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2020年8月の記事一覧

変化のチャンス…マスクをしたまま食事するレストラン

昨日のニュース番組で、「食事ができて、会話もできるマスク」という話題が上っていて、目を止めました。


ファミリーレストランチェーン、サイゼリヤの試みの話題です。

 

サイゼリヤといえば、安くておいしい庶民的なレストランで、私も以前、299円とかのピザを食べたことがあります。

 

番組では、堀埜一成社長のインタビューがあっていました。


「コロナ以前には戻らないと言う前提で改革を進める」

「コロナ前の売り上げに戻すというのではなく、売り上げが8割でも利益を出すという工夫をする」

とか、なかなかのリーダーシップがうかがわれました。

具体的には、

前述の食事用マスク「しゃべれるくん」、

これは普通のナプキンを折りたたんで自分のマスクにはさみ込んで簡単に使うもののようです。

それに、釣り銭を減らすためのメニュー価格の1円値上げ、

従業員の動きや歩数を計算して効率化したキッチンづくりなどが紹介されました。

 

これは後述のNHKニュースでしゃべれるくんを使いながら食事をしている、堀埜さんです。


堀埜さんは「今は変化するチャンス。楽しいですよ」ともおっしゃっていました。

 昨日この欄で

F.コヴィーの「人は変わらざる中心がなければ、変化に耐えることができない」という言葉に触れました。

変化に対応できた者だけが、進化の過程で生き残る、とも言われます。

変化への対応を躊躇すべきではないのかなと思いました。


以前のNHKニュースの記事です。

サイゼリヤ “食事用マスク”と“1円値上げ”のねらいとは

 

選択の難しさについて

「1つの課題には、必ず解決法が2つ以上ある。

2つ見つからないのは、自分の視野が狭くなっているから」

とは、ある小学校の校長先生の言葉ですが、困難な状況でなくとも、

2つの選択肢で悩むことは、日常でたびたびあるのではないでしょうか。

 

昨日は29日「肉(29)の日」ということで、割引サービスのある店が2軒あったのですが、

夕食をとんかつ店にするか、ハンバーグ店にするか、しばし悩みました。

結局、とんかつ店に行ったのですが、

キャベツは千切りかざく切りか、ご飯は白ご飯か麦ご飯か、お味噌汁は貝汁か野菜汁か、

注文の時に丁寧に尋ねられました。

その度に的確に?お答えしたところです。

 

さて、先日「YOUは何しにニッポンへ?」というテレビ番組を見ていましたら、

ある外国人女性が日本の神社に興味がある人で、

ある重大な選択を神社のおみくじで決めるために、日本に来たということでした。

その選択というのは、就職先に関することで、

「給料の高い大企業(なんとMicrosoft!)」にするか、「給料はそうでもないがやりがいのあるベンチャー企業」にするか、という問題でした。

彼女は神社に行くまで、将来性のあるベンチャー企業の魅力について語っていて、迷っているながらも、心が傾いているようにも見えました。

どっちにしろ、今日中に内定への返事をどちらかにしなくてはならないそうです。

 

目的の愛宕神社で、「出世の石段」と言われる急な石段を登った彼女は、いよいよおみくじを引きました。

これはMicrosoftの分、これはベンチャー企業の分と決めて、

2つのおみくじを引いたのです。

結果は、ベンチャー企業の方が大吉、Microsoftの方が小吉でした。

そのおみくじをしばし見つめていた彼女は、意を決して内定を受けるメールを打ち始めました。

「決まったね、おめでとう!」

取材スタッフがメールの送信画面を見せてもらうと、

なんと宛先はMicrosoftの担当者でした。

 

せっかく日本まで来ておみくじを引いたのに、

彼女は最後にその結果と裏腹の判断をしたのでした。

「うーん、やっぱりMicrosoftのお給料はいいのよね」

と笑っていました。

司会のバナナマンはズッコケていました。

 

