校長室ブログ 今日の東天
穴あき雲 Every cloud has a silver lining.
昨日のこの欄でふれた「火球」に続いて、
また空の不思議な現象がニュースになっていました。
雲にポッカリ“謎の穴”関東から九州で目撃(2020年11月30日放送「news every.」より)
「穴あき雲」と言われる雲で、
上記の動画のニュースでも言われていますが、
雲の一部が凍り始めて、穴みたいになるようです。
以下はNHKニュースからの引用です。
生徒の皆さん、理科の勉強と思って読んでみてください。
*****
午前8時ごろ千葉市若葉区で撮影された写真では、
雲の合間に大きな穴があいたようになっています。
撮影した60代の女性は
「初めて見る雲でとても驚いた。
同じような穴が見える範囲だけでも2、3個あった」
と話していました。
また、四国の上空でも撮影され、
高松市で午前7時半ごろに撮影された写真では、
空一面に広がった薄い雲の中に
大きな穴のようなものが見られました。
こうした現象について、
気象庁気象研究所の荒木健太郎研究官は、
秋から冬への変わり目に発生しやすい
「穴あき雲」と呼ばれる雲だといいます。
上空高いところにあるうろこ雲は水滴でできていて、
そこに氷の粒が発生すると、
その粒に周りの水蒸気が付着します。
さらにそこに水蒸気が集まっていき
うろこ雲の水滴が蒸発するため、
穴の空いたような雲ができるということです。
荒木研究官は
「きょうは各地にうろこ雲が広がったことが『穴あき雲』の原因とみられる。
同じ時間帯に各地で見られるのは、珍しい」と話しています。
*****
UFOが落ちてきた穴に見える!
という話もあります。
気象学的には決して珍しいものではないとのことですが、
私は初めて知りましたし、実際に見たことはありません。
「火球」と同様、日本各地で見えたことは、
偶然でもないような、不思議なことにも思えます。
以前、この欄で
Every cloud has a silver lining. という西洋のことわざについてふれました。
【2020/10/16】校長室ブログ この場合の銀の裏地は?
「どの雲にも銀の裏地がついている」という意味から転じて、
「どんなによくない状況でも、何かよい面がある」
「物事を楽観的に考えよう」ということを示すことわざです。
「コロナ禍に負けないで」という、
天からのメッセージ、啓示かもしれないですね。
今日は校内ロードレース大会です。
東中生の元気な力走を期待しています。
星(火球)に願いを
「火球」というのだそうです。
11/29(日)未明、西日本の夜空に大きな流れ星が現れ、
ニュース映像では、地上に届く直前にひときわ大きく燃え上がって、火の玉のように見えました。
SF映画で宇宙怪獣が地球に落ちてくる場面のようではないですか?
私には、そうとしか見えません。
あるいは
ところで、
「流れ星が消えるまでに願い事を3回唱えると、願い事が叶う」
という、ロマンのある言い伝えをご存知でしょう。
(MICAさんも、プラス+のことを口にするときっと叶う、と言われていました)
なぜ、願い事が叶うのか?と聞かれたある人が、
「それは、とっさに3回も言えるような願い事なら、
その人が日頃からいつも心に留めて叶うように努力していることだから、
そのうち実現するのではないかな」
という意味のことを言われていました。
「願えば、叶う」ということかもしれませんね。
今回、西日本各地で見られた火球は、「疫病退散」の吉兆ならいいなという気もします。
映画「ピノキオ」の「星に願いを」。
ビリー・ジョエルの歌で訳詞付きです。英語の勉強にもなるので、聴いてみましょう。
テセウスの船と本校の伝統
「テセウスの船」という思考実験があります。
今年の初め頃、同じタイトルの竹内涼真さんのドラマがあっていましたが、
今日お話しするのは、パラドックスの方です。
パラドックスというと、
「逆説、ジレンマ。間違っているように見えるが、実は正しいこと、またその逆で正しいように見えるが、正しいと認識されないこと」と辞書に載っています。
(たとえば「私は嘘つきである」という人は、本当のことを言っているのかどうか分からなくなります。)
わかりにくいですが、まあ、ちょっと難しい、なぞなぞかとんちのようなものと思ってください。
その「テセウスの船」という思考実験は、次のようなものです。
*****
テセウスの船はパラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。
ある物体において、それを構成するパーツが全て置き換えられたとき、
過去のそれと現在のそれは「同じそれ」だと言えるのか否か、という問題(同一性の問題)をさす。(ウィキペディアによる)
*****
少しわかりやすく言うと、
テセウスさんが乗っていた船があって、
人々は、その船の古くなった部品や壊れた箇所を新しいものと交換しながら長く使っていました。
その交換や修理などを繰り返しているうちに、
元々船に使われていたすべての部品が新しいものに替わってしましました。
つまり、テセウスが乗っていた頃の船とは、すべての部品が入れ替わってしまいました。
さて、この船は元の「テセウスの船」と言えるかどうかという話です。
(私の考えた類題:創業以来30年、継ぎ足し、継ぎ足しで使っているおでん屋のだしは、創業時のものと同じといえるのか??)
