日誌

2021年11月の記事一覧

お知らせ 思いを受け継ぎ未来へ駆ける【阿蘇郡市中体連駅伝大会 その③】

昨年度から色々な大会が中止になり、悔しく、やるせない思いをしてきました。

陸上部の生徒は、昨年度も今年度も郡市中体連陸上がなく、

練習の成果を出せる大きな舞台が1つありませんでした。

 

特に3年生は1年生の時、郡市駅伝で優勝した経験をしています。

その分、この駅伝大会にかける想いは、格別でした。

 

このコロナ禍は、学校での練習時間もなかなか確保できず、

自己管理を試される期間でもありました。

陸上競技は個人競技と言われますが、駅伝は団体戦です。

個人個人で練習をしながらも、声を掛け合ったり、

休みの日に一緒に練習したりして、チームの結束力を高めてきました。

今回の大会で自己ベストを出した選手もいます。

コツコツ積み重ねて努力することの素晴らしさを教えてくれました。

 

また、レースには出ていませんが、レース中選手のサポートをしてくれた

補助員のみんなの活躍もありました。

怪我のため走れず、自分も選手として走りたかったという思いを持っていた人もいたと思います。

しかし、小雨の降り続ける中、熱い応援をしてくれたり、レースを終えて帰ってきた選手をあたたかく迎えたりしてくれました。

 

一生懸命に走った選手も、補助員のみんなも、西原中の代表として尽力してくれました。

 

今回優勝することはできませんでしたが、

確実に先輩の思いは後輩に受け継がれています。

来年は栄光を掴み取るために、早速、大会翌日から練習スタートです。

目標に向かって頑張っていきます。

応援ありがとうございました! 

(文責 福永由美子)

お知らせ 思いを受け継ぎ未来へ駆ける【阿蘇郡市中体連駅伝大会 その②】

女子のレースが終わり、続いて男子のレースです。

男子が走るころは、小雨が降り続けたこともあり、寒さが増していました。

 

1区の選手にみんなでエールを送り、レーススタートです。

1区を走る選手二人は4キロという距離を走り慣れていないこともあり、

不安やプレッシャーを抱えていました。

そんな思いを吹き飛ばすように、みんなで一生懸命応援しました。

 

2区以降もそれぞれの選手がチームの順位を上げるため、精一杯の力で走り、襷を繋ぎます。

 

Bチームの4区を走ったYさんは、競技場に入ってから更にスピードをあげ、

前を走る選手にぐんと近づき、5区へと繋ぎました。

 

アンカーは両チームとも3年生が務めます。

Aチームのアンカーを務めたIさんは、競技場に帰ってきて、

ラストスパートでさらにスピードを上げました。

最後のきつい場面で力を出しきる姿に、

3年生としての今までの努力や大会への想いが感じられ、感動しました。

BチームのアンカーのHさんも走る前までは周囲に気をつかい、みんなが緊張しないようなポジティブな声かけをしていました。走りでは、順位を下げることなく、ゴールしました。

帰ってきた3年生に駆け寄る2年生の姿がとても印象に残っています。

 

 

男子の結果はAチームが4位、そしてBチームは8位です。

2チームとも昨年度より順位を上げていますキラキラ 

(文責 福永由美子)

お知らせ 思いを受け継ぎ未来へ駆ける【阿蘇郡市中体連駅伝大会 その①】

コロナ禍により、様々な行事や大会がなくなった中、やっと実施が決まった郡市中体連駅伝大会。

限られた時間を大切にし、その日に向かってそれぞれが全体練習や自主練習を重ねてきました。

 

明日に大会を控えた前日、突然阿蘇山噴火のニュースが入ってきました。

いよいよ明日という時に、待ちに待った大会が開催されるか分からないという状況は、

選手にとって辛いものだったと思います。

大会前日の放課後、三年生が明日の開催を不安そうに尋ねきました。

その様子を見て私自身も不安になりました。

 

10月21日(木)大会当日、無事に阿蘇郡市農村公園あぴかで大会は開催されました。

会場に噴火の影響はありませんでした。しかし、小雨がずっと降っていました。

 

本校は今年、女子1チーム、男子2チーム、総勢24名が出場しました。

 

レースは女子の部からです。 

緊張した雰囲気の中、いよいよスタート。 

女子は1年生と3年生によるチームです。

1年生は先輩に、3年生は後輩に襷を繋げるんだという想いで、

それぞれが全力を尽くして走っています。

自分の区間を走り終えた1年生の中には、

「順位を上げて先輩に襷を渡せなくて悔しい、申し訳ない」と

涙を流していた選手がいました。

チームのために走った人にしか流せない涙だったと思います。

今回選手に選ばれなかった補助員の生徒も、チームの一人として

選手のサポートにまわってくれていました。

女子の結果は6位でした! 学年を超えた、チームの絆を感じました。

(文責 福永由美子)