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校長室ブログ 今日の東天

公式HP「東天高く 藍より青く」4年間のあゆみ

令和2年度の教育課程が今日で終わります。

コロナ禍の中でしたが、生徒たちは学業にスポーツにと、ほんとうによく頑張ってくれました。
また、保護者の皆様には例年にも増して多大なご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。

さて、本校には公式ホームページ(および公式Facebook)「天草市立牛深東中学校 東天高く 藍より青く」があります。

保護者、地域の皆さんにはご愛読いただき、ありがとうございます。

ここでHP開設以来4年間のあゆみについて、振り返ってみます。

 

HPの開設は平成29年4月10日でした。
最初の「学校生活」の記事です。

平成29年度第1学期始業式(2017/04/10)


平成29年度第1学期始業式を行いました。

(先日高校を卒業した代の生徒が新学期の抱負を発表しています)

 

毎日、たくさんの方々にご覧いただき、令和2年2月3日には、アクセス100,000回を超えました。
この頃の記事では、当時の生徒会代表が、天草市民センターで東輪会や黙働掃除について発表した様子を伝えています。

生徒会代表が発表 天草市教育力活性化推進大会(2020/02/01)

 


令和2年度からは、PTA広報委員会の広報活動を、このホームページ上に移行されました。
「PTAのページ」の最初の記事です。

 

PTA母親部の皆さんが生徒のためにマスクづくり(2020/03/28)


コロナ禍の臨時休校が続いた今年度、5月1日を期して、授業日には毎日、学校の様子を掲載することとしました。次の文をアップしました。


長い休校期間を経て、みんなで学ぶことのできるありがたさを感じています。

東中の生徒たちの様子をほぼ毎日(授業日)更新中です。 

 

5月の休校中の「学校生活」の記事では、生徒会からのメッセージを掲載していました。

第3弾「き」生徒会副会長 鶴長琉稀亜くんからのメッセージ(2020/5/8)

「みなさん休業中は何をして過ごしていますか?
僕は家の手伝いや課題を頑張っています。
なかなか学校が始まらない中、学校に行きたいと思っている人がたくさんいます。
1日でも早くコロナを終息させ、充実した学校生活が送れるように予防を心がけましょう。」

 

 

また、5月1日からはこの「校長室ブログ」を始めました。

長期休業中を除いて、土日も連載を続けさせていただきました。

本日の時点で297回の連載になりました。

1回目の記事は、映画「隠し剣 鬼の爪」に登場するセリフ「心はいつも攻め続ける」についてふれています。

校長室ブログ 心はいつも攻め続ける


3学期からは、「生徒会ブログ」もスタートしました。これは最近の記事です。

委員会活動(新メンバー初めての活動)(2021/3/2)

……今日は、委員会活動がありました。

今日から新メンバーでの活動が始まりました。
各委員会の実働の様子をお伝えします。……

生徒会に応援をよろしくお願いします。



200,000回目のアクセスは、令和3年2月22日でした。

その日の「学校生活」では、1年生の1分前着席と黙想をなどについて掲載していました。

1年数2年国3年数 卒業記念品が届きました(2021/2/22)


1年生の成長ぶりがうかがわれます。


HPのアクセスは現在207,899(2021.3.24 8:25現在)です。

昨日現在で、Facebookの「いいね!」は129人、フォロワーは172人です。

保護者や生徒の皆さんだけでなく、地域の方、また、今は牛深を離れていらっしゃる卒業生の方など、

たくさんの皆さんにご愛読いただいています。ありがとうございます。


今後も牛深東中学校の情報発信は形を変えながらも継続されると思います。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

御礼

私事ですがこの3月をもって定年退職いたします。

保護者、地域の皆様には4年間にわたるご支援、誠にありがとうございました。

 小田

プランド・ハップンスタンス

 今日は、「プランド・ハップンスタンス」という考えについてお話しします。

(以下 「プランド・ハップンスタンスとは?偶然がキャリアを作る新しい理論」  を参考にしました)

 

「プランド・ハップンスタンス」とは、

1999年にスタンフォード大学のクランボルツ教授(教育学・心理学)によって生み出された考え方です。

クランボルツは、

「個人のキャリアは、予期しない偶然の出来事によってその8割が形成される」

と提唱しました。

1,863点の階段 登るイラスト素材 - Getty Images


つまり、「キャリアは偶然の出来事によって左右されることが多く、

これらの偶然をプラスの方向に考えることで、

キャリアアップにつなげることができる」という考え方です。

「すべての出来事に意味がある」と考えるのです。

すると、出会う人や自分の経験全てを

客観的に、そしてプラスに受け取ることができるというのです。

 