人間の細胞も約60兆個あり、数か月で入れ替わってしまうという話もありますね。
すべての細胞が入れ替わったとしたら、
1年後の自分ははたして元の自分といっしょの人間だと言えるのでしょうか?
「テセウスの船」の話では、置き換えた古い部品をリサイクルして、
もう一隻の船を作ったら、そっちこそ「テセウスの船」ではないか?
という指摘もあり、では、それまでの元の船が「テセウスの船」でなければ、
何なんだろう?と、ちょっと訳が分からなくなってきます。
なぜこんなお話をしているかというと、
体育大会、文化発表会を終え、
(もちろん、今年度は新型コロナウィルスの影響で、様々な変更等がありましたが)
本校の伝統というものも、中身が変わって新しくなっていると感じたからです。
これまでの「東中ブランド」に加えて、
コロナに負けない「気づき・考え・実行する」生徒たちの力を実感しています。
12月には、校内ロードレース大会、生徒会選挙が待っています。
本校の伝統のさらなる進化を期待しています。
100点満点
昨日は令和2年度の文化発表会でした。
オープニングから、
生徒たちの総合的な学習や音楽の授業の学び、
吹奏楽部の練習の成果を
たくさんの皆さんにご覧いただく貴重な機会を実現することができました。
ご来場、ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
後半は、MICAさんの
特別授業「100点満点」
をみんなで受けました。
(写真提供 熊本日日新聞 谷川さん)
予定の50分をオーバーして、
アンコールを含めて70分の熱血!授業でした。
美しい歌声はもちろん、楽しいお話もありましたし、
マネージャーでプロの司会もされている木村さんのものまね芸?などもあり、
あっという間のひとときでした。
また、アーティストとしての夢実現や、コロナ禍の中で働いていることの大変さなど、
日頃聞くことのできない、貴重なお話も語られて、
生徒たちはもちろん、
私たち大人にもとても心に響くものがありました。
私は、MICAさんが、ある障害者施設との出会いから創られたという、
この「100点満点」という曲に、特に心を打たれました。
(CDを2枚購入しました)
本校で静かに取り組んでいる、
「グッジョブ!カード」の趣旨と
共通するところもあるなぁと思いました。
今回の文化発表会は、200点だったなぁと思っています。
改めて、私たちのために元気をいただいた
MICAさん、関係者の皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。
ほんとうにありがとうございました。
100点満点
どうして泣いてるの
こっちへおいで
誰もあなたのこと
叱ったりしないから
たくさん泣いたら
優しい笑顔で
あなたの名前を教えて
さあ もうお友達
今日は何食べよう
今日は何して遊ぼう
生きてるって何よりも
一番幸せなこと
今日はいくつ
あなたを思い
笑顔になることあったから
本当の僕を見て
いいとこも悪いとこも
誰かと比べるんじゃなく
目の前の僕を見て
君のいいとこ
100知ってる
誰だっていいとこ
100持ってる
今日は何個
見つけられたかな
まだ知らない
君のいいとこ探しに行こう
生きてるって
それだけで100点
辛くても心痛めても
そう100点満点
うまくいかない時のおまじない
こっそり君にだけ
教えてあげるから
空を見上げて
大きく深呼吸
ぴんとした姿で
ありがとうって叫ぶんだ
それだけで100点満点
小さな花瓶
今日は、私が以前指導していた生徒さんの作文を紹介します。
ちょうど今頃の季節に書かれた作文でした。
小さな花瓶 村上未希子
私が通学のため利用するバス停には小さな花瓶があります。そして、その花瓶の花が枯れることはありません。
私は街中から少しはなれた海辺の町に住んでいます。ですから、朝のバス停はとても静かです。私がバス停に立っていると毎日リアカーに花を乗せて歩く花売りのおばさんと顔を合わせています。毎日のように顔を合わせていたので、私と彼女は言葉を交わすようになっていました。