しかし、こういうことはよくあることのようで、

「どうしても判断に迷うことがあったら、最後はコインを投げてその裏表で決めてしまいなさい」

というアドバイスを聞いたことがあります。

コインの結果が出て、「よし、これでいいや」と思ったらそのままでいいし、

「う〜ん、でもやっぱりな〜」と納得いかないようなら、逆の選択にすればよいというものです。

今回の彼女の選択は、まさにそういうことでした。

 

F.コヴィーは

「人は変わらざる中心がなければ、変化に耐えることができない。

変化に対応する能力を高めるには、自分は誰なのか、何を大切にしているのかを明確に意識することである」

と言っています。

「変わらざる中心」をコヴィーは大海を行く船と北極星にたとえたりしていますが、

そういう自分の価値観に則って選択、判断することが大切に思います。

 

『YOUは何しに』就職先をおみくじに委ねた結果… まさかの展開に唖然

ちょうどいい

安倍首相が辞意を表明されました。

安倍首相の会見というと、2月27日の、全国一斉の臨時休校の時のものを思い出してしまいます。

もうあれから半年が経ったのですね。

長かったような、短かったような、一種の感慨があります。

今日のニュースや新聞では、安倍政権についていろいろな論評がされていますが、

私は安倍首相が(内容はともかく)いつもキッパリと断言されるようなところが、

長期政権を維持した理由の一つのような気がします。

 

それはさておき、「引き際」というものについて、

印象に残っている詩(言葉)があります。

 

この詩は、良寛さんの言葉と紹介されていることもあるようですが、

実は石川県のお坊さんが作られて、お寺からのおたよりに載せられたものが、

一部言葉を変えて広まったのだそうです。

 

 丁度よい

お前はお前で丁度よい

顔も体も名前も姓も

お前にそれは丁度よい

貧も富も親も子も

息子の嫁もその孫も

それはお前に丁度よい

幸も不幸もよろこびも

悲しみさえも丁度よい

歩いたお前の人生は

悪くもなければ良くもない

お前にとって丁度よい

地獄へ行こうと極楽へ行こうと

行ったところが丁度よい

うぬぼれる要もなく卑下する要もない

上もなければ下もない

死ぬ月日さえも丁度よい

 

私も年齢を重ねてきましたので、

この詩を読むと

目先のことにあくせくせず、心が落ち着くような気がしました。

 

「人権の尊重は 命の尊重」

今日のタイトルの

人権の尊重は 命の尊重 

は、2年濵元(紅)さん作の人権標語です。

県の「心のきずなを深める」ための標語作品に、学校から応募したものです。

 

人権を傷つける言動は、命を傷つけることを同じことだという、

日頃の人権教育での学びが生かされた標語だと思います。

 

他の応募作品には、

ほら見てよ いわんこっちゃない 傷ついた (3年袋田さん)

という身近な場面の会話のような、親しみやすいものもあり、

子どもたち 力をあわせ ウキウキだ (1年西さん)

のように、かわいいものもありました。

 

さて、昨日、次のようなニュースがありました。

大坂なおみが準決勝ボイコット 黒人男性銃撃に「怒り」

 

テニスの大坂なおみ選手(日清食品)が、

米ウィスコンシン州で黒人男性が警官に背後から銃撃された事件などに抗議し、

テニス大会の準決勝を棄権すると表明したのでした。

記事によると

「大坂選手はツイッターなどに

『私はアスリートである前に、一人の黒人の女性です。

私のテニスを見てもらうよりも、今は注目しなければいけない大切な問題がある。

相次いで起きている警官による黒人の虐殺を見ていて、腹の底から怒りがわく』

などと訴えた。」

とあります。

他にも、NBAやメジャーリーグでも、試合の延期やボイコットが行われているそうです。

 

