『コ』と『ロ』と『ナ』と『君』
「『人』という字は、人と人が支え合ってできているのです」
とは、懐かしい?昔のドラマ金八先生の名言です。
他にもたとえば、夢を「口」にして「十」回、唱えると「叶」う。
どんなに「辛」くても、あとひと(一)頑張り足せば、「幸」せになる。
など、漢字の形についてのいい話?はいくつかありますね。
さて、また目に止まった新聞記事(5/11朝日新聞)から、ある短歌(五七五七七にまつわる話です。
その短歌とは、
しばらくは 離れて暮らす 『コ』と『ロ』と『ナ』 つぎ逢ふ時は 『君』といふ字に
です。
以下、一部記事を引用します。
……新型コロナウイルスの影響で大切な人と会えないつらさや未来への希望をつづった「短歌」が先日、ネット上で話題になった。
作者は、大阪府内の百貨店で宣伝や広報を担当しながら、似顔絵を中心としたイラストを描いているタナカサダユキさん(56)だ。
君という文字の中に「コ」「ロ」「ナ」を見つけたのは、母の付き添いで行った病院の待合室。母がMRI検査を受けている間、新型コロナウイルスに関連する貼り紙を眺めていて、ハッと気づいた。「昔から文字遊びや回文が好きなんです。帰りのタクシーの中で、この気づきをもとに川柳や短歌をつくれるんじゃないかと考え始めました」
五七五七七に合わせるべく、コロナをコとロとナと分けた結果、ソーシャルディスタンシング(社会的距離をとる行動)も表現することができた。……
いかがですか。たいへんな毎日の中で、小さな気づきから心のホッとする短歌ができたのですね。SNSでは、たくさんの反響があり、作者の方も元気が出たそうです。
さて、以前の東輪会で、学習委員会主催の学習クイズ大会が行われた時のことを思い出しました。
その時に、先生チームも苦しんだ難問に、
「幸」という字に二本の棒を加えて、別の漢字にしなさい。
という問題がありました。
正解はこのホームページの記事をご覧ください。
また、東輪会を再開したら、楽しいレクリエーションを行いましょう!