学校生活

一歩立ち止まって考えていきたい ~スクールロイヤー活用事業~

 熊本県では現在、スクールロイヤー活用事業が実施されています。
 この事業は、「学校におけるいじめ防止教育の推進、教職員の生徒指導力の向上及び学校等が抱える諸問題の解決に資するため、法律の専門家の活用を図り、法的側面からのいじめ予防授業や教職員研修、法的相談活動を実施する」ことを目的としています。
 先月30日(金)、弁護士のW氏をお迎えし、教育講演会を実施しました。演題は「スマホ・ネットのトラブル」です。

 

 

 

 

 


 ネットトラブルの特徴として、

・消すことが困難
・あっという間に拡散する
・匿名でも、実名が突き止められてネット上でさらされる危険もある → 今度は自分が被害者になる

があり、単なる悪ふざけでも、法律上の責任が生じることを具体例を挙げながら話をしていただきました。
 なかでも、最近急増しているSNSトラブルからのいじめについて、「言葉の受け取り方や感じ方は、それぞれ違うことを忘れない」「あなたの一言が、いじめられている人の『コップの水(苦しい気持ち)』を減らすことになるかも!」「子どもの責任とは別に、保護者も法的責任(指導監督義務)を負う場合がある」等、SNSを利用する際の心構えについて詳しく学ぶことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 スマホやネットを利用する際は、子どもも保護者も危険性や法的責任を理解した上でルールを守った使い方を考えることが大切です。ご家庭で、ぜひスマホやネットの利用について話をされてください。
 ※参考資料 くまもと携帯電話・スマートフォンの利用5か条.pdf

 また、同日開催しました学年・学級懇談会も、大変お世話になりました。さらに、“自律し貢献する”東陽中生を目指して、2学期も学校とご家庭が協力して取り組んでいけたらと考えています。よろしくお願いいたします。