私は、大坂選手がまず「一人の黒人の女性です。」と言われていることに、

少しドキッとしました。

大坂選手はお父さんがハイチ系のアメリカ人、お母さんが日本人ですが、

今回の問題を切実にとらえ、大事な試合のボイコットという行動を取られることは、

よほどの気持ちなのだろうと思いました。

さいわい、今朝のニュースでは、大会主催者の試合延期投の対応により、

大坂選手は試合に出場されることになったとのことで、ほっとしています。

 

私たちはよく「差別はいけません。みんな同じ人間なのですから」と言いますが、

何年か前に、海外では

「差別はいけません。みんな違う人間なのですから」と教えられると聞いて、

はっとしたことがあります。

みんな一人一人違った個性を持って生きているということを、改めて考えさせられました。

 

変えてやろう 見ているだけの いやな自分 (1年 田中さん)

 

意識、行動を見直して変えていくことが大事だと、生徒たちの標語から学びました。

(写真は ニュースサイト THE ANSWER から)

毎日86,400円もらえたら

毎日86,400円をもらえるとします。

毎日、毎日です。

そのお金は、あなたが自由に使うことができます。

その日に全部使ってしまうのも、貯めるのも自由です。

しかし、たとえ使い切ってしまっても、

翌日にはまだ86,400円もらえるのだから、使っちゃいましょうか。

何に使いましょう。想像してみてください。

私なら、毎日服を洗濯をせずにドライクリーニングに出すという

ぜいたく(?) をするかもしれません。

 

ここでこれを時間に置き換えてみます。

86,400秒を自由に使う。

1日は86,400秒です。

世界中の人みんなが平等に、毎日、毎日86,400秒をもらっています。

 

時間なので、貯金はできませんね。

あなたはどう使っていますか。

私はちょっとムダに使っている気がします。

それも毎日習慣になって、同じムダを繰り返しているような気がします。

 

昨日はイチロー選手のルーティンの話をしました。

そこでも書きましたが、

誰でも「自分自身のルーティン」をつくる自由があります。

毎日もらえる86,400秒の使い道をちょっと立ち止まって見直してみてはどうでしょう。

 

 

勝つために準備する意欲

 「勝つ意欲」はたいして重要ではない。

そんなものは、誰でも持ちあわせている。

重要なのは、「勝つために準備する意欲」である。

 

昨日見つけて、心に残った言葉です。

これは、米国大学男子バスケットボールのコーチ、ボビー・ナイトの言葉だそうです。

たしかに、誰でも勝ちたい、勝ちたいという気持ちはあっても、

勝つために準備したい、準備したいと思う人は少ないかも知れません。

 

結果を残すための準備と言って、思い浮かぶのは、大リーグで活躍したイチロー選手です。

「ファンの方はなかなか見られないと思うが、毎日試合に臨むにあたっての準備、試合中に打席に入るための準備をあそこまで徹底されているのは、イチローさんしか見たことがない」(ヤンキースでチームメイトだった田中将大選手の話)

ということも言われています。

 

股割のようなストレッチや「初動負荷トレーニング」など、練習方法はもちろんのこと、

マリナーズ時代に毎朝カレーを食べていたという話など、

その生活ぶりや練習熱心さも多くの本などで紹介されていますので、皆さんご存知のことも多いかと思います。

 

私が感心していたのは、睡眠時間を毎日8時間取っていることです。

ある調査では、日本人の平均睡眠時間は7時間14分ですが、アスリート110人は平均して8時間4分睡眠を取っているそうです。

これはケガをしない身体の状態を作るためだそうです。

 

また、道具を大事にするのも、心の整理持ち方の点でも、プレーへの準備でしょう。

イチロー選手は、毎試合後のロッカールームで、チームメートがビールを飲んだりしている中に、黙々とグローブを時間をかけて磨いていたそうです。

また、バットは除湿剤の入ったジェラルミンケースに入れて持ち運んだそうですし、バットを横にして置くときは、

グローブを芝生の上に広げてその上にバットを置き、

ボールをとらえるヘッドの部分はグローブの中に大事に包み込むようにして置いていたそうです。

 

