山江村の概要

本村は建久年間より人吉相良の領分であり、山田・万江の二区よりなっていたが、明治4年廃藩置県となり、人吉市に属し、同年8月八代県に属した。明治5年八代県を廃し熊本県に属し第14大区第2・3区とし、更に明治12年大小区を廃し、球磨郡山田村及び万江村と称して民選戸長を置いた。明治21年に市町村制施行により、翌年4月1日に山田と万江が合併して山江村が誕生した。現在、2つの村の頭文字は残り、1つの行政区をなしている。

<位置>

山江村は、熊本県南部(東経130467.417秒、北緯321436.071秒)に位置し、東は郡内の相良村、西は球磨村、南は人吉市、北は五木村及び八代市に接し、九州の中核都市、熊本市から100km、八代市から60km、最寄りの人吉市からは4kmのところにある。

 

<特徴>

山江村は、のどかな田園風景と緑豊かな山々に囲まれた自然溢れる農山村である。農地を潤す豊かな山田川と美しく澄んだ清流の万江川を有し、土壌は、肥よくな土地柄で大変おいしい米、野菜、果樹等が育つ。また、万江川は、ヤマメや鮎などが生息する九州有数の清流であり、上流の冷たく澄んだ大川内地区以北ではイワナの生息も可能と言われている。「千畳の滝」をはじめ、水無地区の伏流水や石灰岩地層に特有の鍾乳洞も大小併せてたくさん存在している。夏場になると中流域の吐合地区は川泳ぎやキャンプで多くの人々の憩いの場所となっている。

本村は栗の栽培に力を入れており、盆地ならではの朝夕の寒暖差が山江栗の美味しさの秘訣といわれ、栗の産地としても知られている。また、栗を使った特産品「栗まんじゅう」は村内外にファンが多くいる。

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   →人吉球磨退職校長会サイト「山江中学校」