ここが、昨日ふれた、森信三さんの

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える」という考えに、

通じているように思えます。 →校長室ブログ 逢うべき人には必ず逢える

 

また、成功した体験だけでなく、失敗した体験からも

謙虚に学ぶ姿勢をもつことが大切になると言います。

その経験をした時はそう思えなくても、

振り返ると「あの経験があったから今の自分がある」と思えることがあると指摘するのです。

この部分は、先日ふれたスティーブ・ジョブズの

「connecting the dots」と似た捉え方です。→校長室ブログ connecting the dots

 

今までは「やりたいこと」から逆算的に目標を設定する、という考えが多かったと思います。

しかし、小学生が今後就く職業の半分はなくなるといわれてい予測不能な現在では、

将来やりたいことが必ずできる保証はありません。

まだ働いたことのない学生や若年者に将来のやりたいことを尋ねても、

思い浮かばない人も多いでしょう。

 

プランド・ハップンスタンスは、

「まず現在の仕事や置かれている状況を全力で頑張ること、

それが将来の可能性を拡げてくれる」という考え方です。

トレーニングマシンで筋トレをする男性のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

この点が、「将来のやりたいことがなかなか見つからない」

という若い人たちに、注目されているようです。

 

また、プランド・ハップンスタンスでは、

「偶然をステップアップの機会に変える」ためには、次の5つが必要だと言います。


1 好奇心:たえず新しい学習の機会を模索し続けること
2 持続性:失敗に屈せず、努力し続けること
3 楽観性:新しい機会は必ず実現する、ポジティブに考えること
4 柔軟性:こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
5 冒険心:結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

 

こう挙げていくと、

この5つができる人は、前向きに自己実現ができていきそうに思えます。

生徒の皆さんも、いや、大人のわれわれも、

この「プランド・ハップンスタンス」を参考にしてみてはどうでしょう。

 

(引用 キャリアプランはいらない。プランド・ハップンスタンス )

キャリア アンカー 診断 | 【診断結果】キャリアアンカーの8つのカテゴリー解説|ぴなログ

 

キャリアプランはいらない。プランド・ハップンスタンスという考え方 - 転職Do

逢うべき人には必ず逢える

森信三先生の教え - taishi.com 

教育者、哲学者の森信三さんは

「人生二度なし」

という言葉を残された教育者です。

二度ないなら、どんな人生を歩むのか、その毅然とした覚悟が感じられます。

 

また、「時を守り、場を清め、礼を正す」

という言葉も残されました。

この言葉は、よく学校にも掲示されていることがあります。

 

時間や期日、締切を守ること

環境を清潔にし、整理整頓すること

礼儀(言葉、服装、姿勢)を正すこと

 

この三つを大切にすることが基本だということですね。

職場や学校でも、この三つが実践されているところと

いい加減にされているところでは、

大きな違いが生まれると思います。

 

また、この言葉も有名です。

「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。

しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」

という言葉です。

 

「一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」とは、すごい迫力ですね。

 

この言葉を聞いて、私自身振り返ると、

自分の巡り逢うべき人には、すでに逢っているのだな、

と思います。

日頃、その運命や意義に気づかず、

また、感謝の気持ちも持たず、

日常に流されているのかもしれません。

 

また、これから巡り逢う人は、

単なる偶然ではなく、

必然的に逢うべくして逢うのだろうなと思います。

3月は別れと同時に、

4月の新しい巡り逢いの準備の時ですね。

これまで逢ってきた人たちへの感謝と、

これから出逢う人たちへの期待を、新たにしたいと思います。

森信三 : 富士男♪だより

(雑誌「致知」から)

ショーシャンクの「空」に

「ショーシャンクの空に」という映画をご存知でしょうか。

1994年のアメリカ映画ですが、私が好きな映画で、DVDも持っています。

何十回も見ている映画の一つです。

 

この映画の原題は、「The Shawshank Redemption」(ショーシャンクのあがない)。

S・キングの原作は「刑務所のリタ・ヘイワース」です。

リタ・ヘイワースさんは、1940年代に米国で人気を博した俳優さんです。

映画でもポスターとして登場します。

さて、なぜ邦題は「ショーシャンクの空に」なのでしょう。

 

ショーシャンクとは舞台となる、架空の刑務所ですが、

「空に」とは?