ある日、私がいつものようにバス停に立っていたら、彼女は小さな花瓶をバス停の横の柱にくくりつけました。そしてリアカーから一本のキレイな花をとりその中に入れました。
「どうしたんですか?」とたずねると、
「朝からこんな静かなバス停でバスをまつのはさびしいでしょう?一本でも花があれば明るい気持ちになれるじゃない」
と言われました。
私はその日の朝、とても気持ちがさわやかになったのをおぼえています。
その日以来私は彼女とよく話をするようになりました。彼女と話していると今まで気付けなかった彼女の仕事のつらさを感じました。決して仕事がきついと彼女が言ったわけではありません。しかし、赤ぎれやしもやけにふくれた手を見ると冬に水をあつかうこの仕事のつらさを痛感せずにはいられませんでした。私は小さい頃、花屋になるのが夢でしたから、いっそうショックでした。
けれど、彼女は決してグチもこぼさず、暑い夏も寒い冬も朝早くから重いリアカーを引いて花を売りに出かけるのです。
そんな彼女は、自分だけでなく他人のこともおもいやる心をしっかりと持っているのです。季節の花を毎朝一本ずつ入れていく彼女の姿は実にまぶしいものです。私は毎朝、心を洗われる気持ちでその姿を見ています。
つい先日のことですが、彼女の小さな花瓶に彼女の入れていない一本の小さな花がありました。だれかが、彼女のやさしい心に感動して花を置いていったのです。残念ながらその日は彼女に会えなかったのですが、きっと彼女も喜んだと思います。静かな朝の小さなバス停の横に咲く彼女のやさしい親切の花は、それを見る人々にも親切のあたたかさをふりまいているんだなと思います。
今朝の花瓶には、うすいピンクをしたやさしいコスモスが揺れています。今日もまた、私はさわやかな気持ちでバスの中の席に座ります。
(第23回全日本「小さな親切」作文コンクール 優秀賞受賞作品)
先日、自宅の資料の整理をしていたら、たまたま見つけたものです。
ちょっと手を止めて久しぶりに読んでみましたら、温かい気持ちになりました。
本校生徒の皆さんにも、毎日スクールバスで通学している人がたくさんいるので、
少し気持ちが分かってもらえるかな、と思って掲載しました。
(これは深海のバス停です)
「神の手」について
あなたはサッカー中体連の決勝戦のピッチにいます。
この試合で勝つために、3年間きつい練習にも耐えてきました。
スコアは0-0、緊迫した展開が続いています。
今、あなたは相手ゴールへドリブルで攻め上がり、パスをした後
もう一度ボールをもらおうと走り込みます。
しかし、味方のパスは、相手ディフェンスにカットされてしまいます。
プレー失敗かと思いましたが、次の瞬間、
カットされたボールがフワッとあなたの前方に上がっているではありませんか。
あなたは迷わず加速し、ボールに向かってジャンプします。
相手のゴールキーパーが慌てて、パンチングしようとジャンプしてくるのが見えます。
あなたとゴールキーパーは、空中で競り合います。
そして、あなたは、ゴールキーパーがボールを弾くより一瞬早く、ボールに触ることができました。
ボールは、誰もいないゴールに吸い込まれていきました。
ベンチをはじめ会場は大きな歓声に包まれました。
しかし、ボールに触ったのは、あなたの左手だったのです。
この時、あなたならどうしますか。
お気づきのように、
このエピソードは、
サッカーW杯1986年メキシコ大会
準々決勝イングランド対アルゼンチン戦で、アルゼンチン代表のマラドーナ選手が先制点を奪った時の様子です。
イングランドの選手は、ハンドをアピールしますが、
審判はゴールを認めました。
映像には、マラドーナ選手が手でボールをはたく様子がはっきり認められますが、試合はそのままアルゼンチンのリードで進められました。
そして、その4分後に、マラドーナ選手はドリブルで5人を次々と抜きさり、追加点をもたらします。
サッカーでは有名な出来事ですが、皆さんこのエピソードをどう思われますか。
