JICA海外協力隊訓練生講話会
7月2日にJICA訓練生による講話会を行いました。JICAとは、開発途上の国や地域などに海外協力隊を派遣し国際協力を行う機関です。現在、隊員は新型コロナウイルスの影響で現地に行けず、訓練生として全国の自治体で災害地域の復興や地域振興の支援活動に当たっています。
坂本町には、阪本竜也さん(大阪府堺市出身)、原千津香さん(佐賀県唐津市出身)、古野公大さん(福岡県北九州市出身)が派遣されており、農作業の手伝いや特産品ホームページの作成など町の復興のために頑張っておられます。その3人をお招きし、国際理解や海外協力隊員になる動機などについて話をしていただきました。
講話会では、ゲームを取り入れながら、世界で使用されている言語が約7000語あるにもかかわらず、中国語、スペイン語、英語等の一部の言語が大多数を占めていること。そのことが世界の貧困問題につながっていることなど、分かりやすく教えていただきました。また、私たちがよく耳にするSDGs(持続可能な開発目標)についても話
されました。SDGsとは、2030年までに達成するために17の目標が設定されていて、その1番目が「貧困問題の解消」であることも分かりました。中には図書館にあるSDGsコーナーの本に関心を持っている生徒もいて、子供たちにとって世界に目を向け、国際問題を理解するよい機会となりました。
なお、阪本さんはマラウイ、原さんはガーナ、古野さんは、東ティモールに派遣されるとのことです。ご活躍をお祈りします。