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校長室ブログ 今日の東天

MICAさんとお会いしました

今年度の文化発表会は、 初めて牛深総合センターで開催します。

西嶋館長さんはじめ、牛深総合センターの皆さんのご協力で、

会場、機器を無償で使わせていただき、

贅沢なステージでの発表になります。

今年度これまで発表の機会がなかった

2、3年生の牛深ハイヤ節

吹奏楽部の演奏

をご披露できます。

1年生はリズム・パーカッションを演奏します。

声を使わないで、拍手や打楽器などを使っての表現です。

withコロナの文化発表会にふさわしい演奏になりますので、

楽しみにされてください。

 

1年リズムアンサンブル(2020/10/6) 動画50"

そして、発表会の最後には、

シンガーソングライターのMICAさんのライブ&トーク

"特別授業「100点満点」"

を行っていただけることになりました。

 

皆さんご存じのとおり、MICAさんは天草出身で、

コンサートはもちろん、TVCMでもご活躍ですね。

いろいろなライブでもその歌声を生でお聴きになった方も多いかと思います。

学校などでのコンサートもたくさん行っておられます。

 

出演いただくにあたり、前PTA会長の濱﨑さん、マネージャーの木村さんと一緒に、

打合せを兼ねてお会いすることができました。

本校の生徒たちの様子や

コロナ禍の中で開催する

今年度の文化発表会に込めた意義など

お話ししました。

また、MICAさんの子どもたちや教育への熱い思いも

たくさんお聞きできました。

そうして、その場で今回のタイトルを

"特別授業「100点満点」"

とすることになりました。

「100点満点」とは、

MICAさんのシングル曲のタイトルです。

ご存じの方も多いかと思いますが、

MICAさんの歌声を、ぜひ一度聴いてみてください。

 

 

お話を伺うと、

本校2年生の中には、

久玉保育園の卒園式で歌を聴いた人たちもいるそうですね。

MICAさんも成長した皆さんとの再会を楽しみにしておられました。

私自身も、文化発表会当日がとても楽しみになりました。

保護者の皆さん、制限のある中ですが、たくさんのご来場をお待ちしております。

 

 

後悔と反省

今朝、ニュースを見ていましたら、今週のニュースのまとめがあっていました。

3日で退院して選挙運動をしているトランプ大統領の診断書?の画像が出ていて、

「negative」(陰性)

とありました。

ネガティブとは消極的とかマイナス思考の意味で使っていますが、

陰性というのもネガティブというのか、と英語の勉強になりました。

(ちなみに、ご想像のとおり「陽性」はポジティブだそうです!)

 

ところで、以前放送されていたテレビドラマに、

「監獄のお姫さま」というのがありました。

脚本は「あまちゃん」「いだてん」の宮藤官九郎さんで、

主演は小泉今日子さんでした。

そのドラマの中で、看守さん役の満島ひかりさんが小泉さんにこんな意味のことを言う場面がありました。

「あの時はよかったな、あの時に戻りたいと思うのは、後悔。

今がどうあれ、現実を受け入れるのが反省」

後悔はネガティブですが、反省はポジティブ、前向きですね。

 

後悔というと、

「トム・ソーヤーの冒険」のマーク・トウェインにこういう言葉があるそうです。

*****

今から20年後、

君はやったことよりも、

やらなかったことに大きく失望するだろう。

自分を縛っている紐をすぐに解け。

その一歩を前に踏み出せ。

そして自分の可能性を信じろ。

探検せよ、夢を見ろ、そして発見を楽しむのだ。

*****

生徒の皆さんは、20年後は30代前半ですかね。

(ちなみに、綾瀬はるかさん、上戸彩さんは35歳になられるそうです)

ううむ、私は20年前には何をしていたかなぁと思いました。

私は「あの時に戻りたい」と思ったでしょうか?

この場合の銀の裏地は?

日中は気温が上がるものの、

涼しく過ごしやすい日が続いています。

今朝は少し曇り空でした。

曇り空を見ながら思い出したのは、

 

Every cloud has a silver lining.

 

という西洋のことわざです。


直訳すると、「どの雲にも銀の裏地がついている」という意味ですが、

どんな雲でも、反対側は太陽が明るく照らしていて銀色をしていますからね。

 

そこで、このことわざは

「どんなによくない状況でも、何かよい面がある」

「物事を楽観的に考えよう」

という意味のようです。

 

実は、私はこのことわざを

子どもが小さいときにいっしょに見に行った映画「スチュワート・リトル2」で知りました。

主人公のネズミさんは、トラブルに遭遇するたびに

「この場合の銀の裏地は?」と自問自答しながら切り抜けます。

彼は、たとえ窮地に立っても、何かしらの活路を見いだしていくのです。

 

Every cloud has a silver lining.

 

いいことわざだなあと思います。

 

曲名当てクイズからの「〇〇のハンカチーフ」

昨日は今年度初めての東輪会!