私の道徳授業はほとんど「あなたならどうしますか」というタイトルなのですが、この話も教材にしてみたい話です。
(以下の引用はいずれもウィキペディアから)
ーマラドーナは試合後のインタビューでこのプレーについて聞かれると、
「ただ神の手が触れた」と表現した。
この発言から「神の手」は伝説となったようです。
ーのちに、マラドーナは自伝においてハンドだったことを認め、
母国のテレビ番組では
「早く来て自分を抱き締めないと、審判が得点を認めないぞ」
とチームメイトに呼びかけたという裏話を明かしている。
私はサッカーのことはよくわかりませんが、
「5人抜き」の様子を見ると、マラドーナ選手はむろん上手なのでしょうが、
次々と抜かれていくイングランドの選手たちは、少し集中力を欠いて、
あれよあれよと抜かれているようにも見えます。
明らかに、直前の誤審が選手たちの心理に影響しているように思えます。
マラドーナさんは後年の雑誌インタビューでは罪の意識を否定し、こう語っているそうです。
ーワールドカップで勝てるなら手だって使うさ。審判が認めれば、それでゴールだ。
一方、当時イングランドの監督だったボビー・ロブソンさんは、こう語っています。
ーあれは誤審以外の何ものでもない。誤審はあり得ることで仕方がない。
そしてこう続けています。
ーだが私が許せないのは、それを神の手などと呼ぶ者の欺瞞だ。
私自身は、ロブソン監督に1票です。
中体連大会のために、生徒たちがどんなに努力してきたかを、
誰よりも知っていても、生徒たちがどんなに勝ちたいかをよくわかっていても、
生徒たちにはこう尋ねると思います。
「反則をしたのは、誰よりも自分がよくわかっている。
なのにガッツ・ポーズをして、勝利をつかんだとしても、
その勝利にどんな意味があるのか」
W杯と中体連では、訳が違うと言われるかもしれませんが、
「部活をするのは、何のためか」ということを考えるための問いです。
マラドーナさんが亡くなられました。
彼は私と同級生です。
もちろん、学校は違いますが。
人とは仕草である
先日この欄で紹介した、「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」というラジオ番組で、
武田さんが話していた話です。
青山真治さんという映画監督の「映画論」の本にあった話で、
「人は仕草である」
というものです。
つまり、映画の登場人物の人物像は、
映画俳優が演じる顔の表情とか、セリフとかではなく、
「仕草」で印象に残るというのです。
どういうことかというと、
名優と言われる人たちは、
必ず決め手となる得意な仕草を持っているというのです。
ストーリー上あまり必要がなくても、
その決め手となる仕草(私はこれを決め仕草と呼ぶことにします)をして、
登場人物あるいはその俳優さんの持ち味を出し、
見る人の印象に強く残るという説です。
いくつか例が挙げられていました。
ジョン・ウェインは、物を投げるような仕草が得意。
だから、彼が演じる西部劇のヒーローは、絶対ハンカチなどは持たず、
(そもそも西部劇でハンカチを使っている人をあまり見かけませんが)
手を洗ったら、物を投げるような動作で、水を振り払うのだそうです。
そして、それが彼の演じる人物の男っぽさをかっこよく象徴するのだそうです。
また、イングリッド・バーグマンという美女は、
一本の映画の中で必ず一度は、めまいを起こして倒れかかるそうです。
ちょっと可憐な、か弱い感じのキャラクターなのでしょうか、それが彼女の決め仕草のようです。
さらに、クラウディア・カルディナーレという、こちらの美女は、髪をかき上げるのが得意技だそうです。
なるほど、髪の長い、活発そうな方ですね。
こういうことを聴いていると、
日本の俳優さんなども、そんな決め仕草があるのではないでしょうか。
石原裕次郎さんは、もとはアクション俳優だったと思いますが、
私が「太陽にほえろ!」という刑事ドラマで見ていた頃(高校生ぐらいの頃)は、
もうちょっと太っていて、
マカロニ刑事(ショーケン)やジーパン刑事(松田優作)のように、
