校長室から(ブログ)

山鹿市民医療センターと城北高等学校の包括連携協定看護科説明会

9月4日 山鹿市が、山鹿市民医療センターと城北高等学校とで結んだ包括連携協定の一環で行う看護科説明会を放課後にしました。
 説明会には、看護や医療の仕事に興味を持った生徒や総合文化部の生徒が参加していました。
 看護の仕事の説明は、城北高校看護専攻科赤星和美先生と山鹿市地域医療センターからおみえになった3名の看護師の方々が担当され、看護の内容や日常の業務、そして、ご自身の今の仕事の様子や看護のやりがいについて話していただきました。
 今回は、患者モデルの「のぞみさん」にも登場してもらいましたが、「のぞみさん」とはコンピュータをとおして会話をすることができ、自分の症状の変化にあわせて、声の調子や心拍数や呼吸も変化させることができる人形で、実によくできた優れものでした。後ろから見ると、人形と分かっていても見間違うほどでした。
 説明中、この人形の「のぞみさん」と先生が話をされていると、急に心肺停止を知らせる音が鳴り出しました。すると、看護師さんがすぐ駆けつけ、チームですばやく心肺蘇生法を行い、一命をとりとめるというストーリー仕立ての寸劇も交えていただきました。
 これを見ていた子供たちは、看護師さんに代わってバッグバルブマスクを使ったり、胸骨圧迫をしたりして心肺蘇生の体験をすることができました。また、聴診器で心音や呼吸する音を聴くこともできました。
 この包括連携協定は、地域医療を支える人材の育成を山鹿市全体で進めるためのものですが、将来の職業として看護師を考えている子供たちにとっては大変貴重な学びの場となりました。
 城北高等学校看護科の先生方や山鹿市民医療センターの看護師の皆様が、看護の仕事のよさや魅力、役割を率直に話していただいたことをとてもありがたく思いました。貴重なお時間をいただきましたことに心から感謝申しあげます。