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校長室ブログ 今日の東天

もっと学校のこと、たくさん、くわしく知りたいです。

休校から、6月の学校再開に向けて、今週は学年別の登校を行いました。

ソーシャルディスタンスを保ちながら、体育館入口で、手指の消毒、ヘルスカードの提出、健康観察を行いました。

体育館での座席はもちろん、課題を提出する時やトイレに入る時も、

一定の間隔を置いて並びます。

さすが東中生徒です。マスク着用も習慣となり、「新しい生活様式」にもよく対応していました。

体育館で、30分×4コマの教科の授業を受けましたが、

久しぶりの授業、しかも体育館で、なれない場所のせいもあり、生徒たちはずいぶん疲れたようでした。

ご家庭での様子はいかがでしょうか。

 

さて、登校時に集めたヘルスカードは、養護の西田先生が全員分必ず目を通して、

コメントやアドバイスを書いて、その日のうちに返しています。

先日の登校日、西田先生が見せてくれた、1年生のヘルスカードの感想欄です。

本人の了解を得て、一部ご紹介します。

 

……休校中だったけど、元気で過ごせました。

頑張ったことは宿題を早く終わらせようと毎日したことです。

休校中で、まだ、学校のことを知れていないから、早く学校に行きたいです。

それから友達と会いたいです。

中学校に入学してまだ、友達や先生方たちと5、6回ぐらいしか会ってないから、

早くみんなに会いたいです。

そして、もっと学校のこと、たくさん、くわしく知りたいです。

少ししか学校に行けてないからさびしいです。……

 

1年生の率直な気持ちでしょうね。

学校が再開したら、1年生にも東中生としていろいろなことを学ばせてあげたいですねと、

職員室で話をしました。

学校再開が楽しみです。

 

さて、この欄でもご紹介した「アマビエさま」が校長室にも見えられました。

アマビエさま、疫病退散のため、どうぞよろしくお願いします。

池江璃花子さんの日々

昨日の夕方、「新型コロナ影響 夏の全国高校野球が戦後初の中止決定 」というニュースが報じられていました。

「開催を信じて練習をしてきたのに」「厳しい練習をいっしょに頑張ってきた仲間たちと出たかった」あるいは「今までの時間がムダになってしまった」「夢が消えてしまった」といった高校球児の感想が紹介されていました。

また、「中止は残念だが、野球を通して今を生きる力をつけてほしい」といった城北高校の監督さんの声もありました。

昨日は、「目的と目標」というお話をしましたが、皆さんはどう思われますか。

 

ところで、水泳の池江璃花子さんが昨年2月からの白血病の闘病を経て、12月には退院され、今年3月には406日ぶりにプールに入られたというニュースがありました。

つい先日は、ウイッグなしの姿でCMに出演されている姿も公開されていました。

専門家によると、パリ五輪を目指すことは十分可能、という話もありました。

 東京五輪での活躍を期待されていた一流アスリートの方の病気との闘い、私たちの想像以上に厳しいものでしょう。

 

先日はNHKで特集番組が放送されました。 

「泳がなければ何もないのかな」と一時は思ったという池江さんの言葉。

一方、プールでの練習を再開した日の笑顔。

それらから、アスリートとして「水泳で好記録を出す」「オリンピックで活躍する」という「目標」と、その目標を通した泳ぐことの「目的」が、以前と現在では変わってこられたのではないかと思えました。

池江さんの健闘を祈って応援したいと思います。

池江璃花子オフィシャルサイト

NHKスペシャル「振り向かずに前へ 池江璃花子 19歳」

 

あいにく、放送、再放送は終了しています。YouTubeのこの動画はダイジェスト版です。本編はNHKオンデマンドで視聴できるそうです。

ウルトラ警備隊、その目的と目標

“自衛隊に「宇宙作戦隊」発足!


先日(5/18)の朝日新聞の見出しを見つけた私は、「ついにその時が来たか!」と目を見開きました。

われわれ人類は、ついに宇宙からの侵略に立ち向かう時がきたのか、と。
しかし、その記事をよく読んでみると、「人員は約20人で、宇宙ごみ(スペースデブリ)などが人工衛星にぶつかる危険がないかを、レーダーなどで監視することが任務となる。」と続き、どうも私が思ったようなSFの世界のような物語とは違うようでした。

ただ、4月末には、アメリカ国防総省がUFOの映像を公開したことについて、河野防衛大臣が

「自衛隊のパイロットは、今までUFOに遭遇したことはないようだが、万が一、遭遇したときの手順をしっかり定めたい」などと語っていましたので、今後の展開に注目したいところです。


さて、私の世代にとって、SFの世界の◯◯隊といえば、サンダーバードの「国際救助隊」とウルトラセブンの「ウルトラ警備隊」です。(個人的な意見です。)


サンダーバード基地の椰子の木を倒しながら飛び立つサンダーバード2号も、空中で3つの機体に分離するウルトラホーク1号も、私は持っていたのです。

恐縮ですが、サンダーバード2号の出動シーンです。

 

 さらに、ウルトラホーク1号の分離です。

 

