学校生活

教師修養 第3弾 ~温かい水が冷たい水に浮くのはなぜだろうか?~

 6日(水)、1年生の理科で外部講師をお招きして研究授業を行いました。授業者はS教諭。本校では教務主任、男子バレーボール部顧問も務めています。
 本時のめあては、「温かい水が冷たい水に浮くのはなぜだろうか?」温度によって水の密度が変化することを実験結果から見いだし、理由を説明することが目標です。
 まずは、導入。常温の水に常温の水を入れても混ざり合うだけですが、常温の水に温かい水を入れると・・・

 

 

 

 

 


 温かい水が浮かびます!「オー!」「すごい!」子どもたちの歓声があがります。掴みはOKです。(^o^)
 なぜ温かい水が浮かんだのか?自分の考えを整理します。使うのは、学習者用タブレット端末、さらに電子黒板で各自の考えを共有します。
 続いて、実験。各班で実験計画を考え、実験を進めていきます。上手く出来ない班もありますが、S教諭はあくまでもサポートに徹し、全てを教えません!

 

 

 

 

 


 実験結果の考察では、自分の考えをもとに、意見交換や議論を行い、より妥当なものにしていきます。
 まとめでは、「水の密度」と「温度」の語句をつかって、温かい水が冷たい水に浮くことをまとめていました。子どもたちの「わくわく(知的好奇心)」を喚起し、「やってみよう(挑戦)」「なるほど(納得)」が生まれた授業でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 授業研究会では、班別協議で「生徒の意欲を高め、学びを深める教師のファシリテート力」の視点で、①良い点・効果的だと感じた取組、②悪い点・改善が必要な取組、③改善策について、それぞれの意見を出し合いました。(教員同士も“学び合い”です!!)

 

 

 

 

 


 熊本大学教育学部附属中学校のT教諭からは、まず、「深い学び」の鍵は、各教科等の「見方・考え方」を適切に働かせることであることを、お茶やピアニストの反田さんを例にしてわかりやすく説明していただき、
今日の授業の良さとして
・授業の落ち着いた雰囲気(その裏の優れた学級経営)
・子どもたちは関係的な見方をはたらかせ、探求する姿が見られた。
・協働して解決しようとする姿が見られた。
また、改善点として
・「見方・考え方」から本授業に着目すると、なぜ本時は「関係的な見方」だったのか。
・小学校で学んだ概念が結びつけられていないのでは。
等、意欲づけや「見方・考え方」を意識した単元構想等、多くの指導助言をいただきました。

 

 

 

 

 


 「自ら問い、考え、『協働』して学びを深め、確かな学力を身につけた生徒の育成」を目指し、職員一丸となって授業実践を行っていきます。T先生、研究主任でお忙しい日々をお過ごしの中、本校へのご指導・ご助言ありがとうございました。 m(_ _)m