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スマートフォン等の安全利用について(お願い)

保護者 様

令和3年7月

八代市立千丁中学校
校長 久森 英朗

スマートフォン等の安全利用について(お願い)

 盛夏の候、保護者の皆様におかれましては、益々ご健勝のことと存じます。また、日頃からの本校教育へのご理解とご支援に対しまして深く感謝申し上げます。
 さて、全国的に少年のSNS等に起因する事犯の被害が急増しています。これら被害少年の現状を見てみますと、被害少年の9割はアクセス手段としてスマートフォンを利用し、被害少年の9割がフィルタリングの利用がないことが分かっています。事案の中には被害者の命に関わるものや、将来にわたって被害者を苦しめるものもあります。本校生徒のスマートフォンの利用も年々増えており、他人事では決してありません。
 スマートフォン等の利用については学校でも指導しているところですが、ご家庭でも下記について確認していただき、子供を守るご協力をお願いします。

1 フィルタリングを必ず利用してください。
 フィルタリングは詐欺サイトや悪意ある大人からの誘い出しなどを未然に防ぐセキュリティ対策です。自画撮り被害の増加を背景として、18歳未満には携帯電話会社と契約代理店にフィルタリングソフトの設定義務及び保護者の責務が法律(青少年インターネット環境整備法)で定められています。
2 自分や友達の写真、個人情報を送らないでください。
 近年、不等な手段により、自身の裸体をスマートフォン等で撮影させられ、それをきっかけとして子供が犯罪者から脅される被害が増えています。顔写真や電話番号、住所など個人が特定されるような情報をSNS等に載せることも、犯罪やトラブルに巻き込まれる原因になります。
3 悪口や冷やかし言葉を書き込まないでください。
 ネットいじめや誹謗中傷が原因となり、悩んだり、命を落としたりする事案が多くなっています。SNSなどで匿名による不特定多数の書き込みが可能な場合は、危険がより高まることを知ってください。最近は法整備がなされ、悪口を書き込みした人が罪に問われやすくなっています。
4 嘘(うそ)の情報にだまされないでください。
 熊本地震の時にライオンが逃げたとの嘘(うそ)の情報を流して、警察に捕まった人がいます。また、偽(にせ)のホームページを作って、個人情報を引き出そうとしたり、お金を振り込ませようとしたりする詐欺(さぎ)サイトもあります。嘘か本物か、疑問があったら必ず相談してください。
5 誰とでもつながらない会わない。不審な点は躊(ちゆう)躇(ちよ)なく相談してください。
 SNSは様々な人と容易につながるツールです。そこから、弱者である子供が悪意ある人とつながって被害者となるケースが多々あります。子供が誰とでもつながったり、会ったりしないように教えてください。子供の様子がおかしいと感じたら、躊躇なく学校や警察に遠慮なく相談してください。
6 スマートフォン等が本当に必要な機器なのか話し合ってください。
 スマートフォン等を持つためには高額な支払いが必要です。本当に必要なのか、約束が守れるのか、支払いをどうするのか、保護者が管理できるのか等親子で話し合ってください。スマートフォン等を持たない子供の方が、持つ子供より平均して成績が良いという全国データもあります。また、若者のスマートフォン等への依存症も問題となっています。良い面悪い面両方があります。

切り取り----------


    (   )見ました。     保護者氏名          印


※ 確認されましたら(  )に○をつけて、担任まで提出してください。