また、イチロー選手のバット製作を長く手がけていた担当者の久保田さんによると、オリックス時代にはこんなこともあったそうです。

「イチローさんは一度だけバットを地面に投げつけてしまったことがあるそうです。

するとオリックス担当のミズノの社員から『申し訳なかった。久保田さんにお詫びを伝えておいて欲しい』と言っていたと聞きました。

そこまで大切にされていたのかと嬉しくなりました」

 

さらに、遠征先のホテルの部屋の照明が自分には暗いので、明るい電球に替えておいてほしいとお願いもしていたそうです。
イチロー選手は「視力はボールを見るためだけに、老化しないように温存しておきたい」と言って、

極力、活字もテレビも見ず、メールなども妻の弓子さんが口頭で伝えていたという話もあります。

 

『イチロー思考』(東邦出版刊)の著者で臨床スポーツ心理学者・児玉光雄氏は、
「イチロー選手は昔から本番の試合よりも、それまでにいかに準備したかということを大事にしています。

終始一貫、自分の決めたことをきっちりとこなすことが成果を出すカギであると信じてやり続けたのです」

 と言われています。

 

十分に睡眠を取る規則正しい生活、

愛用する道具を大切にすること、

健康はもちろん、その中でも眼を大切にすること、

そして、自分で決めたことをやり続ける意志の強さ。

野球を仕事にしているプロ野球選手と、私たちでは同じようにはいかないかもしれませんが、

勝つため、結果を残すために「準備する意欲」という点では、

見習うべき点もあるのではないでしょうか。

 

誰でも「自分自身のルーティン」をつくる自由があるのですから。

参考記事… 

イチロー「驚異のルーティーン」に学ぶ

イチローのルーティンの内容とは? これを知ればあなたもイチローに!? ...

体育大会結団式での話

結団式の日が来ました。

いよいよだと張り切っている人、きついだろうなと不安な人と様々な気持ちだと思います。

今年度の体育大会をどうするか話し合う中で、

本校の体育大会は、生徒の皆さんが「なりたい自分になる」「なくてはならない人になる」ために

欠かせない大事な学校行事と考えました。

そして、たとえ時間がなくても、暑くても、東中生ならきっと素晴らしい体育大会にできると考え、

このような日程で実施することとしました。

 

体育大会に向けて、2つのことをお願いしたいと思います。

1つめは、「気づき・考え・実行する」ということです。

人から言われてから行動していたのでは、体育大会は完成しません。

いつもにも増して「気づき・考え・実行する」ことが大事です。

 

2つめは、「全校で一致団結する」ということです。

今から大会当日までの4週間、

自分のことより、団のこと、学校全体のことを優先して行動してください。

そのために、今から4週間は

他人の悪口や陰口を言わない、不平不満を言わないでください。

もめていたり、傷つけ合っている暇はありません。

気づきがあったら、その気づきに合わせて、プラスの言葉を言ってください。

たとえば、

「集中できてないよ」にプラスして「あと1回、気合いを入れてやろう」と言うことです。

そのことで体育大会のレベルが高まっていきます。

 

「気づき・考え・実行する」

「悪口や不満を言わずに、一致団結する」

この2つの行動をとって、4週間後の体育大会が終わったときに、

自分がどんな気持ちになるか、試してみてください。

期待しています。

大きいカブトムシはなぜ大きいか

「昆虫すごいぜ!」からスズムシのことなどを考えていましたら、

次のような記事を目にしました。

カブトムシの「大きさ」あんなにも差が出る理由 (2020年08月22日 東洋経済オンライン)

カブトムシといえば、私も早朝にラジオ体操に行く前に友だちと夢中になって探したものものです。

この記事によると

「カブトムシといえば、とくに体が大きくて立派なものが人気です。

でも、ときどき、とても体の小さなカブトムシも見かけます。

じつは、このカブトムシは、大きなカブトムシより後に生まれたから小さいわけではないのです。

この小さなカブトムシには、どんなにエサをたくさん与えても、体が大きくなることはありません。

成虫になってしまうと、その後、どれだけエサをたくさん食べても、もう大きくなることはないのです。」


では、どうして体の大きなカブトムシと小さなカブトムシがいるかというと、生まれつきの何かの理由とかではなく、

「幼虫の時期の意味が隠されている」というのです。

 