犯人を追って街中を走るシーンはムリだったのでしょう。
警察署の自席の後ろの窓のブラインド越しに、目を細めて外を見るのが
決め仕草だったように思います。
(今思えば、警察署の窓から毎週毎週、何が見えたというのでしょう?)
高倉健さんは、あまりセリフ回しが上手ではなかったので、
セリフの少ない役をやり出したら、
それが功を奏して、人気が出たという話を聞いたことがあります。
高倉さんの演じる寡黙な男性は、
必ず不器用そうに口ごもるような場面があって、
見る人は健さんが言いたいけど言えないことを勝手に想像して、
健さんの気持ちになりきるということではないでしょうか。
黙っていることが健さんの決め仕草と言っていいのかもしれません。
このように考えてみると、
映画やドラマの登場人物を見る際に、
その演じている俳優さんの決め仕草はどんなのかな、と思いながら見るのも面白そうです。
(たとえば、木村拓哉さんの決め仕草は、どんな仕草でしょう?)
つまりは、モノマネされやすい人は、それだけ印象に残る、得意な仕草を持っていることに行き着きます。
私は、決め仕草は必要ないかも知れませんが、
せかせか動くと落ち着きのないのが露呈しますし、
悠然としているつもりでも、他人からはだらだらしているように見えるかもしれません。
これ以上、へんな仕草やふるまいで恥をかかないようにしたいと思います。
ムーミン谷のかわいい少女
「忙しい、忙しいって言う人いるじゃない。
きっと頑張ってるわねって褒めてほしいのよ。
だからこう言ってあげたほうがいいわ。
時間の使い方が下手ねって」
これは、ある有名な人の名言(?)です。
ううむ、それを言われては立つ瀬がない、という感じですね。
さて、この言葉を残したその有名な人は誰かというと、
リトル・ミイ
という人です。
どこの国の人かというと、おそらくスウェーデンの人です。
「おそらく」というのは、この人は架空のキャラクターだからです。
その人とは、
トーベ・ヤンソンさんの物語「ムーミン」シリーズに登場するこの少女?です。
「ムーミン」といえば、カバかなんか分からない、不思議な妖精?たちの物語ですね。
(これは、「ユーミン」)
「ムーミン」は、私の小さい頃は日曜の夕方6時から、
「サザエさん」の前に放送されていました。
♪ねえ ムーミン こっちむいて
という主題歌を聴くと必ず眠くなっていたのと、
次週の予告編をムーミン・パパが担当していて、
最後に必ず「ムン・パッパ」と言って締めくくっていたのを覚えています。
さて、このリトル・ミイさんは、
ちょっと変わり者で頑固、毒舌家とも思えますが、
大人もハッとするような言葉をたくさん残しています。
「みてるわよ、あなたがしていること。
あのね、神様じゃないわよ。もうひとりのあなたがよ。
もうひとりのあなたがあなたをみているのよ。
見放されないようにね。嫌われないようにね」
「迷わないことが強さじゃなくて、
怖がらないことが強さじゃなくて、
泣かないことが強さじゃなくて、
本当の強さってどんなことがあっても前をむけることでしょ」
「努力は人を大きくするわよ。
けど苦労は人をダメにするわよね」
「あなたに足りないものと余計なもの、ひとつずつ言うわね。
足りないもの、努力ね。
余計なもの、無意味な時間、見栄、さぼり癖、食べ過ぎ」
「失敗を怖がらない。
バカね、全く逆よ。
怖がらなきゃいけないに決まってるじゃない。
そうしないからいつも同じ失敗を繰り返すのよ」
「甘えてんじゃないわよ。
その人の価値がわかるのは、上手くいっているときじゃないわ。
いろんなことが上手くいかない苦しい時に何ができるかよ」
いかがでしょうか。厳しいところもありますよね。
ズバリ言うわよっ!という感じですね。
しかし、もしも友達が、こんなちょっと言いにくいようなことを、直接言ってくれるのなら、
なんかいい友達のような気もします。
熊本市で行われているという「ムーミン」の展覧会の案内を目にして、
このようなことを考えたのでした。
ラジオを聴いていますか「大学受験ラジオ講座」
