学校生活

苓北町×苓中3年生!プロジェクト開始!

今、3年生の総合的な学習の時間では、メタバースについて学び、「苓北町の高齢者が楽しめる世界を作ろう!」と、仮想空間について考える学習が行われています。11日には、苓北町のイノベーションマネージャーである大仁田英貴様にお越しいただき、講話及び授業を行っていただきました。「メタバースって?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、簡単に言うと、インターネット上にもう一人の自分(アバター)を創り、その自分が楽しめるような世界を創るという企画です。インターネット上なので、何でも可能です。たとえば、海外に出かけてみたり、自分が小さい頃に通った学校に行ってみたり、はたまた空を飛んでみたり、小さくなって人間では行けない場所に行ったり・・・。その世界観のアイデアを中学生と苓北町でタッグを組み考えていく授業となります。

この授業に至るにあたって、役場の方や町民の方の様々な願いがあることも教えていただきました。役場から苓北町の高齢者の方々にアンケートをとっていただき、「外に旅行をしたい」「みんなで運動を楽しみたい」など、何歳になっても「人生を楽しみたい!」という思いがあられることが分かりました。そして、その願いは現実の世界では厳しくても、インターネット上では実現可能、むしろその願いを越えたものを楽しむことができるかもしれません。私は、このプロジェクトが発起されたこと自体が、とてもすごいなと思います。また、みんなで「苓北町を良くしたい!」という思いが込められているのだなぁと少し感動までしたところです。

いざ、活動に入ってみると子どもたちのアイデアは私たちの想像をはるかに超えていました。例えば、「人間の身体の中に入って冒険するのはどうか?」「ドラえもんの世界に行きたい!」「推しに会いたい!」など、自由な発想で、たくさんアイデアを出し合ったところで、この間の授業は終了しました。大人だけでなく、こうやって子どもの意見を取り入れながらプロジェクトを進めることで、さらに様々な可能性が広がりそうですね。これからの授業も楽しみです♪