コミュニケーションは face to face!! ~相手意識(他者尊重)は絶対に必要です!~
今朝、教諭中傷の動画投稿の疑いで男子中学生が逮捕されるというショッキングな事件が報道されました。改めて、正しいSNSの使い方について、6月に開催した親子教育講演会で学んだことを振り返りたいと思います。
講演テーマは、「SNS利用に係るトラブルの現状 SNS利用に係る犯罪被害防止」、講師は、熊本県警の警部として刑事課長、県警本部特捜班長を歴任された八代市役所市長公室理事のK様でした。
①SNSによるトラブル例 ・SNS依存 ・SNSを通して、いじめの対象になる また、いじめに加担してしまう ・メッセージ投稿や写真・動画投稿による個人情報の流出 ・自分の投稿が炎上を招いてしまう ・他者への誹謗中傷をしてしまう ・犯罪被害に巻き込まれる |
②トラブルにあわない、起こさないために ・直感はすべて正しいとは限らない 先入観は捨てたほうが良い ・コミュニケーションは face to face(対面でのコミュニケーション)!! ・相手のことを深く知る力を身につけてください ・SNSで知り合った相手と直接会わない ・撮らない、撮らせない、送らない ・写真の画質やSNSの公開範囲の設定を適切に |
③SNSトラブルを起こさないために絶対にやるべきこと ・家族でのルール決め(使用時間、使用するSNSの種類・公開範囲の設定、フィルタリング機能の設定、SNSの投稿内容のチェック) |
子どもたちへのメッセージとして、「SNSを利用することは悪いことではありません。危険がたくさんあるということを認識し、正しく使うことが大切です。」を、保護者の皆さまへは、「もう中学生だから、子どもに任せます、子どもの自主性を尊重するでは、とても危険ですし、無責任だと思います。ご家庭でのルール決めと、万が一トラブルになったときには、すぐに相談できるようにコミュニケーションを取っておいてください。」とのアドバイスをいただきました。
SNSは、気軽に情報の発信や収集ができることや、幅広い人と繋がれること等、メリットがたくさんあります。しかし、コミュニケーションツールとして使う以上、相手意識(他者尊重)は絶対に必要です。画面の向こう側にいる相手のことを考えたコミュニケーションを図ってください。ご家庭でも、再度、SNSの利用について、話をしていただければと思います。
追伸:インターネットに起因する少年の非行及び犯罪被害を防ぐため、熊本県警察から「スマホに弱い大人の教科書」が発行されています。少年のインターネットに対する感覚や少年被害の事件捜査経験を有する警察官から見た保護者の関わりの重要性などが紹介されています。お子様との話し合いの際に、参考にされてください。
※https://www.pref.kumamoto.jp/site/police/8731.html
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