窓辺のポトスに学ぶ
自宅から持ってきたポトスが、
校長室の窓辺にあります。
家人が増やしているものを分けてもらったものです。
葉っぱの色がきれいで、大好きなのですが、
秋になったので、夏までほどには水はやらなくていいかなと
勝手に思い込み、水をやるのをサボっていました。
先日、給食の受入をしていただいている濱﨑さんに、
「校長先生、葉っぱがしおれているじゃないですか。かわいそうに」
と言われて初めて気づき、
慌てて水をたっぷりあげましたら、
すぐ元気になりました。
濱﨑さん、ありがとうございました。
さて、渡辺和子さんの
「置かれた場所で咲きなさい」という有名な本に、
書名にもなった有名になった言葉があります。
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置かれた場所で咲きなさい。
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。
時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。
自らが咲く努力を忘れてはなりません。
雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばしましょう。
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最後の行「どうしても咲けないときは…」以下のフレーズは、
マラソンの高橋尚子さんが、コーチの小出監督から学んだ言葉としても
よく紹介されているようです。
私などは、もう高齢者なので、
「時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。」
の部分など、どきっとします。
この「置かれた場所で咲きなさい」
について、マイナス思考で、現実を諦めたみたいに感じると言う人がいるそうです。
しかし、私はいい意味で
「現実をボヤいても仕方ないから、開き直って咲くぞ」
というように感じます。
諦めは消極的ですが、
開き直りは積極的です。
諦めは暗いけど、
開き直りははねかえす強さを感じます。
校長室のポトスの主人は、ぼやっとしていますが、
それも仕方ないと思ったのでしょうか、
ポトスは今日も頑張って(花は付けませんが)
光合成をして葉っぱを増やしてくれています。