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「なおみ風格」とは

大坂なおみ選手が、先週の全豪オープンテニスで優勝されましたね。

いつか全米オープンで決勝を争ったセリーヌ選手も破って、

決勝も素人目には、危なげないような強さだったようです。

 

この決勝について、松岡修造さんがブログで熱く語られています。

(「松岡修造、大坂Vで大興奮「なおみ風格炸裂!」「“なおみテニス”を止められない!」Yahooニュースから引用)

 

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苦しみながらも奪った第1セットについては、

「自分のテニスができないなかでもフットワーク、心の安定感があった。

だからこそ、5-4での最後の2つのポイントは、大坂さん自ら相手のミスを誘ったのです。

これがすごい!」

「相手がなぜミスをしたか? それはブレイディにとって、

相手がNAOMI OSAKAだったから」などと分析。

そして「なおみ風格炸裂!」とつづっている。

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この「なおみ風格」というのが面白いですね。

先日もふれましたが、将棋の藤井聡太二冠もすでに強豪としての「風格」があり、

相手にある意味「信用」されているようです。

将棋中継の解説者が、

藤井くんが終盤で時間を使わずに指し手を進めだすと、

「これは詰みがあるんでしょうね。藤井二冠が指してるんですから」

と言ったりします。

 

プロ野球の世界でも、

王選手が際どいボールを見送ると、

「王が見送ったのだから、ボールだな」と、審判はボールに判定したという、

「王ボール」というものがあったそうです。

 

これらは、高い技術や強さはもちろんですが、

勝負以外の面でのその人の「風格」も影響しているでしょう。

大坂なおみ選手は試合後の振る舞いや

コート外での言動も

落ち着いていて、少しユーモアもあり、

負かされた相手が反感を持たないような「風格」がついてきましたね。

 

人は年齢や経験、地位などから

このような「風格」がつくものなのでしょうか。

私はちょっと努力不足を認めざるを得ませんので、

今後気をつけたいと思っているところです。