日誌

性(生)教育講演会(3年生)

本日(2/25(金))6校時、3年生対象で「性教育講演会」が行われました。

性教育は、生教育ともいわれ、命や自らの生き方に関係するとても大切な学習です。

人間の根幹に関わる学習でもあります。

 

講師は、福田病院の助産師、片平 起句 様でした。

コロナ禍での実施となり、オンラインで行われました。

 

講話は

 1「性とは?」

2「生命尊重について」

3「10代での妊娠について」

4「性感染症について」

 

 

の内容でした。

 

   1では、生教育の意味や性の多様性についての内容でした。

 セクシャルマイノリティは、日本では1割ほどの割合で存在し、日常の何気ない言動で

 傷つけたり、傷ついている人がいるのではないかというものです。

   

   また、性的同意の意味について確認されました。「勘違いをしていませんか。」という

スライドで、具体的な場面を説明しながら、お互いの意識のずれがある可能性や自分の意志を

しっかり伝えることの大切さを確認されました。相手を尊重することの意味を丁寧に伝えられまし

 た。 

 

   2では、妊娠中の胎児の画像を示しながら、かけがえのない命であることを

話されました。

 

 また、生まれたくても生まれることができない命があること、生まれてもすぐに亡くなってしまう命があること等、現実に片平先生が出会われてきた話を赤ちゃんの親の思いも含めて話されました。

 

 亡くなった赤ちゃんに「私たちをお母さんさん、お父さんにしてくれておりがとう。」と言葉をかけられた赤ちゃんの母親、父親の話をされました。

  

3では、10代での妊娠について、さまざまな視点を交えながらのお話でした。 

 妊娠すると「産む」か「産まない」かの選択となる。

 

 自分の立場や状況(学生か、仕事をしているか、自分の夢、誰が育てるのか、経済的にはどうか)など、様々な角度から話をされました。

 

 4では、性感染症の原因や現在の現状とその影響、そして対処法等、一つ一つ丁寧に声明していただきました。

 

 そして、最後にスライドで「あなたたちが、ここにいることが素晴らしい。」という思いを伝えられました。

 

 片平先生には、ご多用中にもかかわらず、たくさんの資料を交えながら、命の意味とともに、人間の生き方や一人一人の存在の大切さ等を生徒たち、そして職員にも伝えていただき心より感謝いたします。    (教頭 髙田)