昨日のラジオのお話のつながりで、今日は「大学受験ラジオ講座」のことを書かせていただきす。
高校の時、私はあまりにも成績が悪く、
ある日、これはどうにかしないと、いくらなんでもまずいと気づきました。
しかし、お金もないし、塾や予備校には行けませんでしたので、困ってしましましたが、
旺文社の大学受験ラジオ講座というものがあるのを知り、
「よし、これだ!」と聴講(!)することとしました。
毎月のテキストは、7〜800円ぐらいじゃなかったでしょうか。
この予算で一流の予備校の先生の講座が聴けるなんて、世の中にこんないい方法があるのかと思いました。
各教科の参考書を買うよりずっと経済的です。早速本屋でテキストを購入してきました。
(写真は実物とは違います)
ラジオ講座なので、もちろんラジオで先生の話を聴くのですが、
いざ始めようとして、私は一つの問題点に気がつきました。
それは、その講座の放送時間が、早朝の5時過ぎからなのです。
当時の私は早起きが苦手で、
毎朝バタバタして高校に滑り込んだり、滑り込み損なったりの生活でしたので、
テキストを購入した後にこのことを知って、ハタと困りました。
でも、ここであきらめたら、テキスト代がムダになるので、
仕方ない、明日から朝5時に起きようということにしました。
すると、何ということでしょう。
全く起きることができません。
目覚まし時計をかけていても、全然気づきません。
当時は「ラジカセ」の出始めた頃で、タイマー録音する機械を私は持っていませんでした。
困ってしまいましたが、それならばとダイヤル式のタイマーをラジオにつないで、
5時になったらラジオのスイッチが入るようにして寝ましたが、
講座の先生の話が、かえって夜明け前のまどろみに効果的で、安らかに眠れてしまう有様でした。
だいたい、学校の勉強がほとんどわかっていないのですから、
テキストの問題をやっただけでは、まったくわかりません。
ラジオ講座のお話を聴かないとラチが開かないのです。
(写真は実物とは違います)
さて、どうしたものかと考えた私は、
朝5時などと中途半端に早起きしようとするのが、いけないのではないかと考えました。
もっと早く起きてはどうか、
いや、夜中から寝なければいいのではないか、
と考えたのです。
そこで取った作戦は、
夜中の3時に起きて、そのままずうっと起きていようという名案でした。
なぜ3時かというと、
当時人気のあったラジオ番組
「オールナイトニッポン」の第2部が毎日午前3時から放送されていたのです。(第1部は午前1時から)
それが聴ける、と思えば、辛い早起き?も楽しくなるのではないかと思ったのです。
そこで、夜は9時ごろに無理矢理眠って、
夜中の3時に起き、ラジオをつけるという生活を始めました。
これは大正解で、生活リズムの改革に成功し、
ラジオ講座も毎日聴くようになりました。
しかし、どちらかというと、ラジオ講座より
オールナイトニッポンを聴くのが主な目的となっていた感がありました。
特に、水曜深夜(木曜の未明)の松山千春さんの時は楽しみにしていましたね。
ちなみに、その日の第1部は、タモリさんの担当でしたので、
3時前に起きて、ラジオを聴いていたりしました。
松山千春さんの放送の最後には、毎回松山さんがハガキを読みながら終わるのですが、
そのバックに
「大空と大地の中で」が流れ、
いい感じで毎回終わっていました。
しかし、なぜかラジオ講座は5時15分ごろからの放送だったので、
オールナイトニッポンが終わってラジオ講座が始まる、その間の15分をガマンできずに、
うとうと眠ってしまうことも多々、
自分はいったい何のために何をやっているのか、よくわからなくなることもありました。
今となっては、その講座の効果が本当にあったのかは定かではありませんが、
「自分で自分のルーティンを作る楽しみ」を知った時代でした。
ラジオを聴いていますか(脳を鍛える)
先日、このような記事を読みました。
いい人間関係をつくるために重要な「7つの能力」。鍛えるにはこれをして!
