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壁と扉

ある靴メーカーが海外に進出するために、南洋のある島国に2人の営業部員を派遣しました。

島の様子をリサーチした2人は本社に報告をしました。

「この島での商売は無理です。あきらめるべきです。なぜなら、靴を履くという習慣がまったくないからです」

1人はこう報告しました。

しかし、もう1人は、こう報告しました。

「この島は最高のマーケットです。なぜなら、まだ誰も靴を持っていないからです」

 

同じ状況を前にしても、問題はとらえ方、考え方だという、有名なたとえ話です。

 

以前、326さんという詩人(イラストレーター)の次のような作品を、学校に掲示していたことがあります。元はリンカーン大統領の言葉だそうです。

 

今あなたの前に立ちはだかる壁は高いかもしれない。

でもそれは、扉かもしれないんだ。

  

学校を再開して、授業、給食、生徒会活動、部活動そして東輪会と、徐々に東中生の活気や笑顔が戻ってきました。

しかし、まだ、生徒たちには、目の前に壁が見えているかもしれません。

 

これは、アメリカの詩人、エマーソンの詩の一節だと聞きました。

 

Every wall is a door.

And you have the key.

 すべての壁は扉である。

 そして君はその鍵を手にしている。

 

見えている壁は、実は扉だし、私たちはその鍵を持っているのでしょう。

 

昨日、このホームページでも紹介しましたが、生徒会のメンバーがコロナを乗り越えるためのステッカーを製作して、校内に掲示してくれました。

「あまび笑さまが校内いたるところに」

 

集会などができにくい状況なら、他の呼びかけ方もできますね。

生徒たち自身の言葉は、みんなに響くことと思います。

日本一の生徒会を応援したいと思います。