日誌

ソーシャルコンポスト

 昨日(10/14(金))、6校時にファブラボの穴井俊輔様、大野市地域おこし協力隊の三浦紋人様を講師に招き、SDGsや「ソーシャルコンポスト」についての講演を実施しました。

 コンポストとは、一般的には、堆肥を作る容器のことで、家庭から出る生ごみや落ち葉等の有機物を、微生物等の働きを活用して発酵・分解させてたい肥を作る際に大きな役割を果たすものです。

 

 最近は、家庭においてあるところもありますが、日本では欧米諸国と比較して普及は進んでいません。

 

 普及率は、1位がドイツで約65%、2位が韓国で約60%で、日本は約30%とのことでした。

 

 また、1tのごみを燃やすのに、約33000円かかり、南小国町では推計で、年間3千万円~4千万円ほどかかっているのではないかというお話でした。

 

 従来は、家庭ごとにコンポストがおかれて、その家のごみを活用するのが一般的ですが、「ソーシャルコンポスト」は、「地域」がキーワードとのことです。「地域」から出る生ごみを集めて、堆肥をつくり、野菜などを育てて、家庭や地域で食し、また堆肥を作るという循環が生まれ、さらに地域でのコミュ―ケーションにもなり、つながりが生まれるという考えのもと活動されています。また、「楽しくごみを処理しよう」という考えが根底にあるそうです。

 

 これらの考えや取組を南中に提案されたのです。

 

 生徒会や環境委員会、給食委員会等が中心となって、取組を進めていく予定です。

 

 ちなみに今回の提案では、生ごみを処理するのは、「ミミズ」です。ミミズは、生ごみを食べ、糞を出す。この糞が堆肥となり、畑の肥やしとなる予定です。

 

 この取組が今後、どのように進んでいくのか、南中生にかかっています。

みんなで楽しみながら、取り組んでいきましょう。

 

 ご多用中にもかかわらず、講演していただきました穴井様、はるばる福井県からお越しいただきました三浦様、本当に楽しいわくわくするような提案をありがとうございました。   (教頭 髙田)