この記事では、「いい人間関係をつくるための力はこうやってつけるとよい」として、次の7つにまとめてありました。
詳しくはこの記事のリンクをご覧いただくとして、
私はこの1番目に示してある
ー理解力を鍛えるには「集中してラジオを聴く」
ということに興味を持ちました。
この項目を引用してみます。
*****
【1】「理解力」を鍛えるには「集中してラジオを聴く」
人間関係構築のベースとなるのは、やはり「相手の話をきちんと理解する」という能力でしょう。
自分が話をし、そこから楽しいコミュニケーションが生まれれば、
人は相手に対して信頼感や安心感を抱くからです。
理解力を鍛えるために、ぜひラジオを聴いてみてください。
脳科学者で医師の加藤俊徳氏が行なった実験では、
被験者にラジオを1日2時間×1ヶ月聴き続けてもらうと、
脳の聴覚系脳番地(※耳から入った情報を言葉として認識する機能を担う)が成長することが判明。
そして、この聴覚系脳番地は、言葉の意味をとらえる理解系脳番地と深く関係しています。
つまり、ラジオを聴いて聴覚系脳番地を鍛えることは、相手の話の理解を深める出発点になるのです。
*****
この頃の子どもたちい散見される課題として、
「他人の話をじっと集中して聞くことが苦手」ということがあると考えます。
これは、本校も例外ではありません。
特に授業では、今も「先生や友達の話を聴いて理解する」ことなしには成立しません。
どんなにオンライン授業が行われるようになっても、
その「話を聴いて理解する」力の重要性は変わらないばかりか、
いっそう大きくなってくるのではないでしょうか。
私自身、高校時代は深夜放送のDJや、夕方の「小沢昭一的こころ」を好きで聴いていたことがありますし、
通勤時には決まったラジオ番組を聴く習慣もありました。
そういえば、最近はラジオを聴く機会が減ったなと思います。
そう思い立って、podcastで文化放送のラジオ番組「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」をときどき聴いたりしているところです(ちょっとおじさんくさい番組ですが)。
生徒の皆さんも、Youtubeなどを目にする時間はあるかもしれませんが、
時には静かにラジオの話に耳を傾けることも、
「聴覚系脳番地を鍛える」ことになるかと思いました。
ちなみに、NHKの「らじるらじる」というアプリを使えば、
スマホでAMもFMも、そして聞き逃した番組も無料で聴くことができます。
ネットラジオというのだそうです。
昔「ラジオ基礎英語」などを聴いて長続きしなかった私としては、便利になったなと思いました。
★天草市消費者生活センターからの注意喚起です
ご一読ください。
★天草市教育委員会より
「天草市における
『学校部活動の地域移行』
に関する進捗状況について」のお知らせがありました。
資料を添付しておりますので、ご一読ください。
Let’s go to the library!!
