学校の沿革

人吉市立第二中学校 学校の概要

1 校区の概要
 人吉市は熊本県の南部に位置しており、四方を山に囲まれ、市の中心を清流“球磨川”が東西に貫流する自然豊かな都市である。相良700年の歴史とゆかしい文化が今に伝わり、また数多くの文化財は落ち着いた風情と情緒を漂わせ、霧の都・九州の小京都とも呼ばれている。
 その中にあって、第二中学校の校区は市の西部に位置し、商業区・住宅区・農業区に分けられる。人吉西小学校・西瀬小学校・中原小学校の3小学校区から成り立つその範囲は東西10km、南北18kmと広大で、また南東に約25km離れた矢岳町をも含む。

2 学校の概要
 昭和22年4月14日、新制中学校制度の実施に伴い、西陵中学校が人吉東小学校及び人吉西小学校に、紅陵中学校が中原小学校及び西瀬小学校に併設されて開校した。昭和24年4月1日、2校を統合して人吉市立北中学校(仮称)とし、同年4月28日に人吉市立第二中学校と校名を変更している。
 昭和24年11月、人吉市下城本町1578番地1に第1次工事(普通教室14、宿直室、音楽室)が竣工し、紅陵中学校の生徒が入って本校区とされた。一方、西陵中学校の生徒は西校区(人吉東小学校卒業生は昭和23年4月開校の東陵中学校へ進学)として2校舎に分かれての出発であった。なお、昭和25年4月10日矢岳分校が開校し、昭和43年3月に廃校となっている。その後全校舎の完成により、昭和27年4月より本校区と西校区の全校生徒が下城本町の校舎で学ぶようになった。
 昭和56年9月、校舎の老朽化に伴い、校区の中心にある村山台地に近代的施設・設備と広い校地を持った学校として建築移転され、現在に至っている。自然の景観に恵まれ、すぐ東側には市営村山公園があり、市街地にある騒音の悩みはほとんど皆無である。自然の素材も豊富であり、学習の好適地でもある。
現在生徒数は400名で、本郡市では規模の大きい中学校である。保護者は、会社員・公務員・商業・工業・農業と種々の職業に従事している。近年、本校区の郊外などに住宅は増加しているが、少子化・核家族化の影響で生徒数は減少傾向にある。生徒の気質は都市郊外型で、純朴である反面、進歩的な面も見られる。保護者は学校教育に熱心で、特に学校行事や部活動、PTAの諸活動には積極的な協力が得られる。また、最近は生徒の健全育成に対する関心が高まっている。

