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校長室ブログ 今日の東天

SF映画の話

一昨日は十五夜、

昨夜は十六夜というのでしょうか。

写真は、宇土半島を帰宅中に見た昨夜のお月様です。

 

帰宅すると、テレビで映画「E,T,」が放送されていました。

この映画にもきれいなお月様が出てくるようですね。

懐かしい映画ですが、私はいまだに見たことはありません。

もう少し早く帰り着けば見られたかなとも思ったことでした。

 

 

さて、私はあまりSF映画は見ないのですが、

見たSF映画の中で衝撃的だったのは、

「猿の惑星」でした。

1968年の古い映画なので、皆さんご存知ないかもしれませんが、

有名な映画だと思います。

私の記憶では、中学生の時にテレビの「月曜ロードショー」で、

お茶の間で見たのでした。

CMをはさみながら2時間ほど放映されますので、

生来注意力のない私は、

宿題をしたり、マンガを読んだりしながら、

横目でちらちら見ていたと思います。

しかし、たしか「コーネリアス」という猿の名前が珍しかったのが印象的?でした。

そして、なんといってもラストシーンには、びっくりして、

家族といっしょに

「え〜」「あらー」と言ったのを覚えています。

 

 

他にSF映画といえば……とちょっと考えてみて、すぐ思い浮かんだのは、

「オデッセイ」

という2015年のマット・デイモン主演の映画です。

簡単に言えば、

無人島に漂着した有名な物語「ロビンソン・クルーソー」の火星版です。

(原題は The Martian  火星の人)

予期せぬ事故がきっかけで、

死んだと思われたマットさんが実は生存していて、

火星に置き去りにされてしまった。

さあ、今日からどうやって一人で生活しよう、という話です。

 

この映画の好きなところは、

主人公ののんき?とも言えるポジティブさと、

世界中の科学の知恵を結集して、

彼を救おうとする人たちの姿です。

彼を救う作戦遂行のために動き出す場面で、

デヴィッド・ボウイの「Starman」という曲が流れるところがいいです。

この曲は「あれ、オズの魔法使いの歌かな?」と思うくらい、

「虹の向こうに」という曲に似ていますが、

なんか無邪気で夢のあるような曲で、

この映画のストーリーによく合っております。

そこが好きで、iTunes でこの映画を購入したぐらいです。

 

「死中に活」とはこの映画のことでしょうね。

のんきさとポジティブさとあきらめないことを教えてくれるSF映画です。

 

 

 

桜は何を語る

ニュースでもあっていましたが、

あちこちで桜の開花が報告されているようですね。

本校のバス発着場そばの桜並木も

かわいい花を付けています。

昨日の朝の桜の木です。

実は向こうに小ーさく赤い彼岸花も見えます。

よく見ると…

桜の花が咲いていますね。

 

登校中の生徒にそのことを話すと、

今週初めには生徒たちは気付いていたそうです。

何でだろうね、と聞くと、

「台風が行った後だから」と答えるので、

私はまさかそんなことがあるのかなと思っていましたが、

専門家の方の話では、どうもそれが正解のようです。

何も知らなかった私はびっくりしました。

昨日の熊日新聞の記事でも、そう書いてありました。

調べてみると、2年前の記事ですが

ウェザーニュースにわかりやすい記事がありました。

「塩害や強風による落葉が原因」

今年度の入学式で桜の花のことはお話しし、

前にもこの欄で触れましたが、

【2020/5/26】校長室ブログ 葉桜の気持ち

自然のメカニズムとは不思議なものです。

今咲いていても、桜は来春にもちゃんと花開くそうです。

体育大会が終わり、秋風とともに半年咲いた桜の花、

頑張っている本校生徒へのご褒美のようでもありました。

新たなる神話 AMABEAST アマビースト の覚醒

昔むかし、M78星雲の彼方のある惑星を

ある疫病が席巻しました。

しかし、謎の妖怪「あまび笑さま」が海中から現れ、

人々を悩ませた疫病を退散させました。

(伝説の妖怪「あまび笑さま」 drawn by 3年村田くん)

 

その後、世には平穏な日々が訪れ、

人々は笑顔の暮らしを取り戻していきました。

 

ところが、それから宇宙歴三千年後、

再びこの惑星に、

冷たい太陽の姿を借りた疫病の影が忍び寄り、

平和を乱し始めました。

 

それを知った

藍色の海と空を守る二人の神

GONGEN (ゴンゲン)と Rock-law-Z(ロクロウジ) は、

疫病を今度こそ

この惑星から消し去るために、

あまび笑さまの力を復活させようと考えました。

 

そして、

GONGENとRock-law-Z は

三千年のパワーを呼び起こし、

東の天空高くから

紫色の光と深緑色の風を呼び起こしました。

 