【今週のくまTOMO】ごみ / 鳥
3月16日のくまTOMOの記事から、
「健康へのえいきょう心配 プラスチックごみ」
「KUMAMOTOとりさんぽ 県農業公園 春の合志市を散策」
をピックアップして関連図書を集めました。
鳥の本は、眺めるだけでも楽しいです。
『366日の誕生鳥辞典』は、その鳥にまつわる伝承や由来を元に誕生鳥が制定してあり、自分の誕生日の誕生鳥はどんな鳥か調べたり、自分と似ているところはあるか想像してみたりして楽しめる本です。
御所浦のイベントにあわせて…
御所浦の、恐竜の島博物館で一周年記念イベントが3月15日にあるそうですね。
現在、図書室前の廊下には、
イベントにいらっしゃる小林快次さんの著書
・『ぼくは恐竜探険家!』
・『恐竜時代』、
小林さんも監修者の一人である『NHKスペシャル恐竜超世界IN JAPAN』
と、そのた恐竜関連の本を並べて置いています。
気になる方はぜひ借りてみてください。
「アスクレピオスの杖」
校長先生から紹介された、「アスクレピオスの杖」のお話について振り返ってみたい方、
図書室にある『世界の神々大図鑑』(グラフィオ/編集、金の星社)をご覧ください。
NDC 164 (神話、神話学)
※現在は特集コーナーに置いています。
【くまTOMO】不登校/いじめ
今回のくまTOMOの中から、
「不登校34万人 増加続く」
「いじめも過去最多」
の記事に注目して、関連する本を集めました。
気になる本があったら、ぜひ借りてみてください。
※冬休み特別貸出中!一人5冊まで借りることができます。(返却は1月10日まで)
【くまTOMO】世界遺産/走り方
今回のくまTOMOの中から、下記の記事に注目して、関連本を集めました。
・「親子走り方教室」
・ナスカの地上絵
左側に走り方の本、陸上関連の本、右半分には世界遺産の本を置いています。
☆パラパラとめくってみたり眺めてみたりして、気になる本があったらぜひ借りてみてください。
【くまTOMO】氷
今回のくまTOMOから、「氷の不思議」の記事に関係する本を集めています。
氷に関する本。
『空想科学読本』には、氷を操るキャラクターを科学的に解説しているページがあります。
氷のキャラクター、みなさんは誰が思いつきますか?
【くまTOMO】猫島(湯島)/ノーベル賞
今回のくまTOMOから、湯島の記事とノーベル賞の記事に注目して、関連する本を集めています。
湯島に関する本は、熊本日日新聞社が発行した『猫島ありのまま』がありました。
ノーベル賞に関する本は、ノーベルさんのこと、ノーベル賞を受賞した人々の本を集めて置いています。
(ここの本ももちろん借りることができます)
コラボ給食
今週の給食は、図書とコラボしたメニューでしたね。
火曜日の給食で紹介された『食堂かたつむり』と、
水曜日の給食で紹介された「めぐろのさんま」が読める『落語ものがたり事典』
を廊下の特集コーナーに集めました。
また、「ごはん」に関するお話がたくさん載っている、『つやつやごはん』も一緒に置いています。
物語と食をいっしょに楽しみましょう。
【今週のくまTOMOコーナー】ごはん/感染症
今回のくまTOMOの記事の中から、
「ホテル日航熊本 食育イベント 稲刈り、すし作り」に注目して、[おにぎりの本や和食の本]
そして
「感染症増え最大級の流行」の記事より、[感染症関連の本]
を集めて置いています。
気になったらぜひ借りてみてね。
【今週のくまTOMO】ネットトラブル【記事関連本コーナー】
今回のくまTOMO、「ぷれすけの教えてネット Q オンラインゲーム 注意点は?」の記事に注目!
関連する本を集めています。
ネットで起きやすいトラブルとは・・・?
(このコーナーの本ももちろん借りることができます)
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 森 健一
運用担当者 唐田 尚子
住所:天草市久玉町2364番地
電話:0969-72-3214
since 2017.4.10
700,000access 2023.7.25
800,000access 2023.11.4
888,888access 2024.2.6
900,000access 2024.2.29