日誌

南小国町学力向上研究推進地域指定研究発表会

11月18日(金)に南小国町学力向上研究推進地域指定研究発表会が行われました。

午前中は、町内小・中学校で公開授業、その後授業研究会が実施され、昼食をはさみ、きよらホールで全体会が行われました。

本校の公開授業は、3年生社会科公民的分野、「つながり合える南小国町を実現するためにAマート跡地をどのように活用すべきだろうか。」が学習課題です。

 

 公開授業には、30人を超える参観者がありました。

 先生も生徒も緊張気味でしたが、授業が開始されるといつもの3年生でした。

 

 今回の授業では、ふたつの班から「屋根付き公園」と「保育園」がそれぞれ提案されました。

 

 少子高齢化が進む現状や子育てしやすさ、暮らしやすさなど、様々な情報やアンケート等を活用し、根拠をもとに提案や質問、意見交換を行っていきました。

 

 進行も生徒が行いました。

 

 授業の最後には、役場の農林課、福祉課の担当者の方から提案に対する意見をいただきました。

 

 3年生の生き生きとした活動の様子や提案内容を参観された方たちからは、「すばらしいこどもたちですね。」「よく考えられた授業でした。すばらしかった。」とたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

 

 先生を中心に、3年生の学ぶ姿勢を評価していただきましたし、社会科の楽しさを感じることができる取組でした。

 

 

 この日の授業を迎えるまでに、様々な取組が行われています。

 

 最初の授業では、高橋町長から町づくりやAマート跡地の活用方法への思いを熱く語っていただきました。キーワードは「つなぐ」。

 

 大人から高齢者、地域住民から移住者、観光客等、人々がつながるものにしていきたい、という熱い思いでした。

 

 それを受けて、生徒たちは様々なアンケートを校内の生徒、保護者、地域の様々な立場の方たちに話を聞きました。また、役場の各課の担当者の方にも協力をいただき、アドバイスをしていただきました。

 授業づくりにご協力をいただき、心より感謝申し上げます。

 

 公開授業後は、授業研究会が行われました。

 

 参加者から多くの質問や意見が出され、今回の実践のすばらしさを確認できましたし、今後の取組に多くの示唆をいただきました。

 

 また、助言者の阿蘇教育事務所指導主事 木戸 耕平 様からは、今後の可能性として、さらに学習を深めていくための助言をいただき、12月の子ども会議に向けてさらに提案内容をブラッシュアップしていくことができます。ありがとうございました。

 

午後からの全体会では、プレゼンテーション大会の代表児童・生徒の発表や町小中学校全体の取組が報告され、高い評価を受けました。

 

たくさんのみなさんに参加していただき、本当にありがとうございました。本日のたくさんの示唆を生かして、実践を進めていきます。(教頭 髙田)