人吉市立第二中学校 沿革史

昭和22年 4月 新制中学校制度実施
    西陵中学校を人吉東小学校および人吉西小学校に設置し開校
    紅陵中学校を中原小学校および西瀬小学校に設置し開校
昭和24年 4月 西陵・紅陵中学校を統合し、人吉市立北中学校(仮称)とする
    西陵中学校校長上田冨雄、初代校長として着任
    人吉市立第二中学校と校名変更
  5月 校章・胸章制度
  11月 第1次工事竣工(普通教室14・宿直室・音楽室)
昭和25年 3月 校旗制定入魂式
  4月 矢岳分校設置開校
  6月 第2次工事竣工(雨天体育館・音楽室)
  9月 第3次工事竣工(普通教室14)
昭和26年 4月 三綱領「自主・明朗・協同」制定
  9月 第4次工事竣工(特別教室)
  10月 第5次工事(本館)着工
  11月 優良施設校として文部大臣表彰
  12月 学校図書館開館
昭和27年 3月 校歌制定(作詞:山口白陽氏・作曲:有馬俊一氏)
昭和28年 8月 第2代校長海老原亮吉着任
昭和29年 4月 調理室竣工
  10月 文部大臣指定産業教育研究発表会
  11月 県健康優良校として表彰される
昭和32年 10月 二中開校10周年記念式典挙行
昭和33年 5月 県委嘱研究(英語科)
昭和36年 3月 吹奏楽器整備完了
  6月 普通教室10竣工
昭和37年 4月 第3代校長葉山武義着任
  5月 県教育委員会理科研究委嘱校
昭和38年 3月 岩石園完工
  4月 球磨地方科学研究室(理科)委嘱
昭和40年 3月 オリンピック記念プール竣工
  4月 県科学研究室委嘱
  7月 球磨川大水害生徒家庭被災481名
  11月 県中学校理科発表会
昭和41年 4月 県緑化コンクール入賞
昭和42年 4月 特殊学級開設
  10月 県教育委員会計画訪問
  11月 県中学校理科研究発表大会
    創立20周年記念式典
昭和43年 3月 矢岳分校廃校
  4月 第4代校長椎葉清林着任
昭和44年 7月 宿直並びに日曜日・祝日の日直廃止
昭和45年 4月 第5代校長宮田敏英着任
昭和46年 6月 人吉二中スポーツ振興会発足
昭和48年 4月 第6代校長木村力着任
  10月 県学校新聞3か年連続優秀賞受賞
    第二中学校校舎改築期成会発足
  11月 県指定英語教育研究発表会(47~48年度)
昭和50年 1月 毎日新聞、全国学校新聞コンクール第5位入賞
  7月 昭和49年度PTA新聞最優秀賞受賞
  10月 県指導室教科指導訪問(社会・数学)
昭和51年 4月 第7代校長別府成實着任
    人吉二中クラブ育成会発足
  11月 体育部室竣工(運動場西側)
昭和53年 4月 第8代校長尾曲袈敏着任
  5月 体育クラブ部室竣工(運動場西側)
  8月 屋外便所竣工(プール東側)
  10月 校舎新築に伴う敷地造成工事起工式
昭和54年 11月 校舎新築工事起工式(第1期普通教室棟)
昭和55年 3月 第一期工事竣工鉄棒用砂場・テニス・バレーコート防球ネット
  4月 第9代校長志波直記着任
昭和56年 4月 文部省研究指定「格技指導」
  6月 九電旗熊本県野球大会優勝、九州大会出場
  8月 校舎竣工、新校舎へ移転
  9月 下城本通学道路完成
  10月 体育館・武道場起工式
昭和57年 3月 体育館・武道場竣工
  5月 卓球場竣工
  8月 プール竣工
  10月 LL教室竣工・正門工事・前庭植樹
  11月 校舎移転新築落成記念式典
昭和58年 2月 校門前山林整備駐車場用地確保
  12月 体育倉庫工事
昭和59年 2月 文部省指定「格技指導研究推進校」発表大会
  4月 第10代校長廣永清一着任
    人吉市指定研究「英語科」
  1月 国旗掲揚台(屋上)工事
昭和61年 4月 第11代校長恒松敏幸着任
    細川県知事来校
  12月 県教育委員会指定「豊かな心と確かな学力」研究発表会
昭和62年 6月 人吉二中PTA、県PTA連合会より団体表彰
  7月 三綱領「自主・明朗・協同」正門に設置
  12月 岩石園工事
昭和63年 2月 桜苗木植樹(48本)
  5月 つつじ(60本)植樹高山洋一氏寄贈
    県教育委員会指定「マイタッチ計画による3台導入校の研究」
  7月 野球バックネット工事完了
    県中学校体育連盟夏季大会球磨人吉大会
  12月 クスノキ(40本)植樹
昭和64年 1月 昭和天皇崩御(1月8日より平成と改元)
平成元年 2月 部室竣工(部室16・ミーティング室1・倉庫2他)
    創立40周年記念式典並びに二中跡碑除幕式
  3月 卒業記念及び40周年記念式典庭園工事完了
    運動場北側便所設置工事完了
    岩石園完了地質園製作小島博教諭
平成2年 8月 運動場国旗掲揚台工事完了
  4月 第12代校長熊谷明志着任
  9月 第45回県民体育祭開会式
  12月 西側非常階段新設工事
    パソコン教室(LL教室)空調工事及びパソコン20台導入
平成3年 4月 第13代校長前田昭親着任
平成4年 4月 テニスコート3面整備
平成6年 2月 卒業記念植樹(桜2本)
平成7年 4月 第14代校長上谷洋一着任
  9月 頭髪自由化
  10月 熊本県中学校国語教育研究会
平成8年 2月 焼却炉2基設置
平成9年 4月 第15代校長宮川勝之着任
平成10年 3月 野球場・ソフトボールグラウンド改修工事完了
  8月 学校創立50周年記念事業「ウッチャンと語る会」開催
    卒業生内村光良氏来校同氏より50周年記念事業費の寄付
  11月 50周年記念事業三綱領石碑建立・友愛広場造成・正門外灯設置
    「ウッチャンの灯」完成・玄関整備(3月終了)
    学校創立50周年記念式典開催
平成11年 6月 視聴覚室空調設備整備
