学校生活

災害から命を守るために ~地震発生時における避難訓練~

 震度7の地震を2度観測し、甚大な被害をもたらした熊本地震から16日(木)で10年が経過しました。県内で最も大きな被害を受けた益城町では、先月、県道熊本高森線の4車線化が全線で供用を開始する等、復旧・復興は確実に進んでいます。16日に行われた合同犠牲者追悼式では、木村知事は、「発災から10年となる本年は、復旧・復興の歩みを改めて振り返るとともに、『災害に強い熊本』の実現に向けた取り組みを一層前進させ、創造的復興を遂げゆく熊本の姿を全国へ発信していく重要な1年と認識しています」と述べました。高校生「誓いのことば」では、

 熊本地震から10年がたった今も、私たちは当時の記憶を胸の奥で静かに抱き続けています。10年前、私たちは小学1、2年生と幼く、地震を経験したことがありませんでした。突然襲った大きな揺れの中で、何が起きているのかよく分からず、ただ強い恐怖を感じていたことを鮮明に覚えています。大きなサイレンの音を聞きながら、割れた道路や崩れた家を横目に、家族とともに必死の思いで避難所へ向かいました。避難所では、大学生や大人の方々が優しく声をかけてくださり、温かい食事を分けてくださいました。不安でいっぱいだった私たちに寄り添ってくださったその温かさに触れ、恐怖の中でも少しずつ安心と笑顔を取り戻すことができました。その時に感じた人のやさしさを、私たちは決して忘れることはありません。(中略)
 もし今、10年前のあの日と同じことが起こったとしたら、私たちはどのように行動できるのでしょうか。復興が進んだ今だからこそ、私たち若い世代が果たすべき責任があります。それは、防災への意識を持ち続けること地域とのつながりを大切にすること誰かが困っているときに、「大丈夫ですか」と声をかけられる優しさを失わないこと。そして、災害が起きても、誰一人取り残されない社会をつくることです。(中略)
 あの日、私たちが支えられたように、今度は私たちが誰かを支える存在となることを目指し、さらに、震災を知らない世代が増えていくこれからにおいても、その記憶と教訓を語り継ぎ、風化させることなく未来へとつないでいきます。そして、誰一人取り残さない社会、誰もが安心して暮らせる地域の実現に向けて歩み続けていくことを、ここに固く誓います。

と、熊本市立必由館高等学校のHさん、Tさんと熊本市立千原台高等学校のKさん、Aさんが、自身の体験や意見をもとに震災の記憶と教訓の継承を力強く誓いました。
 地震後の厳しい避難生活において、当時の子どもたちは、自分にできることを探し、周りの人を助け、自ら立ち上がり、動き出しました。そのような「助けあい、励ましあい、志高く」という熊本の子どもたちの姿は、ずっと語り継ぐべきものだと考えています。私たちの責務として、熊本地震の経験や教訓を風化させず確実に後世に伝承するとともに、目の前の子どもたちに災害から命を守る意識と行動力を育てていきたいと思います。

追伸:21日(火)、地震発生時における避難訓練を実施しました。①机の下に隠れる、②安全な場所へ避難する等、状況に応じた対応の仕方を学びました。