昆虫の成虫は羽を持っているのに、幼虫はまったく違った姿をしています。

美しいチョウも、幼虫の頃はイモムシ、トンボは水の中でヤゴとして生活し、セミも土の中で長く過ごしますね。

「幼虫の時期の意味」とはなんでしょう。記事は続きます。


「カブトムシの体の大きさは、幼虫のときに食べたエサの量で決まるのです。

とにかく、幼虫であるうちに、たくさん食べることが大切です。

エサをたくさん食べた幼虫が、大きく成長し、大きなカブトムシとなります。

からだが大きいことは、成虫になって樹液をめぐって争うときなどに、圧倒的に有利です。
しっかりとした幼虫時代を過ごしたものだけが、しっかりとした成虫になることができるのです。」

これを中学生に当てはめるのは少々乱暴かもしれませんが、

中学生をまだ「幼虫」にたとえると、

今のうちに心の栄養をたくさん取ることが、

やがて「成虫」(社会人)となって羽ばたく時の差になるのかなと思いました。

 

猛暑が続いていますが、授業が始まり、体育大会に向けた取組も軌道に乗ってきました。

今年は特に大変なことも多いかと思いますが、

積極的にいろいろなことを経験して、

心の栄養を蓄えましょう。

 

大和田常務「昆虫すごいぜ!」からの…スズムシの話

昨日のドラマ「半沢直樹」の関連で、

劇中に登場する、大和田常務さんをご存知でしょうか。

「顔芸」とも言われる、豊かな?表情で、ドラマを盛り上げていますね。

 

その大和田常務さんを演じている、香川照之さんは、東大出身でユニークな方のようですが、

ボクシングや昆虫が大好きだそうです。

彼が出演される、Eテレの「昆虫すごいぜ!」という番組も何度か見たことがあります。

昆虫に関する知識もすごいですが、なんといってもその熱意がすごいですね。

語り口や昆虫を探して捕まえる時の「熱」が、とにかく笑ってしまうぐらいすごくて、

うらやましくなるほどです。

 

 

私は昆虫はどちらかというと苦手ですが、

それでも小学生の頃にスズムシを飼育するのが流行っていて、私も飼っていたことがありました。

晩夏から秋にかけて、夜になると、リーン、リーンという鳴き声が、

蚊帳をつった(!)部屋に響いて、涼やかだった思い出があります。

 

50年経った現在では、熱帯夜続きで、熱中症予防のために

朝までエアコンが切れませんが、昔は窓からの夜風と虫の鳴き声で

涼が取れたのでした。

 

皆さんもスズムシの涼やかな鳴き声で、暑さを少しでも和らげてください。

(虫の話は明日につづく)

 

その人の自信と誇りは「  」でわかる

始業式で話したことのつづきです。

 

先日のドラマ「半沢直樹」第5話で、このようなセリフがありました。


半沢「倒産する会社は、社外の人にあいさつをしなくなっていく。

会社に対する自信と誇りがなくなるからだ」

「しかし、ここは違う。

従業員もみんな自分たちの仕事にプライドを持っている。

それは大きな強みだ」

ビデオクリップ→半沢直樹 その人の自信と誇りは「あいさつ」でわかる(2020/8/21)

