げるだけではない。
戦う姿勢を崩したわけではない。
ただ今は下がることが必要だと判断しただけだ。
そうやって、私たちは生きてきた」
引用「逃げるは恥だが負けたわけではない。ファイティングポーズをとれ!」より
ザリガニも一生懸命だと思ってみれば、共感しましたし、かわいいですね。
「想像力のスイッチを入れよう」
小学校5年生の国語の教科書に、
「想像力のスイッチを入れよう」という教材があるそうです。
私は読んだことはないのですが、
さまざまな情報に出会った時に、何が大切かを分かりやすく述べてある教材のようです
その教科書会社 光村図書のホームページに、
とても良い動画がアップされていることを知りました。
教科書本文の筆者である、下村健一さんが自ら、
コロナ禍での情報への向き合い方について、具体的に解説されています。
今は大学の先生である下村さんは、テレビ局アナウンサーのご経験もあるそうで、
とても分かりやすく説明されています。
早速ホームページを見てみると、約6分の動画が4本アップされています。
5年生向けに作られた動画でしょうが、
中学生にも、また大人にとってもたいへん参考になる内容ですので、
ぜひご覧になってください。
応用編① まだ分からないよね?
応用編② 事実かな? 印象かな?
応用編③ 他の見方もないかな?
応用編④ 何がかくれているかな?
★6月は食育月間です。
6月の「給食だより」に「食育月間」や「食育」について掲載されています。
「給食だより」をぜひご覧ください。
★天草市消費者生活センターからの注意喚起です
ご一読ください。
★天草市教育委員会より
「天草市における
『学校部活動の地域移行』
に関する進捗状況について」のお知らせがありました。
資料を添付しておりますので、ご一読ください。
Let’s go to the library!!
【今週のくまTOMO】ごみ / 鳥
3月16日のくまTOMOの記事から、
「健康へのえいきょう心配 プラスチックごみ」
「KUMAMOTOとりさんぽ 県農業公園 春の合志市を散策」
をピックアップして関連図書を集めました。
鳥の本は、眺めるだけでも楽しいです。
『366日の誕生鳥辞典』は、その鳥にまつわる伝承や由来を元に誕生鳥が制定してあり、自分の誕生日の誕生鳥はどんな鳥か調べたり、自分と似ているところはあるか想像してみたりして楽しめる本です。
御所浦のイベントにあわせて…
御所浦の、恐竜の島博物館で一周年記念イベントが3月15日にあるそうですね。
現在、図書室前の廊下には、
イベントにいらっしゃる小林快次さんの著書
・『ぼくは恐竜探険家!』
・『恐竜時代』、
小林さんも監修者の一人である『NHKスペシャル恐竜超世界IN JAPAN』
と、そのた恐竜関連の本を並べて置いています。
気になる方はぜひ借りてみてください。
「アスクレピオスの杖」
校長先生から紹介された、「アスクレピオスの杖」のお話について振り返ってみたい方、
図書室にある『世界の神々大図鑑』(グラフィオ/編集、金の星社)をご覧ください。
NDC 164 (神話、神話学)
※現在は特集コーナーに置いています。
【くまTOMO】不登校/いじめ
今回のくまTOMOの中から、
「不登校34万人 増加続く」
「いじめも過去最多」
の記事に注目して、関連する本を集めました。
気になる本があったら、ぜひ借りてみてください。
※冬休み特別貸出中!一人5冊まで借りることができます。(返却は1月10日まで)
【くまTOMO】世界遺産/走り方
今回のくまTOMOの中から、下記の記事に注目して、関連本を集めました。
・「親子走り方教室」
・ナスカの地上絵
左側に走り方の本、陸上関連の本、右半分には世界遺産の本を置いています。
☆パラパラとめくってみたり眺めてみたりして、気になる本があったらぜひ借りてみてください。
【くまTOMO】氷
今回のくまTOMOから、「氷の不思議」の記事に関係する本を集めています。
氷に関する本。
『空想科学読本』には、氷を操るキャラクターを科学的に解説しているページがあります。
氷のキャラクター、みなさんは誰が思いつきますか?
【くまTOMO】猫島(湯島)/ノーベル賞
今回のくまTOMOから、湯島の記事とノーベル賞の記事に注目して、関連する本を集めています。
湯島に関する本は、熊本日日新聞社が発行した『猫島ありのまま』がありました。
ノーベル賞に関する本は、ノーベルさんのこと、ノーベル賞を受賞した人々の本を集めて置いています。
(ここの本ももちろん借りることができます)
コラボ給食
今週の給食は、図書とコラボしたメニューでしたね。
火曜日の給食で紹介された『食堂かたつむり』と、
水曜日の給食で紹介された「めぐろのさんま」が読める『落語ものがたり事典』
を廊下の特集コーナーに集めました。
また、「ごはん」に関するお話がたくさん載っている、『つやつやごはん』も一緒に置いています。
物語と食をいっしょに楽しみましょう。
【今週のくまTOMOコーナー】ごはん/感染症
今回のくまTOMOの記事の中から、
「ホテル日航熊本 食育イベント 稲刈り、すし作り」に注目して、[おにぎりの本や和食の本]
そして
「感染症増え最大級の流行」の記事より、[感染症関連の本]
を集めて置いています。
気になったらぜひ借りてみてね。
【今週のくまTOMO】ネットトラブル【記事関連本コーナー】
今回のくまTOMO、「ぷれすけの教えてネット Q オンラインゲーム 注意点は?」の記事に注目!
関連する本を集めています。
ネットで起きやすいトラブルとは・・・?
(このコーナーの本ももちろん借りることができます)
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森 健一
運用担当者 唐田 尚子
住所:天草市久玉町2364番地
電話:0969-72-3214
since 2017.4.10
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