この映画の邦題について国語の授業をするとしたら、

どうするだろうかと、考えてみました。

 

私の印象に残っているシーンから、

映っている「空」に着目してみました。

 

①刑務所の屋根の上の空

冤罪でショーシャンクに入ったアンディは、

もともと有能な銀行員でした。

そのアンディが刑務官の節税に協力したおかげで、

仲間が冷たいビールにありつく場面です。

アンディは絶望せず、強みを生かして、

仲間がうまそうにビールを飲むのを、静かに見ています。

アンディのショーシャンクでの生活を方向づける出来事です。

バックに映る空は、曇り空です。

 

②モーツァルトの流れる空

刑務所内の図書室の担当になったアンディは、

毎日州当局に予算増額の陳情の手紙を出します。

その願いが叶って、予算増額が実現した時に、

アンディは所内放送で勝手にレコードを流します。

(もちろん規則違反です)

「フィガロの結婚 そよ風に寄せる」ですが、

いかつい囚人たちが皆思わず立ち止まって、空を見上げ、聞き入ります。

刑務所に似つかわしくない、

美しいオペラの歌声が、囚人たちの心を打ちます。

この時のショーシャンクの空は少し明るい空です。

アンディの言う「希望」の実現を暗示しているように思います。

 

③アンディを打つ雨の空

アンディが這いずった下水管から抜け出し、立ち上がると、

稲光の光る中、彼を激しい雨が打ちます。

ただ、この雨は、下水管の中で汚れた彼の身体を洗い流し、

また、他の何かも洗い流しているようです。

実は、この場面では空はよく映ってはいませんが、

雨を全身で浴びるアンディの

視線の先には、稲光の雨空があるでしょう。

 

④「ショーシャンクの」ではない、空

物語はアンディが自由の身となり、刑務所長の悪事が明るみになったところで、

一件落着のようになりますが、

この映画は、そこから17、8分ほど、

アンディの囚人仲間であるレッドの語る後日談が続きます。

最後に紹介するのは、

「ショーシャンクの」空ではありませんが、

刑務所外でアンディとレッドが再会する、

メキシコのある海辺のラストシーンです。

この場面の青い空と青い海は、素晴らしいです。

この空こそアンディとレッドの残された人生ではないでしょうか。

邦題を考えた人も、このシーンを見て、

「空」にこだわったのではないかと思います。

 

このように作品のタイトルについて考えてみる、

または別のタイトルを工夫して考えてみるのも、面白いような気がします。

 

 

私の口ぐせは

先日の朝日新聞(2021.3.16付) のコラム「天声人語」に、

このような文章が載っていました。

 

*****

▼この半年間、菅さんの語りには

「そこは」が頻出した。

「そこは極めて重い」

「そこは適切に対応します」

「そこは検証する必要がある」。

この話法はいかにも射程が短い。

単なる口癖ではなく、

長期的な視座を欠くことの象徴ではないか

▼コツコツと目の前の課題を片付けていく。

「実務型首相」と呼ばれるゆえんだ。

それでも、ときには大局的かつ明朗にご自身の哲学を語っていただきたい。

*****

なるほど、菅さんの口ぐせをよくとらえてあるなと思いました。

人の思考回路の特徴が、

自然と何回も口を突いて出てしまうのでしょう。

そこで、自分はどうかなと思いを巡らせみました。

「自分の口ぐせって何だろう」

すると、どうも

「めんどくさいなぁ」

と言うことが多いのではないかと思い至りました。

事務室の浜﨑先生、いかがですか。

年齢が重なり、

ものぐさな性格に輪をかけてきたと自覚しております。

皆さんに迷惑をかけないようにしなければ、と反省しました。

 

他にも一般的によく言われるのは、

ネガティブな口ぐせは、

運を逃してしまうというようなことですね。

こちらも気をつけていきたいと思います。

 

では、いい口ぐせ、幸運を招く口ぐせとは、

どんな言葉だと思われますか。

 

私は、これは絶対、

「ありがとう」

だと思いますが、いかがでしょうか。

今日はできるだけ

「ありがとう」を多用するように心がけようかと思いました。