紫色の閃光は、この惑星を72回まぶしく照らし、

深緑色の疾風は、この惑星を72周吹き渡りました。

そしてそれらは、あまび笑さまの眠る大地を揺り動かしました。

 

やがて、ついにあまび笑さまは、人々にパワーと笑顔をもたらすため

三千年の時を経て覚醒したのでした。

 

この瞬間、

あまび笑(AMABIE)さまに

GONGEN と Rock-law-Z の起こした

神秘の風 EAST によって、

生命が吹き込まれたのです。

 

こうして、後世まで伝説として語り継がれる

あまび笑さまの最終形態

AMABEAST アマビースト

が誕生したのであります。

 AMABEAST (drawn by 2年江良さん)

牛深東にまつわる?昭和の風景2つ

今日は本校にまつわる昭和の風景を紹介してみます。

まず、校長室にかかる1枚の写真です。

昭和53年3月の本校の前身・久玉中の様子です。

懐かしい方もいらっしゃるかも知れません。

校舎は木造2階建てが2棟、テニスコートはありません。

体育館は正門横、現在のブルペン、駐車場付近にあったようです。

 

その後、校舎は改築されました。

昭和54年5月の鉄筋4階建て校舎の偉容です。

左下にはまだ体育館への渡り廊下が見えます。

白亜の校舎は築41年ということになります。

先日の台風にもびくともせず、頑張ってくれています。

 

昭和の風景をもう一つ。

バス発着場所の前の川にある、簡易水道?です。

小さな橋の上流から、パイプで取水し

橋の下流に出してきて

ここで流れ出します。

水道?の流れ出るところを橋の方から見ると

道路から階段を降りていって、水道が使えるようになっているのが

よく分かりますね。

収穫した野菜などの洗い物を洗っておられた

名残でしょうか。

7月の豪雨の後は一時不通でしたが、

その後修復され、今日もきれいな川の水が

水道を通って使えるように流れ続けています。

ちょっとローマ時代の水道を思わせるような、

ロマンあふれるミニ水道でした。

両国国技館の思い出

熊本県宇土市出身の正代関が秋場所で念願の優勝を果たし、

見事大関昇進を決めました。

熊本県出身力士の幕内優勝は史上初、

大関誕生も、深海の英雄・栃光関以来ということで、熊本のファンも大喜びです。

【2020/5/8】校長室ブログ 深海が産んだ名大関 栃光関

 

正代優勝、盛り上がった熊本「水害受けた県民、元気に」(朝日新聞デジタル)

正代、熊本の応援「背中を押してもらった」一夜明け(日刊スポーツ)

インタビューの様子などを見ても、とても誠実で好感の持てるお相撲さんのようですね。

(全国大会に出た小5の正代くん)

 

大相撲と言えば、私は一度だけ両国国技館で観戦したことがあります。

調べてみたら、平成15年1月場所とありますから、もうずいぶん昔のことです。

暖房が効いていて、汗ばんだことと、

屋根の下の土俵が案外小さく、力士が2人上がると狭ーく見えたのが印象的でした。

 

ちょうどその日(8日目)は、横綱貴乃花にとって最後の土俵になりました。

当時の貴乃花は、長期の休場や相次ぐケガで、

誰の目にも引退間近な印象でした。

貴乃花と言えば、稽古熱心で、片脚を高く上げる美しい四股が有名でしたが、

当日の彼は、私が見ても、大きくなりすぎた上半身を持て余したような感じで、

いくら相撲とは言っても、スポーツをする人には見えませんでした。

取組では、貴乃花を応援する国技館いっぱいの大歓声が起きましたが、

格下の相手にあえなく敗れたのでした。

貴乃花があっけなく負けたとき、

「キャー」という大きな悲鳴がいくつも上がったのも覚えています。

国技館を出る人混みの中で、

見知らぬ人たちが何人も

「もうだめだな」「終わりだね」などと話しているのが聞こえました。

 

その日の夜、スポーツニュースでこの一番と

国技館のファンへのインタビューが放送されていました。

ある貴乃花ファンというおばさんが「貴乃花がかわいそう」

と言っておられました。

私は、あの悲鳴の一人はこの人かな、などと思いながら見ていたのですが、

番組の解説者の人がこれを見て

「横綱がかわいそうなどと言われたら、もうおしまいだ」と言っていて、

勝負の世界は厳しいものだなとも思いました。

 

横綱は力が衰えたり、追い越されたりしても降格はなく、引退しかありませんね。

頂点に立つ華やかな栄光と、さびしい末路が

いつも背中合わせなのだなと思いました。

 

貴乃花 最後の優勝(平成13年 夏場所)「痛みに耐えてよく頑張った。感動した」