本校では、今年度から１年生の総合的な学習の時間の一環として、（公社）ジャパンチャレンジャープロジェクト代表理事で南阿蘇村地方創生アドバイザーの中川 直洋 様のご協力をいただきながら“起業体験プログラムではたらくを楽しもう!!”というテーマのもと学習を行っています。

これまでに「君はなぜ学ぶのか」と題して全校生徒及び保護者を対象に中川氏に講話をしていただいたり、１年生は５月から会社を設立して社名や企業理念を考えたり、社長や営業、経理等の役割分担をしたりしてきました。またその後は、マーケティングしながらターゲットを絞ったり、どんな商品を開発するかアイデアを出し合ったりしてきました。

 

 

 

 

 

 

そして、去る９月９日（火）に本校教室にて南阿蘇村 太田 吉浩 村長様をはじめ投資家（仮想）の皆さまにお集まりいただき、１０社（グループ）が会社の理念や開発した商品、顧客ターゲットそして目標売上高と必要な投資額等について提案する「投資家説明会」を行いました。

 

 

 

 

 

 

生徒たちはとても緊張していましたが、社長を中心に経営理念や商品に込めた思い等を熱く語ってくれましたので、投資家の皆さんも興味津々で聞き入っておられました。

 

 

 

 

 

 

説明後に、投資家の皆さんから質疑や助言等がありました。

「あなたの会社の強みと弱みは何ですか？」「商品をひと言で言うとすれば？」などの質問をいただき、困惑しながらも生徒同士で相談しながら一生懸命回答することができました。

 

 

 

また「ＳＮＳの発信が売り上げに大きく影響しますよ」や「もっと味のアピールをした方がいい」「フルーツの使い方を高級志向で行くか、もしくは訳ありのものを有効活用するかなども考えてみては」といった貴重なアドバイスもたくさんいただきました。

さらに「この商品は魅力的だから、すぐにうちのお店でも売りたい！」や「ぜひ応援させてほしい！」といった力強いお言葉もいただき、生徒たちの目がより一層輝いていました。

◆生徒の感想（抜粋）

「今日のプレゼンは緊張したけど、みんなと協力できたし、楽しかったです。学んだこともたくさんあって、次に活かしたいと思いました」

「おいしいパンが出来るように頑張りたいです」

「今日のプレゼンで思ったことは、想像以上に本格的でびっくりしたことです。まるで大人の世界に入ったみたいで緊張しました」

おかげさまで想定以上の出資をいただきました。お忙しい中ご参加いただいた投資家の皆さまに改めて心より感謝申し上げますとともに、この日までにいろいろとご支援いただきました南阿蘇村商工会の皆さまにも併せて深く御礼申し上げます。

なお、今後は本学習プログラムにご賛同いただいている村内のパン屋さんやカフェ店様のご協力をいただきながらお預かりした出資金をもとに具体的に商品化を進め、１０月２５日（土）に開催される“みなみあそ元気フェスタ あつまり～ん祭”で実際に販売をします。

各社が目標にしている売上高に達するよう精一杯がんばりますので、保護者や地域の皆さま、ぜひともお買い求めくださいませ！当日は心よりお待ちしております！！

（ポスター製作／家入 明日美・撮影／五十嵐 恵美）

 

 （ここに掲載している写真の複写及び転載は固くお断りします）