文化放送委員会のおかげで、本校生徒のよさがあふれる縦割りでの活動ができました。

交響曲第5番〇〇調 東輪会で曲名当てクイズ(2020/10/14)

 

さて、先日、昭和を代表する歌謡曲の作曲家、

筒美京平さんの訃報が伝えられていました。

私などはドンピシャの年代なのですが、

筒美さんの記事で、代表曲としてどんな曲があげられているか

調べてみました。(朝日・読売・毎日新聞、yahooニュースの4社のニュースから)

 

第1位 また逢う日まで 4社

第2位 ブルー・ライト・ヨコハマ 3社 

第3位 サザエさんの主題歌 17才 スニーカーぶる~す 〇〇のハンカチーフ 各2社

第7位 真夏の出来事 仮面舞踏会 男の子女の子 なんてったってアイドル 魅せられて 各1社

ご存知の歌があるでしょうか。

昔のレコード大賞を受賞した曲や、今も活躍する歌手の懐かしい曲などがあげられているようです。

第1位、第2位の曲などは、昭和の時代を色濃く思い出させる流行歌なのでしょう。

しかし、第7位の5曲は、多分に記者の方の好みが、選曲に反映されているのではないでしょうか。

(少年隊、郷ひろみ、小泉今日子とは!?)

第3位の曲はどうでしょう。

おなじみの曲ばかりかもしれまでんが、私の好きな曲を〇〇を入れてみました。

「〇〇のハンカチーフ」

なんという曲でしょう。

→正解は

「木綿のハンカチーフ」でした。

先日テレビで作詞者の松本隆さんが、

「木綿という響きのいい言葉が消えてしまわないように、使いました」

とおっしゃっていました。

たしかに、「木綿」と「コットン」では受ける感じが違いますね。

私がなぜこの歌が印象に残っているかというと、

女性と東京に行ってしまう恋人の男性の手紙?のやりとりが

交互に出てくるという歌詞の構成が、斬新だったからです。

 

恋人同士のやりとりの歌というと、万葉集の相聞歌などが有名です。

*「相聞歌」とは

恋の歌。恋人同士の間で詠みかわされた歌。(ことバンク から抜粋)

 

なかでも有名な歌は

恋人額田王の歌

  あかねさす紫野行き標野行き野守は見ずや君が袖振る

と、それに大海人皇子(後の天武天皇)が応えて歌ったという、

  紫のにほへる妹を憎くあらば人妻故に我れ恋ひめやも

ではないでしょうか。

この歌の背景は、元カノの額田王(今は自分の兄・天智天皇=中大兄皇子の妻)が

「紫草の生えるこの御料地を行きながら、あなたさまが私に袖を振っているところを、野守に見られてしまいますよ」

と言うのに対して、大海人皇子が

「紫の花のように美しく匂うお前を、もし憎いと思うのなら、人妻であるお前をこれほど恋うることがあろうか」

と返すというメロドラマのような展開です。

 

「木綿のハンカチーフ」は万葉集の伝統に則って(?)、恋人同士の気持ちを手紙文だけで表してあります。

説明や描写はありません。一度、聴いてみてください。

崎津集落を歩いて(河浦中の皆さん、ありがとう)

昨日は、1年生の世界遺産学の見学でした。

雲ひとつない秋空に恵まれました。

「学校生活」のページでお知らせしたとおり、

河浦中の3年生のボランティアの皆さんに、案内をしていただきました。

河浦中の皆さんは、一般の観光客の方を相手に

もう10回ほど案内をしているということでした。

さすがベテランのボランティアらしく、ハキハキとわかりやすく説明してくれました。

また、おそらく、崎津集落の歴史や人々の暮らしについて、

中学生の視点から詳しく調べてまとめてきたのでしょう、

とても興味深い内容がたくさんありました。

私は一昨年に続いて2度目の訪問でしたが、

いくつか質問させてもらい、詳しく教えてもらいました。

 

特に今回印象に残ったのは、

崎津集落独特の人々の暮らしの様子を伝える

「トーヤ」と「かけ」のことです。

「トーヤ」は、家と家のあいだを、海辺と続く細い通り道でした。

とても幅の狭い通路ですが、生活に欠かせない道で、

そこを隔てて、隣家と会話をしたりしていたそうです。

また、「かけ」は、家の裏手、庭から海上へと張り出したスペースで、

網を干したり、修理したりする有益なスペースだったそうです。

現代で言えば海辺のウッドデッキでして、

「ここでヒオウギ貝のバーベキューをしたら、気持ちよくて、おいしいだろうね」と

生徒たちと話したところです。

案内してもらった網元さんの広い庭の「かけ」に立つと、

とても海風が気持ちよかったです。

 

1年生には、いつか河浦中の生徒さんに牛深に来てもらって、

久玉神宮の歴史 とか

牛深ハイヤの起こり とか

説明できるといいね、と言いましたら

「えー」と言っていました。

1年生には、崎津に関する知識だけでなく、

河浦中生の皆さんの堂々とした案内の態度を含めて、

学んだことを今後に生かしていってほしいと思います。