ウルトラ警備隊というと、

地球平和こそが「目的」であって、

怪獣を倒すことは、そのための「目標」に過ぎない、

という「目的」と「目標」を説明するわかりやすいたとえがあります。

目的は、最終的に実現しようとして目指すもの。

目標は、目的に到達する過程で目指すもの。

そこで、目的は抽象的で、目標は目的に比べて具体的になるようです。

目的を達成するためには、まずは目の前にある具体的な目標を着実にクリアしていくことが大切ですが、逆に目先の通過点(目標)にこだわりすぎて、そもそもどこのゴール(目的)を目指して走り始めたのかを忘れてしまってはいけませんね。


生徒の皆さんも、勉強をしなくてはならない目的は何か、今の目標は何なのか、部活を頑張る目的と目標は何だろうと、ちょっと立ち止まって考えてみてはどうでしょう。

フォーカスするとは

知人(昔の教え子です)から教えてもらった、Appleの創業者スティーブ・ジョブズ氏の動画を見ました。

古い動画ではありますが、1997年の世界開発者会議で質問に答える様子が、YouTubeで公開されているのです。
ジョブズ氏は、一人の聴衆(研究開発者)から「OpenDocはどうしたのか?」と聞かれます。
OpenDocとは、研究開発に取り組んだものの、残念ながら普及を果たすことができず、廃止することになったAppleの技術です。

質問者はその開発チームの関係者のようです。多くの聴衆の前で、ちょっと意地悪な質問だったのかもしれません。
それに対して、ジョブズ氏は次のように答えました。

 

Appleは数年間苦しんできた。
ひどい管理だったと言わざるを得ない。
研究者たちはそれぞれ様々な方向に(バラバラに)向かっていたため、成果はその足し算にも満たなかった。
そこで、私は基本的な方向性を決めなければならなかった。
小さく見ると意味があっても、大きく見ると意味がないものがたくさんあったんだ。
最も難しいのは、フォーカスする(焦点を合わせる)ことなんだけど、

ふつうフォーカスするということは、YESと言うことだと思うよね。
しかし、違うんだ。
フォーカスするとは、NOと言うことなんだ。
「いや、だめだ。ノーだ」と言わなくちゃいけないんだ。

(Webサイト スティーブ・ジョブズ「焦点を合わせるということは「ノー」ということだ。その結果本当にすごいプロダクトが生まれるんだ」、スティーブ・ジョブズ「フォーカスとはNOということ」 から要約・引用)

 

何かを進める際の「選択と集中」を、ジョブズ流に語られているのだと思いました。

本校では、学校再開に向けての準備の段階としての登校、授業を今日から始めます。
見通しが付きにくく、いろいろな判断が求められる昨今、参考になる言葉でした。

 

比較的短い動画です。なにより、ジョブズ氏が自分の言葉を大切にして話している様子がよく分かります。興味がおありでしたら、ご覧になってみてください。

(YouTube 約2分8秒)

『コ』と『ロ』と『ナ』と『君』

「『人』という字は、人と人が支え合ってできているのです」

とは、懐かしい?昔のドラマ金八先生の名言です。

他にもたとえば、夢を「口」にして「十」回、唱えると「叶」う。

どんなに「辛」くても、あとひと(一)頑張り足せば、「幸」せになる。

など、漢字の形についてのいい話?はいくつかありますね。

さて、また目に止まった新聞記事(5/11朝日新聞)から、ある短歌(五七五七七にまつわる話です。

その短歌とは、


しばらくは 離れて暮らす 『コ』と『ロ』と『ナ』 つぎ逢ふ時は 『君』といふ字に

です。

以下、一部記事を引用します。


……新型コロナウイルスの影響で大切な人と会えないつらさや未来への希望をつづった「短歌」が先日、ネット上で話題になった。

 作者は、大阪府内の百貨店で宣伝や広報を担当しながら、似顔絵を中心としたイラストを描いているタナカサダユキさん(56)だ。

 君という文字の中に「コ」「ロ」「ナ」を見つけたのは、母の付き添いで行った病院の待合室。母がMRI検査を受けている間、新型コロナウイルスに関連する貼り紙を眺めていて、ハッと気づいた。「昔から文字遊びや回文が好きなんです。帰りのタクシーの中で、この気づきをもとに川柳や短歌をつくれるんじゃないかと考え始めました」

 五七五七七に合わせるべく、コロナをコとロとナと分けた結果、ソーシャルディスタンシング(社会的距離をとる行動)も表現することができた。……

いかがですか。たいへんな毎日の中で、小さな気づきから心のホッとする短歌ができたのですね。SNSでは、たくさんの反響があり、作者の方も元気が出たそうです。

さて、以前の東輪会で、学習委員会主催の学習クイズ大会が行われた時のことを思い出しました。

 

その時に、先生チームも苦しんだ難問に、


「幸」という字に二本の棒を加えて、別の漢字にしなさい。


という問題がありました。

正解はこのホームページの記事をご覧ください。

また、東輪会を再開したら、楽しいレクリエーションを行いましょう!

東輪会(学習委員会)で学習クイズ大会(2018/09/19)