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台風10号の新聞記事 各紙を比べてみた

台風10号の影響でお亡くなりになった方、被災された方には、心からお見舞い申し上げます。

 

さて、今朝の新聞の1面には台風の記事が多かったようです。

 

NIE(教育に新聞を)活動というものがあります。

新聞を活用して、情報収集力や読解力、社会的な見方・考え方を育もうという取組です。

本校は今年度、NIE(教育に新聞を)活動の実践校に指定をいただいています。

毎日、数紙の新聞が配達されてくるのですが、

3Fへ行く階段の手前に、その新聞の中から記事をピックアップして紹介しています。

毎日、あまび笑さまのコメント付きです。

昼の放送では、文化・放送委員がこの記事を紹介し、自分の考えたコメントも放送しています。

 

NIEの学習の観点から、今朝届いた新聞6紙の1面に掲載された、

台風10号を扱った記事を全部掲示してみました。

(右端は9/4金曜の「猛烈台風迫る」と警戒を訴えていた記事です)

ちょっと見てみます。

まず熊日新聞です。「爪痕」の文字が痛々しいです。死亡者、不明者の数を取り上げています。

地元紙だけあって、人通りの少ない下通アーケードが大きく掲載されています。

 

朝日新聞です。停電、避難の数を大きく見出しにして、写真は宮崎県の大きな土砂崩れの写真です。

 

読売新聞です。こちらは死亡者とけが人の数です。写真はやはり宮崎県の土砂崩れです。

 

産経新聞です。ふだんはなかなか目にしない新聞です。

九州以外に読者が多いためか、尖閣諸島の問題の方が大きく扱われていますね。

 

日経新聞は経済専門紙ということもあって、

おわかりでしょうか、台風の記事は、小さい扱い(中央下の方)です。

 

さて、私が興味を持ったのは、毎日新聞です。

被害の記事の横に大きく、

「9号影響で発達抑制 海かき混ぜ水温低下」

と、10号が予想より発達しなかったのは、

直前に同じように東シナ海を北上した9号が原因と、

科学的に説明してありました。

台風については、中学2年生の理科で学習しますが、たいへん参考になる記事だと思いました。

9号も各地で大きな被害をもたらしましたが、

それが10号を抑える働きにもなるとは、自然とは不思議だと思いました。

あまび笑さまもこうコメントしていました。

今後も生徒たちには、新聞記事を紹介していきます。