  7月 給食室シャッター設置
  9月 第54回国民体育大会夏季大会開幕
  12月 ハナミズキ植樹(10本)市より寄贈
平成12年 3月 正門西側フェンス一部改修
  4月 第16代校長東文明着任
  5月 「心の教室相談員」配置
    熊本県肥後っ子心サポート推進事業体験学習研究推進校
  9月 二中校区少年心サポートネットワーク会議の開催
平成13年 1月 テニスコートフェンス一部改修
  2月 体育館床改修工事完了
  3月 テニスコート改修工事完了
  6月 「総合的な学習の時間」授業開始
  8月 全国高校総合体育大会女子バレーボール練習会場
  9月 プール改修工事完了
  11月 室内防犯装置設置
平成14年 2月 正門前及び体育館下などの校内舗装工事完了
  8月 全学年の生徒用机・椅子入れ替え
  9月 外壁塗装工事完了
平成15年 1月 西側フェンス工事完了
  4月 第17代校長定政節夫着任
  5月 県指定学力充実研究推進校(~平成16年度)
平成16年 2月 運動場つつじ植栽
  3月 体育館用スピーカー交換
    玄関横花壇整備(平成15年度卒業生寄贈)
  5月 柔道場畳新調
  6月 柔道場床張り替え
  10月 台風23号接近による臨時休業、県指定学力充実研究発表会を延期
  11月 県指定学力充実研究発表会開催柿塚純男県教育長来校
平成17年 3月 特殊学級教室を1教室から2教室に改修(聴覚障がい学級新設)
  4月 第18代校長井上幸典着任
  5月 県ボランティア活動普及事業協力校指定(~平成19年度)
  7月 正門前に駐輪場設置
  8月 全日本中学陸上大会出場(女子200m)
    男子小便器改修
平成18年 2月 体育館屋根の改修
  3月 グラウンド西側土手補修
  11月 武道場の玄関及び南北の開き戸改修
平成19年 3月 特殊学級教室を2教室から3教室に改修(情緒障害学級新設)
  4月 第19代校長小田定則着任
平成20年 10月 ジュニアオリンピック全国大会出場(男子400m)
  11月 学校創立60周年記念式典開催
平成21年 8月 全国中学校体育大会剣道大会開催(スポーツパレス本会場,本校練習会場)
  11月 熊本県中学校総合体育大会駅伝大会優勝
  12月 九州中学校駅伝競走大会出場4位(西都市)
  12月 全国中学校駅伝競走大会出場17位(山口市)
平成22年 3月 全国教育美術展特選
    普通教室に有線LAN端子設置
  5月 人吉市教職員用パソコン運用開始
  6月 生徒用タブレットパソコン40台導入
  8月 校舎耐震補強完了
    全教室に冷暖房設備設置
  9月 普通教室用無線LANアクセスポイント設置
平成23年 4月 第20代校長瓜生貴士着任
  8月 全国中学校陸上競技選手権大会出場(共通男子3000m)
  11月 学習成果発表会を「二中祭」と改称
平成24年 3月 生徒用タブレットパソコン120台、二中校区内3小学校より移管
  4月 第21代校長中村裕実着任
  7月 熊本県中学校総合体育大会野球優勝、九州大会出場
  8月 全国中学校陸上競技選手権大会出場(共通男子800m・共通女子4×100mリレー)
  10月 ジュニアオリンピック全国大会出場(1年男子1500m)
平成25年 2月 天井扇の設置
  6月 道徳公開授業実施
  7月 土曜授業(家庭教育講演会)実施
平成26年 4月 第22代校長谷水悟着任
  5月 生徒用パソコン40台イクストライド寄贈
  10月 校旗副旗作製(本校同窓会から寄贈)
平成26年 10月 ジュニアオリンピック全国大会出場(共通男子3000m)
平成27年 8月 全国中学校陸上競技選手権大会出場(共通男子800m)
  10月 ジュニアオリンピック全国大会出場(走り幅跳び4位)
平成28年 4月 第23代校長毎床三喜男着任
  8月 全国中学校陸上競技選手権大会出場(共通男子1500m・共通女子走り幅跳び)
  10月 ジュニアオリンピック全国大会出場(女子B走り幅跳び)
  10月 熊本県中学校数学教育研究大会開催
平成29年 2月 熊本県中学校新人サッカー大会優勝、九州大会出場
  7月 熊本県中学校総合体育大会サッカー競技大会出場優勝
  8月 第48回九州中学校サッカー競技大会出場3位
  8月 全国中学校陸上競技選手権大会出場(共通男子1500m・共通女子走り幅跳び)
  8月 第48回全国中学校サッカー競技大会出場ベスト16(山鹿市・菊陽町)
平成30年 7月 熊本県中学校総合体育大会柔道競技大会個人戦女子優勝、九州大会出場(3位)
  7月 熊本県中学校総合体育大会新体操競技大会優勝、九州大会出場
  11月 学校創立70周年記念式典・二中祭開催(天音みひろさん講話・公演)
  12月 学校創立70周年記念校舎・人文字撮影(本校同窓会から撮影パネル寄贈)
平成31年 2月 熊本県中学校新人サッカー大会準優勝、九州大会出場
  4月 第24第校長白濱雄志着任
  5月 第70回体育大会開催
令和2年 3月 新型コロナウイルス感染拡大予防のため臨時休校
  4月 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため臨時休業(R3.4.13~5.31)
  7月 令和2年7月豪雨、体育館に避難所開設(R3.7.4~10.26)
令和3年 2月 生徒用タブレット端末430台設置
  3月 法面崩土災害復旧工事竣工(テニスコート東側法面)
  3月 床改修工事竣工(1階前半更衣室、少人数教室)
  4月 第25代校長 渕田 尚史 着任
  5月 東京オリンピック聖火リレー(吹奏楽部参加)
  7月 熊本県吹奏楽コンクールBパート金賞受賞
令和4年 2月 校内放送設備改修工事竣工