社員が自分の会社や仕事に自信や誇りを持っていない会社からは、決して良い仕事は生まれないからでしょう。

生徒の皆さんも、

東中生としての「自信と誇り」を、
一人一人の「あいさつ」で表現してくれることを期待します。

運がよくなる方法

今回の始業式は、放送で行いました。

そこで生徒たちに話した内容です。

       
「運のいい人」とは
困ったときに他の人が助けてくれたり、

元気のないときに励ましてくれたり、

夢に向かって頑張っているときに、後押ししてくれたりする、

サポーターが多い人が「運のいい人」です。


「運がよくなる方法」とは
では、生徒の皆さんに「運のよくなる方法」を教えます。
誰でも今日からできる方法です。


それは「あいさつをする」ということです。
以前「別にいいじゃないか。あいさつぐらいどうでも」と言った人がいて、私はとても残念でした。
たしかにあいさつはちょっとしたことです。
しかし、そのちょっとしたことができないあなたは何でしょうか。
ちょっとしたこともできない人に、大きなことはできないし、

応援してくれる人も増えないのではないでしょうか。


あいさつをすると運がよくなる理由
理由は二つです。
まず、あいさつをすると、相手にいい印象を与えます。

他の人から「いい感じの人だな。話しかけてみようかな、話を聞いてみようかな」と思われます。
一方、あいさつをしない人は、「この人は不機嫌なのかな、こっちまで気持ちよくないな」と思われてしまいます。


次に、あいさつをする人は、相手に「自分のことを認めてくれているな。こちらもこの人のことを認めていこう」と思われます。
それに対して、あいさつをしない人は「この人は自分のことを無視しているな、じゃあ自分はもう関わらないでいいな」と思われます。
これらの小さな積み重ねが、その人の「運」に影響していくのです。
人一人の力は限界があります。授業も、体育大会も、部活動もいっしょです。
あいさつから、人と人とのつながりがスタートし、あなたのサポーターが増えていきます。

そして、サポーターがたくさんできた人が運のいい人です。


あいさつの仕方で大事な三つのこと
しかし、あいさつの仕方に大事なことが三つあるので、気をつけてください。
一つ目は、明るいあいさつをすることです。
聞こえないあいさつや逆に怒鳴るようなあいさつでは、運はよくなりません。

あいさつした方もされた方も気持ちが明るくなるようなあいさつでないとだめです。
二つ目は、先にあいさつをすることです。
相手から先にあいさつをされてから返す、受け身のあいさつでは効果は薄いです。

こちらから先にあいさつをしましょう。
三つ目は、誰にでも何度でもあいさつすることです。
自分の利益になりそうな人だけにあいさつをしていても運はよくなりません。

学校のお客さん、地域の方等、誰にでも何度でもあいさつしましょう。

 

いかがでしょうか。各ご家庭でも、もう一度「あいさつ」について話をされてみてください。

 

1学期、離れていても、私に気付いて「先に」「明るく」あいさつしてくれた1年生の姿です。

2学期のスタートに当たって

2学期のスタートに当たって、皆さんに再度次のことをお伝えします。

どれも今年度本校で大切にしていることです。

1 命と人権より大事なものはない
本校の基本方針中の基本です。
新型コロナウイルスは、この2つを脅かすかも知れません。

しかし、私たちは今までどおり、身体も心もコロナに負けません。
全生徒、全職員が協力して感染拡大防止に努めるとともに、感染症への不安やおそれ、偏見や差別などに負けません。

雨が降ったら、傘をさして歩いていくしかありません。


2 縦糸を張り、横糸をつなぐ
みんなで協力して「縦糸を張り(ルールや規律を守り)」、

その次に「横糸をつなぐ(人間関係づくりを深める)」。

この縦糸と横糸で「なりたい自分」「なくてはならない人」という織物を織り上げていきます。


3 気づき・考え・実行する
 東中生得意の「気づき・考え・実行する」生活をさらに進めていきます。

授業、生徒会活動、学校行事、部活動などいろいろな場面で生徒たちが活躍することで、本校卒業後も、どこでも通用する人間力を身に付けていきます。         

 

 保護者、地域の皆さん、2学期も牛深東中に応援をよろしくお願いします。

 

(夏休み 部活動を頑張る生徒たちの様子から)